鹿児島の郷土料理は?と思っていたところ、車内にあったJR九州の情報紙に薩摩料理を大学教授で食文化論者で知られる小泉武夫さんの写真入りエッセーで紹介されていたので、これだ!と雨の中、繁華街の天文館にやっと見つけました。その名も「熊襲亭」。
きびなごの刺身、さつま揚げ、黒豚のとんこつ(とってもジューシーでトロトロといかにもコラーゲンがいっぱいの感じ)
なんといっても一押し料理は酒ずし、すしといっても酢は使わず酒と具を発酵させた他では味わえないものです。
お店で頂いた酒ずしの由来にはこんなふうに記されています。四百年の歴史があり、島津の殿様が宴をひらき、配膳に残された山、海のごちそうを飲み残しの酒といっしょに壷に入れておいた所、翌朝発酵して芳香をただよわせていた、これが始まり、とか
お酒の発酵した甘ったるい香りとトロけるようなご飯がとってもおいしかったです。
お店のかたが「少しポッと頬が赤くなるくらいです」それほどでもなかったので、これに芋焼酎でも飲んだらおいしいかなー!ともおもったのですが、お昼でもありますし、まだまだ強行軍がつづきますので、グッとがまんです。
エッセーの中の熊襲亭の紹介の最後」に小さい小さい字で、
<JR券提示特典>ドリンク1杯サービス、(生ビール、酎ハイ、ソフトドリンク)見落としていました。残念!!
つづく
ごきげんよう!