やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

「部活に行きたい!」

2019年09月05日 | 日記(息子・中学生)

2学期が始まりました。

 

8月28日の部活以後、調子が悪くなってしまった息子は、それ以来部活に出ていません。

なので、2学期になってからはまだ一度も登校していません。

 

皮肉にも宿題チェックの後は勉強ができる状態ではなくなり、「セレッソ大阪の試合」について書きかけていた体育の課題さえ途中のままになってしまいました。

 

「怖い、怖い!」と呟きながら部屋の中をぐるぐる歩き回ったり、かと思うと、何をする気力もないのか、力無くだらんと横になったまま何時間も過ごしていたり、一時は入浴などの日常生活さえしんどい状況でした。

そんな状態が一週間続き、ようやく昨日から息子の様子が落ち着いてきたように思います。


昨日、息子は、家の周囲でダッシュ走をすることが出来ました。

「頑張らなあかんのに、心が折れてしまう。」

と、走り出してもすぐやめる日が続いていましたが、やっと目標の12本を走り切ることが出来ました。


小さな自信が、息子の気持ちを上向きにしたのか、

「部活に行きたい!」

と、言い出しました。


まずは、部活から。

慕っていた3年生達が引退して、部活はどうするのかと思っていましたが、サッカー部を続けるようです。


クラスにも通級にも通えなくても、部活にだけは行き続けてきた息子。

 

サッカーが好きだから? 


好きなことだけやっていていいの?

などという話は、息子の場合は当てはまらないような気がします。

 

好きなサッカーをしていても、不安は容赦なく息子を襲うのです。

走っていても、トレーニングをしていても、頭の中に何かが浮かぶようです。


強迫観念というものなのでしょうか?

 

そのしんどさは他人に分かってもらえるように言葉で表現することが難しくて、誰にも分かってもらえない苦しさがまた不安を倍増させてしまうようです。

 

気持ちがしんどくて、トレーニングに集中出来なくて、失敗ばかりして、みんなに迷惑をかける自分が情けなくて、毎日、

「頑張りたい!」「頑張れるかな?」「だいじょうぶかな?」「頑張るぞ!」

と葛藤している息子に、正直を言うと、

「サッカー部をやめて、楽になったら?」

と、思うことがあります。

 

うつ状態には心の休養が不可欠なのに、心が休まることがないから治らないのでは・・・?

何度もそう思いました。


体を動かすことが不器用な息子は、人よりサッカーが上手いとは到底言えません。

サッカーに全力を使ってしまい、尚且つ不安が強くなってしまうと、他の事に向けるエネルギーは全く残っていません。


それなのに、サッカーを続けていいのか?

いや、サッカーだからこそ、息子はエネルギーを絞り出してでもやり続けてきたのでしょう。

 

サッカー部を続けるもやめるも、答は本人しか出せません。

正解なんてないとは思うけれど、自分が選んだ道ならそれを正解にしていける気はします。

 

勉強は、やろうと思えば何歳からでも出来るけれど、中学の部活は今この時しかありません。

息子がサッカー部で頑張りたいと思うなら、顧問の先生や部員のみなさんの力をお借りして、出来る限りの応援をしていきたいと思います。