9月3日と5日に、1年生と2年生の読み聞かせに行ってきました。
夏休み明けは、息子の状態が悪くなるのではないかと心配しましたが、読み聞かせは昼休みの短い時間で、学校までの往復時間を併せても1時間程度ということもあって、思い切って引き受けました。
私が読み聞かせの練習をする姿を見ていたのでしょうか、息子は、
「頑張っといで!」
と、快く送り出してくれました。
それが精一杯の応援だったのでしょう、1時間過ぎると、
「まだ帰って来られへんの?」
と、不安そうな声で電話をかけてきました。
さて、2学期の始業式の次の日から始まった読み聞かせでしたが、33℃という気温はまだまだ真夏の暑さです。
今年から小学校にエアコンが入ったとはいえ、まだ点検が済んでいないとかで、稼働は10月からになるのだそうです。
(これでは、今年から入ったとは言えないのでは。)
汗だくになりながらの読み聞かせでした。
今回、私は、1年生と2年生、それぞれ1組を担当させていただきました。
選んだ本は、「トマトさん」田中清代・作と「くらいところからやってくる」前川 知大・作、小林 系・絵。
「トマトさん」は、こんな暑い午後の読み聞かせにぴったり。
絵本からはみだしそうな大きなトマトさんがごろんと地べたに落ちて、暑くて暑くてたまらない様子。
小川に泳ぎに行きたいけれど、重くて転がることが出来ないトマトさんを、虫やトカゲ達が助けます。
ごろんごろん、ごろごろ、じゃっぷ~んと、小川に転がり落ちて、みんなと泳ぐトマトさんは本当に涼しくて気持ちがよさそうです。
「くらいところからやってくる」は、暗いところが怖くて仕方ない男の子が、何かに誘われて一緒に夜をめぐり、「暗いところからしか見えないもの」に出会うお話。
小さい頃、何であんなに暗闇が怖かったんだろう?と、私にも覚えがありますが、その怖さに子ども達もすごく共感していました。
街の灯りや花火、夜の公園、海のきらめき、夜の冒険は素晴らしいけれど、お母さんの「おはよう」の一言で幕を閉じることになんだかほっとします。
ただ、1年生には少し難しかったのか、断然「トマトさんの方が良かった!」というお子さんが多かったです。
2年生との反応の差に、この年代の1年は大きいんだなと感じました。
まだまだ暑い日が続きそうです。
暑さに負けるな、子ども達!
先生方も頑張ってください!