イエス・キリストは神エホバの約束に従って地上に遣わされ、ヨルダン川で水のバプテスマを受けられた後、神の王国の良いたよりを宣明し、あらゆる疾患とあらゆる病の人たちを治されました(マタイ3:13~17;4:23.ルカ4:43;8:1)。さらに、イエスは神エホバのみ名を宣明されました(ヨハネ17:26)。加えて、ご自分が地上に遣わされているのは、人類の罪と死からの解放の贖いの死を遂げるためであることも明らかにされました(マタイ20:28.ヨハネ3:16)。そのイエス・キリストを処刑するために杭に付けた兵士おも許すようにみ父エホバに懇願されました。その時の言葉がルカの福音書に次の用に記されています。
「しかし、(イエスの他に)二人の悪行者が、彼(イエス)と共に処刑されるため、やはり引かれて行った。そして、”どくろ”と呼ばれる所に着いた時、彼ら(兵士たち)はそこでイエスを杭につけ、そしてその悪行者たちを、一人はその右に、一人をその左にして杭につけた。しかし、イエスはこう言われるのであった。「父(エホバ)よ、彼ら(杭につけた兵士たち)をお許しください。自分たちが何をしているのか知らないのですから」。・・・」(ルカ23:32~34)。
上のルカの福音書に記されている通り、イエスを杭に付けた兵士たちについて、イエスはみ父エホバに許しを懇願されました。その時、苦しの中にありながら「自分たち(兵士たち)が何をしているのか知らないのっですから」と言っています。このイエスの他の人を許す態度に見倣うことができるでしょうか。イエスを杭につけたローマの兵士たちは、イエスが神エホバの子であることやそれまでに何をなさった方かを知りませんでした。兵士たちは、命令された通りにイエスを杭にかけたのです。とはいえ、イエスはみ父エホバにその行為を訴えるのではなく、許しを懇願されたのです。ご自分の独り子イエスが贖いの死を遂げるのを天からご覧になっているみ父エホバはどのようなお気持ちだったでしょうか。み父エホバ神は、み子イエスが謙遜に、苦しみの杭の上で贖いの死を遂げられるまで従順だったので、エホバ神はイエスをさらに上の地位に高められました(フィリピ2:5~9)。私たちは不完全なために努力が求められますが、イエスの残された手本に見倣って、他の人を快く許したいものです(ペテロ第一2:21)。
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猛暑日や 雀ら見えぬ 朝の庭 今日の一句
かかりつけの医院の鉢植えの「8月31日のバラ」