今日のシネマ
2019年 日本
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山中の炭焼き窯で備長炭の職人として生計を立てている紘の前に元自衛官の瑛介が現れた。
突然故郷に帰ってきた瑛介から紘は
「こんなこと、ひとりでやってきたのか」と驚かれるが、
紘自身は深い考えもなく単に父親の仕事を継ぎ、
ただやり過ごしてきたに過ぎなかった。
同級生の光彦には妻・初乃に任せきりの息子への無関心を指摘され、
仕事のみならず、反抗期である息子の明にすら無関心だった自分に気づかされる。
やがて、瑛介が抱える過去を知った紘は、仕事、そして家族と真剣に向き合う決意をする
(映画comより)
3人の男たちがいます
地元で炭を焼きながら妻、息子と暮らす紘(稲垣吾郎)
いつも紘を陰で支えている光彦(渋川清彦)
突然里に戻ってきた瑛介(長谷川博己)
40を前に久々に揃った幼なじみの回顧や葛藤が描かれていますが、
今後の人生を考えるきっかけになったのが瑛介の予期せぬ帰還・・
仕事を辞め、家族と別れて前触れもなく戻ってきた瑛介が
地元で地道に過ごしてきた2人に刺激を与えます
個々のキャラクターをとても丁寧に描いているので
少し見ていれば彼らがどんな性格の人間なのかわかってきます
うまく均整を取っていたのは光彦かな
そして、私のイチオシは、紘の妻を演じた 池脇千鶴
好演でしたね~
本当に、紘とその土地で何年も生きてきた初乃そのものでした
明日は何が起きるかわからない人生・・・
あっという間に過ぎていく日常
大切に生きなければ、と ジワジワ心に染みてくる作品でした