やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

親にほめてほしいこと

2016年07月13日 | 日記(息子・小5)

昨日は、通常学級の先生との懇談がありました。

 

「電話でよくお話しているので、これといったお話はないのですが・・・」

と、先生がおっしゃるとおり、特別なお話はありませんでした。

 

毎回、懇談のときには、「嬉しかったこと」「良く遊ぶ友達」「休み時間の過ごし方」「親にほめてほしいこと」など、子ども達が1学期間を振り返って書き込んだプリントを見せてもらうのですが、

嬉しかったことは、「先生に補助してもらいながら、鉄棒を回れたこと」

親にほめてほしいことは、「苦手な水泳を休まずがんばったこと」

と、書いていました。

 

泳げない息子は水泳が不安の原因にもなり、大変だった毎日を思い出して、「本当によく頑張った」と、涙が出そうになりました。

休まず通わせたことが、「頑張れた!」と、息子の中で小さな自信になっていることが嬉しいです。

結局、息子は泳げないままなので、夏休みに4日間、特別水泳教室に参加しなければなりません。

が、担任の先生も担当になっているらしく、しっかりサポートしてくれるようで心強いです。

 

息子の担任の先生への信頼が厚いことは、息子の言葉からも知っていましたが、毎日、自分からサッカーの話を聞いてもらいに行っているようです。

サッカーについてもこだわりの強い息子ですが、「先生は、こう思うで。」と言うと、ちょっと驚いたように、でも、「そういうのも、ありなんか!」というようなびっくりしたようなほっとしたような、そんな表情をすることがあるそうです。

 

「僕もサッカーが好きで、本当に良かったです。サッカーのことを話題にしながら、色んなことを伝えていけたら…と、思っています。」

先生は、そうおっしゃってくださいました。

 

時々トラブルを起こしてしまうので、心配していたクラスメートとの関係ですが、楽しそうに友達と喋っているというか、ふざけて調子に乗り過ぎて注意されることもあるようです。

臨海学校では、息子は砂浜でのレクレーションを担当したのですが、班のみんなと企画を練った「デカパンフラッグ」が大いに盛り上がってみんなで楽しめたので、息子の自信になっているだろうということでした。

 

あと1週間もすれば、長い長い夏休みが始まります。

塾や習い事は、まだまだ怖くて通わせられません。

遊びにも行かなくなってしまったので、一日中、息子と二人でまったり暮らすことになるのでしょうか。

 

何かいい息抜きを探さなくては・・・。

 


毎朝が闘い

2016年07月06日 | 日記(息子・小5)

昨日の朝も、息子は、学校に行くのが辛そうで、30分程遅れて登校しました。

不安がきつそうなので、リスパダール内服液を服用させ、念のため学校にも連絡しました。

 

担任の先生が午前中所用で休暇だったため、通級の先生にお伝えすると、

「代わりに授業に入る先生や学年の先生みんなで見守るようにします。

調子が悪そうだったら薬を飲ませ、通級教室で学習した方がいいようだったらそうしますので、ご了承いただけますか。」

とのことでした。

 

学校から帰って来た息子は、暑さのせいもあってかなり疲れていて、その日のサッカースクールは欠席することになりました。

 

夕方、担任の先生からお電話をいただきました。

「午後からの授業はいつもと変りなく過ごしていて、午前中も、代わりの先生からは、問題なく普段通りで、給食当番も頑張っていた、と聞いています。」

とのことでした。

 

それから、前日のメンタルクリニックの話をお伝えしました。

 

「私が、〇〇の不安が病的で、他の友達に迷惑をかけるぐらいなら、水泳の授業を休ませた方がいいのではないか、と悩んでいることをお話したら、『臨海学校で頑張り過ぎたのかな・・・今の状況でどうした方がいいというのは難しいので、もう少し様子を見させてください。』と、いうことでした。

『当面は、薬で不安を落ち着かせながら、些細なことでもいいので、成功体験を積み重ねるようにしてあげてください。』と、言われました。」

 

「先日のプールのあった日に、〇〇は、『(自分のことを)笑う子はおらんかった。泳ぎ方を教えてくれたり、『頑張れ』って、応援してくれた。』と、言っていました。 

学校へ行けた、プールに入れた、そういうことが小さな成功体験となっているみたいですし、『今のクラスは楽しい』とも言っているので、毎朝、不安との闘いはあるけれども、それを継続させることが回復に繋がっていくのかな、と思っています。」

 

とはいえ、周りに迷惑をかけるような事態に陥ってしまうと、〇〇も辛いし、周りの子も〇〇から離れていってしまうでしょう。

そういうことが続くようなら、それほど追い詰められているということでもあり、「休ませる」ことも必要になってくるのかもしれません。

 

「〇〇君が安心して学校で過ごせるように、学校の方でも気を付けて見守っていきたいと思います。

笑顔で友達と楽しそうに話をしているときもあって、そんなときは、私もほっとして見ているのですが・・・。

時間はかかるかもしれませんが、こうやってお母さんと情報をやりとりしながらやっていければと思いますので、よろしくお願いします。」

先生は、そう仰ってくださいました。

 

担任の先生が息子を温かく見守っていてくれているので、色んなことをやらかしながらも、息子のことをクラスの一員として、クラスのみんなが温かく受け入れてくれているのかもしれません。

 

私も、頑張ろう そう思いました。


まさかのパニック状態

2016年07月01日 | 日記(息子・小5)

臨海学校の次の日、息子は、学校でまさかのパニック状態になってしまいました。

 

臨海学校から帰って来た息子は、2日後のプールのことを不安に思って、すでに調子が悪そうでした。

一晩ぐっすり寝てもまだしんどそうで、その日は、リスパダールを飲ませて登校させました。

まだ疲れが残っているせいだと思い、薬を飲ませたことで安心して、担任の先生にも連絡しませんでした。

それなのに、登校後すぐに事件は起こりました。

 

今、ヨーロッパでは、「UEFA ユーロ2016」という大きなサッカーの大会が行われています。

日本との時差で、真夜中過ぎから朝方の試合になるので、息子は、学校から帰ってきて観戦するのを楽しみにしていました。

ところが、教室で友達がその試合の話をしていて、息子は試合の結果を知ってしまうことになりました。

 

ただそれだけのことなのですが、結果を知らずにライブのようにドキドキしながら試合を観たいと思っていた息子は、その試合の話をしていた友達に突然襲い掛かったらしいのです

 

ユーロの話をしていただけで、突然すごい剣幕で息子が怒ってきて、その友達はびっくりしたことでしょう。

そこら中を逃げ回り、廊下や違うクラスにまで逃げこみ、5年生の教室は大騒ぎになりました。

先生が駆けつけ、パニック状態だった息子は、別室へ連れて行かれました。

リスパダールを服用し、1時間目は通級教室でクールダウンさせてもらったようです。

 

先生からお電話をいただき、私は、申し訳なさと切なさでいっぱいになりました。

どうして・・・!?

 

疲れているから?

プールのことが不安で、余裕がなくなっているから?

試合を観る前に、結果を知りたくないというこだわりが強すぎるから?(このこだわりは、主人にも強くあります)

これも、易刺激性によるものなのでしょうか。。。

 

登校前に薬を飲ませたものの、前日は息子が眠り込んでしまったので、夜に服用するはずのレクサプロやリスパダールは飲ませることが出来ませんでした。

そうしたことも関係しているのでしょうか?

 

「気が付いたら、追いかけていた。」と、いう息子。

「もし、追いついていたら、どうしてたの?」と、聞くと、

「押し倒して、殴ってたと思う。」と。

 

「暴力はあかんやろ!『できるだけ、そういうことはやめとこうって思ってる』って、日記に書いてたやん。」

「思ってるよ。思ってるけど、そうなってしまったんや。

それに、こっちかって、暴力振るわれてるもん!」

 

「いつ? そんなときは、先生に言った?」

「言ってない。」

「その子に、『やめて』って、はっきり言った?」

「言った。」

「暴力振るわれて、〇〇は嫌じゃなかった? 自分がされて嫌なことを、人にしたらあかんで!」

 

息子の話にちらっと浮かんだのが、4年生時の担任の先生から聞いた

「遊びらしいけど、〇〇君一人対その他大勢で、〇〇君を攻撃している遊びをしていたので、そんな遊びはおかしいと注意しました。」という言葉。

〇〇も楽しそうにしていたと言われたけど、心の中では、嫌がっていたのかもしれません。

 

臨海学校の疲れも影響しているのか分かりませんが、一番の原因がプールに対する不安なら、サッカーのようにプールもやめさせた方がいいのでしょうか。

そんなことをしたら、息子が不安に思うことは、何もできなくなりそうで心配だし、そもそも全ての不安や緊張を取り除くことなんて出来ません。

けれど、息子のせいで他の子が傷付いたりすることは、あってはならないことなのです

 

息子は、担任の先生に諭され、ちゃんと友達に謝って許してもらえたそうです。

「〇〇がサッカーで観てるのは、結果じゃない、内容やろ!」と、先生に言われ、

「5年生で、(サッカーの)戦術が立てられるなんてすごい!」とも、言ってもらえたそうです。

 

先生が、頭ごなしに怒らず、息子の自尊心を守ろうとしてくださっていることがありがたいです

 


今度の不安は「プール」

2016年06月30日 | 日記(息子・小5)

昨日、林間学校から帰って来た息子の第一声は、

「金曜のプール、どうしょう・・・。」でした。

 

息子にとっては、「プール」も不安材料の一つです。

でも、なぜ、今? 「ただいま~」ではなく・・・。

 

私にしたら、まずは臨海学校の話を聞きたいのに、息子の頭の中は、明後日のプールに対する不安でいっぱいのようです。

「あ~」とか、「あかん、あかん・・・」と言いながら、私にハグしにくるのです。

 

土砂降りの中を帰って来たので、とりあえずお風呂に入らせ、

「後片付けまで、臨海学校やからな。洗濯物出してよ!」

と、カバンから洗濯物などを出すように促しましたが、

「ちょっと待って! あかんねん。今は無理やねん・・・。」

と、泣きそうな顔をしています。

 

「プールは明後日やろ。今から心配してもしゃ~ないやん!

それより、臨海のこと教えてよ。何が一番楽しかった?」

「カヌー。」

「いかだは?」

「8人で乗った。チューブがしぼんできて、沈みそうで怖かった。」

 

行きも帰りも、土砂降りの中をバスに乗っていましたが、淡輪では、小雨が降る程度で時々日が差すこともあったそうです。

昨夜のキャンプファイヤーも無事に行い、息子達は、奇跡的に全プログラムを体験して帰ってきました

青い空、眩しい海!とはいきませんでしたが、照りつける暑さもなく、カヌーやいかだに乗るには、ちょうどいいお天気だったのかもしれません。

 

息子から臨海学校の話を聞き出せたのは、それだけです。

「あ~」とか「うぉ~」とか言いながらぐずぐずしているので、私は用事をしながら無視していると、荷物を片付けもせずに2階に上がってしまいました。

しばらく叫び声が聞こえてましたが、静かになったので見に行くと、寝室で眠ってしまっていました。

 

まだ夕方の5時半。

深い深い眠りに落ちて、夕食時に何度も声をかけましたが起きる様子もなく、そのまま朝まで眠り続けました。

 

よっぽど疲れたんやね。

よく頑張ってきたね。。。

 

こちらは、何かあったら淡輪まで行く覚悟で待っていましたが、先生からの連絡はなく、不穏時に飲むためのリスパダールも一つも服用せずに持って帰ってきました。

 

友達と一緒に楽しく頑張ってきたのでしょうが、多分、たくさんの無理をしてきたのだと思います。

家に帰って来て、溜まったもやもやが溢れだしてしまったのでしょうか。

 

ぐっすり寝て、元気になって・・・と、思っていましたが、翌朝起きた息子は、

「明日、プールある・・・。」と、やっぱり不安な様子

 

食事も着替えもなかなか進まず、ハグばっかりしにくる息子に、

「今日は、プールないから、今から心配せんでもええやん。」と、薬を飲ませ、

「友達に会ったら、元気になるよ!」と、送り出します。

 

いったい、いつまで続くのでしょう。。。

 


臨海学校、無事に楽しんでいますように!

2016年06月28日 | 日記(息子・小5)

今日、息子達5年生は、臨海学校で淡輪へと出発しました。

梅雨の真っ只中らしいあいにくのお天気ですが、携帯に届くリアルタイム情報によると、昼過ぎには雨が上がり、砂浜レクレーションもカヌー体験も無事に行うことが出来たようです。

さすがに、キャンプファイヤーは無理そうです。

屋内で行うキャンドルサービスで、ろうそくの炎を囲みながら歌を歌ったりしているのでしょうか。

 

ただただ、無事に、良い体験が出来ますように。

笑顔で帰って来てくれますように・・・。

 

臨海学校では、活動用、夜用、次の日用、と着替えだけで何種類もあって、息子は混乱して荷物の準備に手間取っていたので、袋分けしてビニールテープを貼り、いつ、どんな時に使うか表示して持たせました。

準備も、朝の送り出しも大変だったけど、今は、ただただ祈るばかりです。

 

息子の臨海学校中ですが、通級の先生との懇談がありました。

息子の朝の大変な様子、けれども、学校に着く頃には調子が良くなっているようなので、頑張って送り出しているという話をすると、今日、ちょうど登校中に先生と息子が出合わせたらしいです。

通級での様子と違って、話しかけても返事がなく、息子の表情が硬かったようなのですが、その後、臨海学校の出発式で見かけた息子は、友達とものすごく楽しそうにしていたと教えてくれました。

普段もきっとそんな感じなのでしょうか・・・。

 

息子の朝の様子が心配なとき、担任の先生にはよく連絡しているのですが、学校での息子の様子が問題ないようなので、通級の先生にまでは伝わっていなかったようでした

薬のことも伝わっていないようです。

 

「児童精神科の先生は、学校側でどういうサポートをしたらいいか、何かおっしゃっていましたか?」

と、聞かれ、薬のことを説明しました。

薬の服用により不安を抑え、普通に日常生活が送れるようになると、自信も付いていく。自信が戻ってくれば、いずれ薬は必要なくなる・・・と、いうことなので、先生から見て、不安そうなときに薬を飲むように声をかけていただいたり、〇〇自身がちょっと変だ、薬を飲んだ方がいいと思ったときにも、先生に一声をかけてから飲むように言っているので、そうした薬の服用のサポートをお願いしています。

 

「それと、薬を飲んでも、あるいは、薬を飲むほどではなくても、なんか調子が悪くて落ち着かないときは、先生に言って、保健室か通級教室で気持ちを落ち着かせたらいいよ・・・って、〇〇に言っているんです。」

と、私が言うと、

「保健室は色んな人が出入りするから、ここ(通級教室)の方が締め切ると個室状態にもなるので、気持ちを落ち着かせられると思います。通級に通っている子は、そのためにも、よくここに来ているのですが、〇〇君は、通級の時間以外には来たことがありませんね。」

「多分、通級の時間以外には行こうと思わないんです。」

「〇〇君の場合、そういう状況になったときに、自分からここに来るのはちょと難しいかもしれませんね。

調子が悪いと連絡をいただいたときには、担任と私が連携をとるようにして、〇〇君がここに来やすい状況を作っていきたいと思います。」

 

授業は受けなければならないものだと思っているので、例外で一人だけ通級教室に行くことは、息子にとっては許せないことかもしれません。

でも、調子が悪いときは、無理をしないで、頑張り過ぎないで、心を落ち着かせてほしいです。

そういう場所があることを、そこを使っていいことを知っておいてほしいと思います。

 

サッカーを通して色んなことに意欲的になり、自分からサッカークラブに入部したいと言うまでになった息子。

通級の先生も、私自身も、サッカークラブに付いていけるかなぁ・・・という多少の不安はありましたが、こんなに早く、ここまで大変な状況になるとは思ってもみませんでした。

通級の時間にも、息子が話すことといえばサッカーのことばっかりだったのに、今では全く話に出てこないそうです。

サッカーがらみの小説を読んだり、ボールを蹴ってトレーニングしたり・・・そういうことも全てなくなりました。

 

息子の中にあった自信が粉々に打ち砕かれてしまって、サッカー以外の他のことにしても、普段の学校生活でさえも、うまくいかなかったらどうしよう・・・という不安が息子を苦しめ続けているのでしょう。

また一から、息子の自信を育てていくしかありません。

 

今頃、息子は何をしているのでしょうか。

ハグしにきたり、まとわりつかれてしんどくてたまらなかったのに、息子がいないと寂しくてたまりません。

早く明日になって、息子の元気な顔が見たいです。

 


朝最悪、学校普通、帰ってからは最高~!

2016年06月25日 | 日記(息子・小5)

昨日の朝も、息子は調子が悪くて、学校へ行く時間の20分程前からぐずぐず言い始め、家を出る7時35分になっても、なかなか出発できそうな状況ではありませんでした。

 

「あかんねん・・・。」

と、泣きそうな顔で私に訴えます。

胸が苦しくなるのか、それとも気分を落ち着かせようとしているのか、「は~、は~」と、苦しそうに息をして、何度もハグしにくるのです。

 

「お薬飲んでいく?」と、聞くと、頷くので、リスパダールを服用させました。

「だんだん気持ちが落ち着いてくるから、だいじょうぶだよ。」

と、言い聞かせたものの、まだまだ不安そうです。

指の拘縮予防の訓練で使うグッズをにぎにぎすると、息子はストレス軽減になるみたいなので、それを持たせて登校させました。

 

7時55分。20分オーバーです。

担任の先生に、調子が悪くて薬を飲ませていること、ストレス解消グッズを持たせて登校させたことを連絡しました。

 

そして・・・。

 

学校から帰って来た息子は、すこぶるご機嫌でした。

帰ってくるなり、まずハグをしにくるのですが、学校での様子を聞いたところ問題がなかったようです。

「朝、あんなに調子が悪かったのにね。」と、私が言うと、

「朝最悪、学校普通、帰ってからは最高~!」と、息子は言いました。

 

連休前の金曜日なので、その日に宿題を済ませなくてもいいことになっているせいかもしれませんが、おやつを食べたり、ゲームをしたり、楽しそうに過ごしていました。

 

学校の先生からの報告でも、学校に着くころには気持ちが切り替わっていたのか、授業の始まる前から友達と楽しそうに話をしていたそうです。

眠そうにしたりとか薬の副作用もなく、学校へ来る前に調子が悪かったことが信じられないくらい、一日を通して元気に過ごしていたようです。

「学校に来た方が帰ってからも楽しく過ごせるので、朝が大変でも、背中を押して送り出してあげてください。」とのことでした。

 

学校で、本人も無理と気付かずに無理をしているから、朝、調子が悪いのではないか・・・とも、心配していたのですが、学校へ行けたことで息子の気持ちも安定するようです。

 

息子に劣らず、朝が憂鬱になっている私ですが、負けずに頑張って送り出そうと思います。


息子の朝と学校と薬

2016年06月16日 | 日記(息子・小5)

息子は、朝、学校へ行く前に、特に不安が大きくなってしまうようです。

 

今朝も、何度もハグしにきて、いざ学校へ行く時間になっても、私の手を握ったまま。

緊張を解こうとしているのか、何度も大きく呼吸をしていて、思わず、「学校、お休みする?」と、言ってしまいたくなるほどです。

玄関でもう一度ハグして、ハイタッチして、「行ってらっしゃい!」と、大きく声をかけなんとか送り出します。

息子は、「行ってきます!」と、何度も私の顔を見ながら玄関を出て行きます。

 

火曜日、息子を送り出してから、メンタルクリニックでの話を担任の先生に電話でお伝えしました。

そして、試しにリスパダール内服液と水(この薬は後味が悪いので、息子はすぐに水を飲みます。水筒のお茶は薬の成分が変わってしまうため一緒に飲めません。)を持たせているので、様子がおかしかったりしんどそうなときに、先生から薬を飲むよう、声をかけていただくようお願いしました。

それで様子を見て、1週間後にもう一度病院に行くことになっているため、しばらくの間、放課後に学校での息子の様子を連絡していただくことになりました。

 

その日、息子は、元気に学校から帰ってきました。

けれど、話を聞いてみると、4時間目に気持ちがしんどくなって我慢が出来なくなり、給食の前に自分で薬を飲んだようです

 

「お薬飲んで、どうやった? しんどいの治った?」と、私が聞くと、

「治った。」

「眠くなったり、だるくなったりはせえへんかった?」

「せえへん。元気になった。」

 

自分で勝手に薬を飲んだことにはびっくりしましたが、調子は良さそうです。

その日はサッカースクールだったので、着替えて、自らスクールへと出発しました。  

 

その後にかかってきた担任の先生からの電話では、息子は、特に問題なく過ごしていたようで、朝の始業時間前から友達と楽しそうに話をしていたということでした。

 

「朝は、なかなか学校に行きたがらなくて、このまま不登校になってしまうのではないかと不安に思いながら送り出しているんです。学校に着くと元気にしているんですね。」

と、私が言うと、先生はびっくりしたように、

「朝から友達と楽しそうに話していましたよ。

なので、このままお母さんが背中を押して、学校に登校させてあげてください。」

と、おっしゃいました。

 

不安は不安でも、もしかすると、私との「分離不安」が出ているのでしょうか。。。

 

学校での息子は調子が良さそうだったようで、先生は、息子が薬を飲んでいたことを知りませんでした。

調子が悪くなったという4時間目も、先生から見て普段と変わった様子はなかったということです。

薬を飲んだ後の授業も、眠そうにしたり、ぼ~っとした様子もなかったようです。

 

「調子が悪いのを感じて、自分で薬を飲めるということは、〇〇君の成長の証でもあるのかな、と、思います。」

と、先生はおっしゃいましたが、息子が薬を飲むことに対して、私は少し不安を感じました。

安易に薬に頼ることを覚えて、依存してしまわないかと心配になったのです。

息子に、きちんと「薬」の話をしなければならないと思いました。

 

『薬を飲んだら先生から連絡がくるようになっているので、〇〇が自分で薬を飲もうと思ったときにも、必ず先生に一声かけるように』と、言おうと思っています。

薬は、使い方を間違えると怖いものになるということと、〇〇はまだ子どもなので、大人の人に声をかけないといけないということを教えたいと思いますので、お手数をおかけしますがよろしくお願いします。」

と、お願いしました。

 

まだ子どもである息子にとって、薬に対する親の態度は重要です。

必要以上に恐れることはないけど、必要最低限に正しく服用する大切さ、勝手に飲まない、安易に飲まないことを教えていきたいと思います。


本当ですか!?

2016年06月12日 | 日記(息子・小5)

先日、息子のクラスは家庭科で「玉結び・玉止め」を習うことになり、私も学習サポートボランティアとして授業に参加させていただきました。

息子の班を担当させていただき、先生が前で見本を見せてご指導された後に、4人の子ども達の実習に付き添わせていただきました。

 

子ども達のほとんどが裁縫は初めてで、玉結びのコツをつかめずに文字通りの悪戦苦闘。

糸をよりながら親指を動かすことがなかなか難しく、見本を見せてもぽかんとした表情をしていて、出来たときには、「お~っ!」と、感嘆の声が上がりました。

玉止めも同様、不格好でも自分で玉止めが出来ると、まるで手品が成功したかのように喜んでくれ、その様子がかわいくて、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

あっという間の時間でしたが、息子を含め班のみんなが練習用の布に玉止めをいくつか作ることが出来ました。

 

楽しそうに授業を受けていた息子に安心していたのですが、その日帰って来た息子は、なぜかとても調子が悪そうでした。

5時限目から変な気持ちになって、体がだるくてやる気が出ないのだそうです。

はじめは、暑いので熱中症にでもなったのかな・・・と、思いましたが、どうやら違うようです。

何だか分からないけど、何も考えられなくて、ぼ~っとしてしまうのだそうです。

結局、宿題も出来ず、時間割も合わせられず、その日は寝ました。

 

明くる朝になっても、やはり元気がなくてぼ~っとしたまま。

おでこを触っても、全然熱があるわけでもないのに、

「ほんまに熱ない~?」と、聞いてきます。

 

学校で、何かあったのかな?

少し不安でしたが、通級がある日だったので、なんとか登校させました。

 

その後、担任と連絡を取り、息子の様子が少しおかしいことを伝えました。

通級の先生にもお伝えしていただき、意識して、息子を見ていただくようお願いしました。

学校での様子や、通級の時間にじっくり息子の話を聞いて、放課後にその報告をしてくださることになりました。

 

その日の夕方、担任と通級の先生から電話がありました。

まず、学校での様子ですが、理科で、メダカの卵を顕微鏡で見る授業があったそうです。

このときも班活動で、同じ班の◇君が顕微鏡で見ていたところ、息子が何度か「代わって!」「俺にも見せて!」と、催促していたそうです。

◇君が黙って顕微鏡を見続けていたので、息子は、突然、◇君の首を絞めてしまったそうなのです。

 

「えっ! 本当ですか!?」

 

◇君は、家庭科の時間に、息子の隣で玉結びに悪戦苦闘していた男の子です。

学校から帰ってきてからも、よく公園で一緒に遊んでいる友達です。

 

大事には至りませんでしたが、大騒ぎになり、その後、担任の先生との個人指導となりました。

「首を絞めようなんて、思ってなかった」「気が付いたら、首を絞めていた」

と、息子は言ったそうです。

どういう状況だったか、どんな強さで首を絞めてしまったのかも、全く記憶がないそうなのです。

 

ちょっとふざけて・・・とかではなく、無意識のうちに首を絞めてしまったなんて、そのことについても、「本当ですか!?」と、信じられない気持ちです。

 

◇君には謝って許してもらえたということですが、担任の先生が、指導の折に、

「今日はちょっと調子悪そうやけど、何か気になることとか、心配なことあるか?」

と、聞いてくださったそうです。

 

「ママにも『何かあった?』って聞かれたけど、何も思いつかない。でも、昨日からしんどくて、何も考えられへん。」

「ゲームで、確認するのを忘れたまま終わってしまったときは、次の日、学校でもそのことばかり考えてしまう。」

「何でも、『だいじょうぶかな』って、心配になってしまう。」

と、いうようなことを、息子は言っていたそうです。

 

その後、通級の授業でも、ストレスチェックシートを取り入れながら、息子の話を聞いてくださいました。

その上で、通級の先生が言うには、

息子がストレスを感じると書いていたのは、

「サッカークラブの練習のとき」

「ほんの少しのことでも確認してしまうとき」

「セレッソ大阪が負けたとき」

だったそうです。

 

また、話すことが苦手な息子ですが、「誰かと話したい気分です」にチェックが入っていたらしく、息子のペースでいっぱい話を聞いてあげてください、ということでした。

 

また、

気になることがあると、そのことで頭がいっぱいになってしんどくなってしまうこと。

ゲームの非現実と現実との境界があいまいになっていて、ゲームの中の事でも割り切ることが出来ずに、ずっと引きずってしまうこと。

無意識のうちに首を絞めてしまうような、衝動的な行動が出ること。

そういう状態であることを児童精神科の先生に相談し、学校でサポートできることがあれば教えてほしい、ということでした。

 

サッカークラブをやめても、息子の不安は続きます。

サッカーは、息子にとってハードルが高くてしんどい状況が著しく現れましたが、まだその後遺症みたいなものが残っているのでしょうか。

それとも、息子の持つ特性上、何かにつけこうした不安を持ち続けることになるのでしょうか。

息子は、何と闘い続けなければならないのでしょうか。。。

 

担任の先生も、通級の先生も、

「何かあったときには、一つ一つ協力しながら乗り越えていきましょう。」

と、おっしゃってくださいました。

 

息子を温かく見守ってくれる人達がいます。 


息子のチャレンジが終わった!

2016年05月22日 | 日記(息子・小5)

昨日は、サッカークラブの日。

息子は、案の定、朝から絶不調。

「だいじょうぶかなぁ?」と、心配そうにしていて、おどおどきょろきょろ、目が泳いでいるようでした。

 

昼食に、マクドナルドのハンバーガーと大好物のポテトを買ったけど、息子は食べられませんでした。

大、大、大好きなポテトまで食べられないなんて、本当にもうこれは、病気なんだなぁ…と、思いました。

  

「29日まで、頑張りたいんやろ?」

と、私が聞くと、

「そう思ってたけど、無理かも・・・。」と。

 

「今日、練習に行って、無理かどうか確かめてみたらいいやん!」

との私の言葉にも、息子は今にも泣き出しそうな顔をしています。

「無理やったら無理でいいんやから。みんなともっとサッカーしてみたいと思うかどうか、〇〇のありのままの気持ちを確かめるだけやから、心配することないよ。」

「無理やったら、どうしたらいいの?」

「コーチに、『無理です』って言ったらいいねん。コーチに、〇〇のこと話してるから。」

 

それでも、息子の不安は治まりません。

「じゃあ、『もう無理や』って思ったら、ママに合図送ってよ。

そしたら、ママがコーチに言うから。」

「ママが言ってくれるの? 合図、見逃せへん? ず~っと見ててくれるの?」

「3~4時間やから、途中でお父ちゃんに代わってもらって休憩するかもしれへんけど、ず~っと見てるよ。」

「どんな合図したらいい?」

「こうやって、手を振るだけで分かるよ。」

私が手を振るジェスチャーをすると、息子は納得しました。

 

2時からの練習に、私もアウトドア用のイスを持って付いていきました。

チームメイトから話しかけられても、強ばって笑顔がない息子。

心ここにあらずのような感じでぼーっとしていて、準備もなかなか進まず、「スパイクはいて~!」「ボールは?」と、声をかけて息子を促しました。

 

3人鬼の鬼ごっこや、ドリブルなしでパスだけのバスケみたいなゲームを、ボールを持ったものは一歩も動いてはいけないというルールでやっていました。

実は、息子、ボールをうまく投げられません。

「投げる」というコツを未だにつかめず、力が入らないみたいで、距離も方向も驚くほど投げることが下手なのです。

なので、息子にボールが渡るとゲームが止まってしまうのですが、それでも、結構な時間を続けるうちに、ボールをもらう動き、周りを見る目を意識して、息子なりに頑張っていました。

 

暑いので頻繁に給水タイムがとられ、そのたびに、息子が「ちゃんと見ててや!」と、確認しにきます。

途中1時間だけ主人に代わってもらい、私達が見守る中、息子は最後まで練習を行うことが出来ました。

一度だけ、手を振って合図を送ってきましたが、「今のは、間違い!」と、自らすぐに取り消しました。

 

3時間の練習が終わり、その後、異学年同士の試合が始まります。

「どう? 明日も練習に来れそう?」

と、私が聞くと、息子は首を横に振りました。

 

よく頑張ったと思います。

笑顔なく、緊張した状態での3時間。

2つのことを同時に行うことが苦手な息子の頭の中に、不安の渦がずっと渦巻いているのです。

傍から見ていると、真剣にやっていないのではないかとも思えるような息子の動き。

「ちゃんと動けよ~!」「頼むわ~!!」

チームメイトから、そういう声が上がるのも無理はないかもしれません。

それでも、「最後まで、よく頑張った!」と、私は本気で思いました。

 

「コーチに話するよ。FCやめたら、もう試合をする機会はなくなっちゃうよ。」

「分かってる。だから、この試合は出るわ!」

そう言って、息子は、6年生との練習試合に臨みました。

 

息子の中で何かが吹っ切れたのか、練習のときより良い動きをしていました。

思いっきり、シュートも放っていました。

 

Tコーチとの話し合いの中で、休部という形をとることになりました。

せっかく入部したのに、ゼロにしてしまうのはもったいない。

息子の頭の中の不安をリセット出来たら、週1回でも月1回でも、本人のペースで参加したらいい。

少しずつ前に進んでいくことも、少年サッカーなら出来る。

Tコーチは、そんな風におっしゃってくださいました。

コーチみんなでサポートしていくから!と。

 

もし、私が、息子の特性をきちんと最初からコーチのみなさんにお伝えしていたら、違う結果になっていたのでしょうか。。。?

 

それは、どうなのか分かりませんが、息子のチャレンジにより、たった2か月の間に、色んなことがあり、色んな思いをして、色んな方々に支えていただき、本当に貴重な経験をさせていただきました。

 

息子は、久々にのんびりした日曜日を過ごしています。

 


3行の思い

2016年05月21日 | 日記(息子・小5)

夜、どんなに前向きに過ごしていても、朝になると、息子は調子が悪くなってしまいます。

「あ~~」とか「うわ~~」と、朝から何度も唸り声をあげ、また、朝食が食べられませんでした。

 

バナナ半分とヨーグルトだけ、なんとか食べさせて、

「学校で楽しかったり、一生懸命勉強頑張ってたら、不安な気持ちを忘れちゃうよ!」

と、ぐずつく息子を送り出しました。

 

昨日は、大腸の内視鏡検査の日。

私も、すぐに出かけなければならないのです。

 

先週までしくしく痛んでいた右下っ腹も、いつの間にか治ってしまいました。

息子の様子がだんだん深刻になってきたので、自分の体や検査のことを気にかける余裕がなく、あっという間の検査当日です。

息子のことがなかったら、「癌が見つかったらどうしよう」とか「検査、嫌だなぁ」と、色々考えてしまって、それはまた憂鬱だっただろうと思いますが。。。

 

3年前は、実際の内視鏡検査に1時間もかからなかったはずなのに、今日は、たっぷり2時間近く。

憩室が増えていたせいもありますが、とても時間がかかりました。

体が冷え切ってしまい、なぜか右半身だけがぶるぶると痙攣のように震えてしまいました。

 

腫瘍やポリープなどはなく、憩室も炎症を起こしていませんでした。

10日前の焼けるような痛みがあったときは、軽い炎症を起こしていたのかもしれないと言われましたが。

夜間に右下腹部が痛むのは、やはりその辺りに憩室が集中しているので、便がぽっこり憩室に入ってしまって、悪い菌が作用してしまうのだろうということでした。

また、子宮が腫れているらしく、腸を圧迫することもあるそうです。

 

先生の話を聞いていると、痛みはこれからも起こりそうですが、とにかく大事がなくて良かったです。

朝9時に病院に入って、4時半の終了だったので、本当に疲れました。

 

その夜、息子の担任の先生から電話がありました。

「5時間目の授業が始まった頃、〇〇君の表情がいつもと違って厳しくなり、辛そうにしているので声をかけたところ、『サッカーのことが頭に浮かんでくる』と、言っていました。フラッシュバックが起きている状態なのでしょうか。」と。

「本人が『だいじょうぶ』というので、そのまま授業を受け続けました。休み時間になる頃には不安が治まったのか、友達と楽しそうにお喋りしていました。」

 

先生の「フラッシュバック」という言葉が、なんだか腑に落ちました。

どんなに本人が前向きに頑張ろうと思っていても、突然それは襲ってきて、やる気や元気を奪ってしまうのです。

 

一昨日の夕方、息子は、家の周りを25周走ってきて、

「何周目と何周目と何周目は全力で走った!」などと、満足そうに私に教えてくれました。

そして、「29日までは、頑張るから!」と、笑顔で話していました。

 

そして、息子が記した交換日記。

 

5/19  29日までは、がんばる!!

   ママは守れてると思う。

   だから今度はママを守るばんや!!

 

息子の3行の思いを抱きしめ、涙があふれました。