やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

「出来た」を積み重ねる

2019年09月18日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

今日18日は、息子のメンタルクリニックに行ってきました。

この日のカウンセリングは、息子1時間、私が10分。

 

「お家ではどんな感じでしょうか?」

と、先生の方から聞かれました。

 

「調子が悪いままです。

朝9時~10時頃まで寝ているのですが、夜8時頃には『疲れた~。』『眠た~い。』と言っていて、お風呂に入らないまま寝てしまうときもあります。

寝ているときに、大声を上げることが多くて、眠ったままで目は覚めないんですけど、起きたときに、『怖い夢見た 学校で、息が苦しくなってしまった。』と、言っていました。」

 

「彼にとって、学校はそうなんでしょうね。

息苦しい所なんだと思います。」

 

「ゲームの時間を一応決めていて、それが終わると、『何したらいいの~?』って、私に聞いてくるのですが、逆に『何が出来るの?』って聞きたいぐらいで、『買ってほしい』と言うから買ってあげた漫画の本さえ読めないし、ましてや勉強なんて出来ないし、気力が全く足りてない感じです。

相談支援センターの人が家に来てくれ、フリースクールとかを紹介してくれましたが、こんな状況で見学とか体験とか行ってもいいのかな?って気がします。」

 

「本人は、フリースクールについては、どう言ってますか?」

 

『見学に行ってもいい。』と、言ってました。

『でも、今は、頭が働かない。』と。」

 

「本人が行ってみようと思ったなら、行ってもいいと思いますよ。」

 

「クラブも今は行けてないのですが、行きたい気持ちは強いようです。

毎日のように、クラブに行こうとして葛藤しているので、『しばらく休養する』って決めた方が楽なのに…と、思うのですが、本人に任せるしかないんですよね。」

 

「彼は、クラブに行くなら、『ちゃんとしなければ』という思いが強いみたいで、余計に怖くなってしまうのだと思います。

『ユニフォームを手に持っただけで、怖くて仕方がなかった。』と、言っていました。」

 

「そんな状況で、もし学校まで行けたとして、部活をやれるのでしょうか?」

 

「やれなくてもいいんです。

ユニフォームを着れないなら、体操服でもいいので、まず着替えられたなら、それは一歩進んだことです。

夏休みの終わりから全く登校してない彼が、学校まで行けたなら、それは彼にとってすごいことだと思いませんか?

すぐに帰ることになったとしても、チームのみんなと顔を合わせる、その次は、コーンを並べる、そうやってスモールステップで少しずつ進んでいけばいいということを、彼と話し合いました。

みんなと同じように、100頑張らなきゃって思うと怖いけど、5だったらいけるかもしれない。

何もやらなければ0だけれど、もし、5出来たなら、5しか出来ないじゃなくて、5進んだんだよ。

それは、自信を持っていいことなんだよ。

と。。。

彼には、『出来ない』という思いを積み重ねるより、どんな小さなことでも『出来た』という思いを積み重ねていくことが必要です。

 

私は、もっと息子の調子が良くなって、多少は運動が出来るようになってから部活に行った方がいいと思っていましたが、本当は「出来ない」ことに私自身がとらわれていたのかも?

私の思う「出来ない」の中には、先生の言う「出来た」がいっぱいありそうです。

それは、息子の「自信」になるかもしれないのです。

 

もちろん、息子が部活を続けるには、サッカー部の部員のみなさんや顧問の先生の理解や協力は不可欠ですが・・・。

 

続く診察では、

「あまり(状況は)変わっていない。」

と、息子は答えていました。

 

それ以上、息子の言葉が続かなかったので、

「お母さんから見てどうですか?」

と、聞かれました。

 

「調子が悪いままです。

気力が足りなくて、何も手に付かない感じです。

部活に行けないので、辛そうです。」

 

「元気が出るような漢方薬を飲んでみますか?」

 

「それは、今飲んでいる漢方薬をやめてということですか?」

 

「そうなりますね。

今すぐに変更ということではありませんが、そういうお薬もあるということです。

次のカウンセリングが6日後なので、考えておいてください。」

 

今まで通り、「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠を一日4錠まで」を6日分処方されました。