城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

能郷白山登山口情報 22.3.19

2022-03-19 19:10:25 | 山登り
 この冬の寒さと雪の量は最近の温暖化の中では厳しかったと思われる。近くの池田山や伊吹山も例年になく雪が多いことはこのブログで書いたとおりである。去年の今日雪の能郷白山に登った。この時はあわよくば能郷白山の南西にあるピーク磯倉(1541m)にまで行ってみたかったのだが、ペースが遅く時間切れで断念した(「能郷白山からの眺め」21.3.19)。それから一年、登りたい気持ちはあるが、今の自分に登れるだろうかという自問の繰り返しを続けてきた。そんな弱気なおじさんをEさんは挑戦へと背中を押してくれる。そのための準備としてまず能郷白山の登山口の状況を調べなければということで、今日朝から能郷谷に出かけた。能郷白山神社を過ぎると、丁度牛さんが牛舎からとなりの畑へ移動するところだった。牛は見たところ飛騨牛と比べると随分スレンダーだった。冬の間の栄養不足かなとも思った。ひょっとしたら、生まれたばかりで別のところで肥育して肉牛として出荷されるのかもしれない。おじさんがいたので聞いておくべきだったとブログを書きながら思ったところだ。

 大幅に脱線してしまった。牛舎の先で沢を渡るとすぐに雪が現れた。雪があったり、なかったりの道を進んだが、去年雪でスタックしたことがあったので、その先で車を停車。この先車のわだちはついていない。まずは駐車場まで歩いてみることにした。同じように雪があったり、なかったり、道路の石や木の枝をのけたりする。持っていたストックで雪の深さを測ると一番深い所では50cmくらい。Eさん曰く、この程度の雪なら所有の軽トラで来れるとのこと。駐車場は深くはないものの一面の雪に覆われていた。その先の状況も調べてみた。すぐ先に雪とともに土砂も斜面から押し出され来ていて、雪が融けても、土砂があれば進めないと思われた。一番上の駐車場まではまだ20分~30分かかるだろう。この状況だと能郷白山に達するだけで結構な時間がかかるというのが私たちの出した結論だった。あと20日待って、4月10日頃チャレンジしようということになった。

 停車場所

 駐車場 この先に雪のデブリがあった

 帰りに根尾川の眺めが良いことで知られる喫茶店「みはら」に寄る。昨年3月7日の能郷白山登山口調査(21.3.7「日本経済の行方」の前段で書いた)の時に立ち寄ったのと同じところである。昨年この喫茶店の川側の河津桜が満開であった。今日、その桜をチェックすると、開花もちらほら見られるが、大部分はまだつぼみの状態だった。このことで今年の寒さを知ることができるだろう。

 河津桜

 喫茶店 モーニングの食パンの厚さにびっくり この喫茶店オムライスが美味しいとの評判だとか

 家に帰り、お昼に焼きそばと団子(お彼岸仏壇に供えたもの、賞味期限が一日しかない)をいただく。その後かみさんとお墓参り、そして日課の城台山散歩。一心寺の納骨堂を開けて、ご無沙汰の父親(あと8年で父親の年に追いつく)の小さな室に向かい六字の名号を唱える。それに関連して昨日読んだ碧海寿広「考える親鸞」について少しだけ書いておこう。我が家は真宗大谷派なので親鸞はわが宗の開祖にあたるから、他の宗派に人に比べて親鸞上人は慣れ親しんでいると言える。もちろん、だからといって上人の説いたところに詳しいわけではない。「悪人正機説」など色々な本を読んでその時は納得しても、すぐに分らなくなる。「絶対他力」というのも難しい。全く自力が入らないことなど常人には難しい。この本の説くところ、親鸞ほどその信じる宗派に関わらず人を引きつけて止まない人物はいないということが書いてある。親鸞に魅了された人々は私たちが知る思想家、小説家などの中に大勢いる。梅原猛、吉本隆明、家永三郎、鈴木大拙などなど。興味があるのなら是非読んで欲しい。



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