城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

今春の伊吹山は雪が一杯 22.3.10

2022-03-10 19:45:39 | 山登り
 去年3月4日に3人で伊吹山に登り、期待外れの雪がないことに驚いた。この時伊吹山から下山時に偶然にしばらく一緒に山に登っていなかった名古屋在住のOさんに7合目付近で会った。その時我々より前に遅い人がいたため渋滞していて、登ってくるOさんと会った。気づいたのはOさんだった(よくぞ気が付いてくれましたと今更ながら感謝する次第である。)。その後揖斐の山を一緒に登った。そのご縁のある伊吹山を今日はOsんを含む5人の仲間と登った。今日の伊吹山は昨年とは打って変わって雪が一合目より上に残っていて、時間は大幅にかかったものの、好天に恵まれ、記憶に残る山行となった。

 昨年の3月4日の三合目から上 この時は七合目付近から上はガスの中だった

 今日の主役は名古屋のOさんでもともと昨年雪の伊吹山に登りたくて勇気を振り絞って一人で来たのだが、あいにくその時は雪がなく、その気持ちは今年まで持ち越しとなっていた。おじさんの方でも1月、2月と伊吹山を計画したのだが、今年の冬は例年になく雪が多く、また天候にも恵まれないこともあったので、3月まで延びてしまった。しかし、まだ雪はたっぷりあったし、朝のうちは雪面もしまり、快適にアイゼンを着けて歩くことができた。神社でOさんと合流し、あまり好きでない植林地帯の石がゴロゴロする登山道を登って行った。まだ、登山道はこの時期特有の泥んこ道にはなっていなかったのは幸いだった(帰りは結構泥んこが靴やスパッツについたが)。

 嫌いな登山道 衣服調整 7時52分
 一合目のトイレ前(トイレは休止中だった)でアイゼンを着け、不要だと思ったワカン(6人分)をトイレの裏にデポ?した。二合目からは夏道とは離れ、ほぼ直登で登り、途中から大きく右に巻くところもそのまま直登していった。振り返ると背後に霊仙山が薄い雲海の中に浮かび上がっていた。

 一合目の上 8時19分

 三合目手前 おじさんの後ろ姿 上には山頂が見えている 

 中央に霊仙山が浮かんでいる 登るのはYさん Iさん提供

 三合目で少し長い休憩。山頂方面に目をやると六合目付近の避難小屋の上から山頂方面まで黒い点のように登山者が見えている。なぜか単独の登山者が多いことがわかる。
 
 三合目手前より山頂方面を望む 9時21分
 四合目からも夏道は使わずにまばらな木の間を直登していく。五合目の小屋はかなり雪で埋まっている。その上の避難小屋で休憩、調子があがらないYさんが気がかりだが、勝手にEさんにサポートしてもらう(お願いしたわけではないが)ことにして、いよいよ今日の正念場である長い急な斜面を登っていった。さすがに最後の30分は疲れた。目の前に山頂に続くなだらかな斜面に到達し、やっと一息つくことができた。日本武尊の像の前で全員揃って記念撮影し、その下の小屋の前で昼食。小屋からは大きなつららが垂れ下がっていた。

 写真では随分緩斜面に見えるが結構きつい登り 中央のへこみが九合目 10時45分
 若い人は速いピッチで登るが70台のおじさんはゆくりとしか登れない。おまけにときおり起こるけいれんと仲良くしながら登る。

 山頂小屋 雪に埋まっている 12時2分

 日本武尊像 12時5分
 
 昼食後いよいよ下りにかかる。今日の雪の状態なら、アイゼンと両ストックだけで安全に下ることができると判断した。ただし、こうした斜面を下ることが少ないMさんと、Yさんはピッケルも使って降りてもらうことにした。最も急な九合目下はややジグザグに降りていく。最も神経を使うところだ。少し傾斜が緩くなると、おじさんたちはかかとを斜面に食い込ませるように降りて行く。アイゼンを外せばかなり楽に降りることが出来る。雪が次第に腐ってきて、踏み跡を外れると足を大きく取られる。途中でおなじみのすべり板を束っての滑降が始まった。このスプーンのような形をした滑り板は関西から始まったとEさんが言っていた。前にも書いたことだが、この山の登山者は若い人が目立っている。
少し泥んこ道となった道を下り、本日の山行を終了した。

 最も急な下り 12時56分

コースタイム 登山口7:30→日本武尊像12:05・昼食~12:40→登山口15:15 (調子の悪いメンバーもいたのであまり参考にはならないが、年寄りチームには参考になるかも)




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