昨日、メンタルクリニックに行ってきました。
1週間前に息子の様子を診てもらっているので、今回は私だけの受診です。
息子が傍にいるときには聞きにくい話も、じっくり先生にお聞きすることが出来て良かったです。
まず、息子の1週間の様子をお話しました。
少しずつ落ち着いてきてはいるものの、毎朝、登校前に不安がきつくなってしまうことや、2回だけ学校で調子が悪くなって、薬を服用したこと。
薬を飲んでも、眠気やだるくなったりはしなかったこと。
また、臨海学校には薬を持参して参加し、調子が悪そうなときは、先生から薬を服用するよう声かけしていただくことをお願いしていること。などなど・・・。
「先生、息子がこんなに不安になってしまうのは、広汎性発達障害のせいですか?」
と、私が聞くと、先生は、いつものようににこにこしながら、
「これは、広汎性発達障害の症状ではなく、強迫性障害、不安障害といったものです。
確かに、広汎性発達障害の特性上、発症しやすいということはありますが、強迫性障害、不安障害といったものは、治るものです。」と、答えられました。
この状況が、「治るものです 」という言葉は、私にとって希望です。
「春から薬を減らすつもりだったのに、逆に薬を増やすことになってしまいました。
不安な時に、何度も薬を飲むことで、体に悪い影響が出ないでしょうか?
また、薬に依存してしまうようにはならないでしょうか?」
「薬のせいで、眠くなったり、だるくなったりということはあるかもしれません。
本人が、それに支障を感じなければ、1日に3回ぐらいまでなら飲んでもだいじょうぶです。
薬を飲む目的は、不安をとることです。
それによって日常生活がうまくいけば、小さな成功体験を積み重ねて、自信も戻ってきます。
そうなれば、薬は必要なくなります。」
上手に薬を飲むことが、回復への近道のようです。
普通に日常生活を送れることが、息子にとって大切なことなのです。
「〇〇は、自分は不安が強くて、強迫性障害だから病院に通っていると思っています。
高学年になって、みんなが普通に出来ることが、自分は同じように出来ないことを感じてきているようなので、『広汎性発達障害』であることを、そろそろ告知した方がいいのでしょうか?」
「〇〇君には、まだ早すぎると思います。
告知は、ゆっくりと、時期を見て伝えるようにしましょう。」
確かに、大人の私でも、息子が「広汎性発達障害」であると診断されたとき、どれほど不安に思ったか・・・。
息子が不安でいっぱいの今がその時期ではないことは、私にも分かっていました。
でも、「広汎性発達障害」がありその特性を詳しく告げることで、心の準備が出来たり、生活しやすくなるのではないか…とか、周りの人から中途半端に耳に入るより先に、正しい情報を分かりやすく伝えるべきではないか…などと、いつも心のどこかに告知のことが引っかかっていたのです。
「まだ早すぎる」と言ってもらえたことで、「今は、告知すべきでない」と思い切ることができ、これからは、告知のことは先生と一緒に考えていこうと思いました。
「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠5mg(1/2錠)」に加え、学校に携帯させるリスパダール内服液を処方してもらい、次は、問題が起きなければ、2週間後の予約となりました。