4日(日)、大和市平和都市推進事業実行委員会20周年記念事業として、「朗読劇ーこの子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ」が市内の生涯学習センターホールで上演され、550名余りの市民が観劇しました。演劇をほとんど観ることもないもない生活をしている者ですが、今回の上演はどうしても観てみたいと思っていました。6名の女優さん達の名前にも惹かれました。日ごろのテレビドラマなどで知っている床嶋佳子・根岸季衣・原日出子さんも出演していました。また、今回は市内の県立高校の演劇部の女生徒が短歌・俳句の朗読部分を担当しました。
90分を超える上演でしたが、観客はほとんど身動きしないで、聞き、見入っていました。原爆により、ヒロシマの、ナガサキの子どもたちが、どのように焼き殺されたのか、どれほど生きたかったのか。また、子どもを奪われた母親、親を奪われた子どもたちのすがたが、人間としての思いが、数々の証言、体験をもとに明らかにされるものでした。
上演の冒頭には、次のような文字が映し出されていました。「なんぼうにも むごいよ みんなにもうわすれられて 埋もれてしまった ほとけたち ほったらかしの ほとけたち なんぼうにもむごいよ 月のかたぶくばんには ゆうれいになってやってこい 母さんとはなそうよ うしろむになってはなそうよ(〈声なきものへ〉 山田数子)
今日の「神奈川新聞は、「英の原爆使用同意 広島投下1カ月前」と報じました。「英国が政府として日本への原爆使用に公式に同意したのは第2次大戦末期の45年7月4日にワシントンで開かれた原爆開発協力をめぐる合同委員会(CPC)の会合。議事録によると、英代表のウィルソン陸軍元帥は冒頭、原爆開発計画を監督するスティムソン米陸軍長官や計画責任者のグローブズ米少将らを前に『英政府は日本に対する原爆使用に同意する』と言明した」ことが米公文書で裏付けられたと述べています。