14日、志位和夫日本共産党委員長は、「歴史の偽造は許されないー『河野談話』と日本軍『慰安婦』問題の真実」について、「見解」を発表しました。
この「見解」発表の場には「11カ国13人の大使館関係者、学者・研究者、市民団体代表ら150人が参加、海外メディア8社を含む32社が取材しましざた」(「しんぶん赤旗」15日付)
私は、このインターネット中継にアクセスできないため生で視聴できませんでしたが、日本共産党のホームページから「見解」内容をダウンロードして読むことができました。
昨日16日、1時間16分余りの志位委員長の「見解」を視聴しました。
今回、日本共産党が「慰安婦」問題の「見解」を発表した理由について、次のように述べています。
「『河野談話』見直し論は、歴史を偽造し、日本軍『慰安婦』問題という重大な戦争犯罪をおかした勢力を免罪』しよう」ということに対して、「日本軍『慰安婦』問題の真実を明らかにするものです」
「見解」は1時間16分余りにわたって行われました。 全文は「しんぶん赤旗」15日付に掲載されました。 志位委員長の結びの部分を紹介させていただきます。
「安倍政権が、『河野談話』見直し論にたいして、毅然とした態度をとらず、それに迎合する態度をとり続けるならば、人権と人間の尊厳をめぐっての日本政府の国際的信頼は大きく損なわれることになるでしょう。 都合の悪い歴史を隠蔽し、改ざんすることは、最も恥ずべきことです。 そのような勢力に未来はありません」
「日本共産党は、日本政府が、『河野談話』が明らかにした日本軍『慰安婦』制度の真実を正面から認めるとともに、歴史を改ざんする主張にたいしてきっぱりと反論することを強く求めます。 さらに、『河野談話』が表明した『痛切な反省』と『心からのお詫び』にふさわしい行動ー事実の徹底した解明、被害者にたいする公式の謝罪、その誤りを償う補償、将来にわたって誤りを繰り返さないための歴史教育などーーをとることを強く求めるものです
「歴史をつくりかえることはできません。 しかし向きあうことはできます。 歴史の真実に正面から向き合い誠実かつ真摯に謝りを認め、未来への教訓とする態度をとってこそ、日本はアジアと世界から信頼され尊敬される国となるでしょう」
「日本共産党は、歴史の逆流を一掃し、日本政府のなかに、人権と正義、理性と良心がつらぬかれるようにするために、あらゆる力をつくすものです」