やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

カウンセリングの成果

2019年09月25日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

前回のメンタルクリニックの翌日19日、息子は、久々に登校することが出来ました

5時間目の途中、門の前まで車で送って行って、通級教室に向かう息子の不安が少しでも和らぐように、私はそのままそこで待機していました。

 

運動場では、全校生徒が運動会の応援練習をしていて、明るい元気な声が響いてきました。

車から降りて門の前に立っていた私に、通りすがりの方が、

「子ども達の声はいいですね! 元気が出ますね!」

と、声をかけてくださいました。

 

「そうですね!」

と、会釈を返しながら、私の心はざわざわと揺れました。

あの中に〇〇はいないという現実が、否応なく私の心をかき乱します。

 

「戻れないのかな?」

「戻りたくないのかな?」

「〇〇は、もっと苦しいんやろな。。。」

 

息子は、30分ぐらいで戻って来ました。

通級の先生と、セレッソ大阪の話をしていたそうです。

 

その翌日、ある療育施設に体験に伺いました。

 

ぐるぐる歩き回ったり、大声を上げたりするような問題行動を、脳のトレーニングによって改善していこうという知的・発達障害専門の療育です。

息子にその施設のホームページを見せると、ぐるぐる歩き回りながら、

「これをせんでもよくなるんやったら、どんなけ楽になるか!」

と言うので、体験を申し込むことになりました。

 

当日になると、息子の不安が強くなって行き渋ってはいましたが、なんとか30分の療育を体験することが出来ました。

 

2日連続の外出(メンタルクリニックを入れると3日連続)で疲れが出たのか、三連休はずっと息子の調子が悪く、ばあばと食事の予定もキャンセルすることになりました。

 

そして、連休明けにメンタルクリニック。

この日のカウンセリングは、息子の1時間のみで、私の時間は取ることが出来ませんでした。

 

診察で、息子は、

「調子が悪いときが多かったけど、頑張れたこともたくさんあって、学校に行きました!」

と、力強い声で答えました。

 

「それは、すごいですね!」

 

「他にも、勉強に手を付けたり、ランニングもしました!」

 

「よく頑張りましたね。

お母さんから見て、どうでしょう。」

 

「本当によく頑張っていて、学校に行けたことがすごいと思いました。

頑張っているせいか、朝10時ぐらいに起きているのに、夜9時頃には疲れてきってしまい、お風呂に入れず眠ってしまうこともあります。」

 

「実は、療育を受けてみようと思っているのですが・・・。

ぐるぐる歩き回ったり、大声をあげるのを、使っていない脳機能をトレーニングすることによって抑えられるみたいで、本人もやる気になっています。」

 

「いいと思います。」

 

「手続きに一か月ぐらいかかるみたいですが・・・。」

 

「決まりましたら、詳しく教えてください。」

 

次の診察は8日後で、この日も「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠を一日4錠まで」を処方されました。 

 

私は、診察での息子の言葉に驚いていました。

この6日間、学校へ行けたこと、療育を体験出来たことは本当にすごいと思っていましたが、勉強は、「英語の宿題を1日2ページする」と自分で決めていたのに、出来たのは、たった一日、しかも、1/2ページだけ。

ランニングも、たった一日、しかも家の周りを3周だけ。

 

私は、心の中で、

「しょうがない。今は、出来んでもしょうがないんや!」

と、自分に言い聞かせていました。

 

けれど、息子は胸を張って、「頑張った!」と報告していました。

 

相変わらず、「出来なかった」という意識のままの私と違って、こんなに調子が悪い中でも「出来た」をちゃんと積み重ねていた息子に、「すごいな!」と感心しました。

 

間違いなく、カウンセリングの成果です。

 

私も、本気で変わらなくては・・・!