宮応かつゆきの日本改革ブログ

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”日本が攻撃受けなくても、海外で武力行使可能”「そういう定義」と安倍首相。小池議員の質問に答弁

2014年03月05日 | 憲法・平和

 昨日は、小池晃副委員長の参院予算委員会の質問を視聴しました。 小池議員は集団的自衛権について、「そもそも論」から安倍首相を追及しました。 

 小池議員は、「なぜ日本は『集団的自衛権』を行使できないのかー。」 「小松一郎内閣法制局長官は『他国に加えられた武力攻撃を武力を行使して阻止することを内容とするもので、憲法上許容されない』と述べました。 

 以下、「しんぶん赤旗」5日付より、要点を紹介します。

 「小池 集団的自衛権を行使できるようにするということは、日本が武力攻撃を受けていない時にも、武力行使を可能にすることか」

 「安倍晋三首相 言葉の定義ということについては、そういう定義だ」

 「小池氏の追及に、首相は”可能になる”ことを認めました。 アフガン戦争時のテロ特措法の審議にあたって、当時の小泉純一郎首相でさえ『NATO(北大西洋条約機構)諸国はアメリカと一緒に武力行使をすると言っている。明らかに日本と違う。 日本は武力行使もしないし戦闘行為にも参加しない』(01年10月 参院予算委)と明言していました」

 「小池氏は、自民党の石破茂幹事長が近著のなかで、『集団的自衛権の行使が可能になっていたならば、あの戦い(アフガン戦争)に自衛隊が参加した可能性はゼロではない』と記している事実を突き付けました」

 「首相 憲法9条の制約のなかにおいて、わが国の自衛権はあるということは最高栽の判例としてある。 そのなかにおける集団的自衛権について、可能となるものがあるかの議論がされている

 「小池 今までの自民党政権は、武力行使はしない、その可能性はないと言ってきた。 首相は”可能性を含めて検討する”と言った。 日本における攻撃がなくても海外で武力行使する可能性がある。 そういう新しい道に日本が進もうというのが、まさに集団的自衛権の行使だ」

 小池議員は、集団的自衛権の行使が日本にどような事態をもたらすのか、アフガン戦争の国別犠牲者数を示して警鐘をならしました。

 「小池 日本に対する武力攻撃も発生していない時に、自衛隊員を武力攻撃に参加させて、その生命を危険にさらし、自衛隊員が外国人の命を奪うことになる。 この重大問題を憲法解釈の変更で進めることは断じて許されない」