「安倍政権は消費税増税を押しつけるため政府広報に、国民の血税12億6000万円を費やしていることが、日本共産党の佐々木憲昭衆院議員の調べで分かりました。 佐々木議員の調べによると、政府広報はテレビ、新聞、雑誌広告、新聞折り込み広告、ラジオCMなど多岐にわたります。 インターネットの広告にあたるウィブバナーや駅貼りポスター、コンビニ有線放送CMをように活用するばどありとあらゆる階層にいきわたるように後方を展開しています」(「しんぶん赤旗」27日付)
「この中で安倍政権は、消費税増税への反発を抑えるために、『5.4兆円の新たな経済対策』を実施するなどとした宣伝を行っています。 ポスターでは、『消費税率の引き上げ分は、全額、社会保障の充実と安定化に使われます』としています。 しかし、2014年度予算では、国と地方合わせた消費税の増収額は5兆円を見込んでいるのに対して、『社会保障の拡充』にあてられるのは5000億円程度です。 しかも、『保育の拡充』に1.1兆円が必要と試算したのにもかかわらず、7000億円の予算しか確保できなかったために、内容を削減するありさまです」(同紙)
佐々木憲昭議員は次のように語っています。
「消費税増税を国民に押し付けるために、政府が国民の税金を使って宣伝を行うなど、とんでもないことです。 国会論戦では、国民にとっては消費税増税に加えて社会保障も削減されることや、消費税増税をすればかえって財政が悪化することなどが明らかになりました。 消費税増税そのものを中止すべきです。 事実と異なる宣伝はやめ、そんなカネがあるなら、福祉にまわせといいたい」(同紙)
消費税の大増税を国民に押しつけるウソの宣伝を血税まで使って繰り拡げる安倍政権。 しかし、マスコミは連日、駆け込み需要を煽りつづけています。 テレビに登場するコメンテーターは、増税の内容を説明しますが、決して「中止すべきだ」とは言いません。