「31110」
息子の受験番号。
とても覚えやすい番号です。
コロナで緊急事態宣言が出ているため、高校の窓口に願書を提出するはずが、中学校で集めての一括送付となりました。
受験票も中学校を通じて受け取ることになり、サッカー部のチームメイトと続き番号なので、入試も面接も一緒に受けられることになって、とても心強いです。
息子はというと、今は、週に3日ぐらい1~2時間学校で過ごしています。
主に通級で過ごし、あとは受験に関わる特別活動に出席しました。
受験校別に分かれて受験当日の行き方を考えたり(当日は5人グループで行動するようです)、面接の練習などをしたそうです。
息子は未だに少人数クラスの授業に出ても調子が悪くなってしまうので、受験会場に入って、3教科の試験をやりきることが出来るか分かりません。
出来なくても当然かもしれません。
そもそも、「高校進学」、その前に「受験」というタイムリミットがあって、それになんとか間に合わそうとしているけれど、息子の心はそこまで回復しているのかな?
正直言うと、充実した高校生活を送っている息子の姿を、今の私は想像できません。
(担任の先生は「想像できる」とおっしゃってくださったのに・・・。)
分離不安があって私から離れられないことは抜きにしても、中学一年生で学校へ通えなくなってしまった息子は、未だに小学生かと思うようなところがあって、中学校でもまれて高校生になったみんなの中でやっていけるのかな?
中学生になってなんとか適応しているように見えた息子が、すでに過剰適応で適応障害となってしまった経験からも、発達障害を持つ息子が高校でうまくやっていく可能性は半分ぐらい。
定型発達の中学生の登校拒否行動の出現割合が7.4%に対し、自閉症スペクトラムの中学生は54.5%(Munkhaugen EK et al,2017)というデータもあるので、本当に「うまくいかなくて当然、チャレンジする価値がある!」ぐらいの気持ちで臨むべきなのかな。
そう思うと、気持ちが少し楽になりました。
失敗してもいい。
もちろん、息子の選んだ高校で充実した高校生活を送ることが一番だけれど、失敗したときは、また一緒に考えればいい。
頑張って!