イエス・キリストは、この事物の体制の終結の複合的なしるしに関する大預言をしましたが、その時、エルサレムの事物の体制の終結についてもそのしるしについて預言し、その通りに成就しました(マタイ24:3~14.ルカ721:7~11)。イエスは、エルサレムの事物の体制の終結の前に生じるしるしの預言を次の通り教えられていました。
「また、エルサレムが野営を張った軍隊に囲まれるのを見たなら、その時、その荒廃(滅び)が近づいたことを知りなさい。その時、ユダヤにいる者は山に逃げ始めなさい。(エルサレムの)都の中に居る者はそこを出なさい。田舎にいる者は都の中に入ってはなりません。なぜなら、これは(エルサレムの)処断の日であり、それによって、書かれていることのすべてが成就するのです。その日(エルサレムの滅びる日)、妊娠している女と赤子に乳を飲ませている者にとっては災いになります!その土地に非常な窮乏が、そしてこの民に憤りが臨むからです。そして人々は剣の刃に倒れ、捕われとなってあらゆる国民の中へ引かれてゆくでしょう。そしてエルサレムは、諸国民の定められた時が満ちるまで、諸国民に踏みにじられるのです」(ルカ21:20~24)。
イエスが預言したエルサレムの滅びの前には、イエスの預言通りのことが起きました。「野営を張った軍隊」は、西暦66年に、ローマ軍という形で現れました。しかし、ローマ軍はエルサレムの包囲を解き、ローマに向かって退軍します。その時、真のクリスチャンたちは、イエスが言われていた通り、山に逃れ、エルサレムの滅びが生じるまで、エルサレムの都に戻ることなく、イエスの指示されていた通りの行動を取り、救われました。
ローマ軍はエルサレムに再び戻り、エルサレムを包囲し、エルサレムは西暦70年に滅ぼされました。この時、エルサレムはローマ軍の包囲によって食糧が断たれ、イエスの予告通りの悲劇が生じ、飢えと剣で100万人を超える死者が出ました。イエスの預言の言葉通りエルサレムは西暦70年に滅び、諸国民に踏みにじられました。
イエスの大預言のこの事物の体制の終結も、エルサレムの事物の体制の滅びが預言通りに成就したのと同じく、間もなく成就します(啓示18章~19章)。ですから、あなたも、イエスの大預言を熟視し、油断なく見張っている方々のお一人であれば幸いです。
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