今日のシネマ
2015年 韓国
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ヒマラヤ8000メートル級14峰の登頂に成功した、
実在の登山家オム・ホンギルと仲間たちの軌跡を描いた山岳ドラマ。
引退した登山家オム・ホンギルのもとに、
ヒマラヤ4座をともに登頂した後輩ムテクが悪天候のため、
下山中に遭難死したとの報せが入った。
誰もが地上8750メートルでの遺体回収を諦める中、
ホンギルはかつての仲間たちを集め「ヒューマン遠征隊」を結成し、
エベレスト山頂付近に眠る仲間の亡骸を探すため、
記録に残ることはない過酷な遠征に挑む。(映画comより)
辛い話であるはずなのにフライヤー↑ のこのみんなの笑顔・・・
悲しい、辛い、だけで終わらせない・・
韓国映画のそういうとこ嫌いじゃありません
でも、
これがもしフィクションならば、感動した!良かった!
で、終わることができるのですが
実話、しかも山の話となるとやっぱり色々考えてしまうのです
事実と脚色の境目がわからないだけに・・
前半はユーモアを交えて飽きさせません
ホンギルに鍛えられた後輩ムテクの成長が見所です
後半、引退したホンギルがムテクの遭難を知り、
昔の仲間を集めて彼の遺体を捜すために雪山に入るのですが
これがもう、凄まじい・・
気持ちはわかるけど、ちょっと彼の態度に引いてしまう場面もありました
ホンギル は 『国際市場で会いましょう』の ファン・ジョンミン
ムテクは チョン・ウ
他に、チョ・ソンハ 、キム・イングォン 、チョン・ユミ など
ちょっとだけ山歩きを嗜む一人として
やっぱり山に向かうってことは、ある程度の覚悟がいるってことです
危険が隣り合わせの場所に ”自ら” 入っていくってことは
自分はともかく、家族のこととか 周りのことを
しっかり考えて行動しないといけないよね って・・
山の難易度と関係なく、改めてちょっと考えたりしました
家族で北アルプスに泊まりで行ったりしていた時、
留守番のお義母さんは いつも私たち以上に緊張していました
明るく送り出してはくれませんでした
「山に行こうと思う」 と切り出す度に
表情が硬くなるお義母さんの顔、今でもすぐに思い浮かびます
帰ってくるまで気が気じゃなかっただろうな・・
こういう映画を観ると、その時のお義母さんの気持ちがわかります
心配かけていたよね・・今更ながらごめんなさい