天気予報では、一週間雨マークですが、少し止んだところを庭の様子を見に出たところ、娑羅の木が満開(というのもおかしいでしょか?)朝咲いては夕方落ちるので、表現が難しいですが、今が一番の時期でしょう。
触ってみると絹ずれのような感じがし、白い花がとっても映える樹で椿に似ているところから夏椿ともいわれるようです。
樹形がとってもきれいで、和風。洋風どちらの家でもしっくりきます。
掃き清められた京都のお寺で見た事があります。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者秘衰の理をあらはす
おごれる人も .....
これで始まる平家物語の音読が苦手で、古文、漢文の時間がなじめなかったのを思い出します。
昔昔のまた昔、先生が教壇で目を閉じてはその世界に入り込み、良い声で朗読していたのを、次は当てられそうでヒヤヒヤしながら聞いていたのに、今自分が目を閉じると、ペペンと琵琶の音まで聞こえてきそうです。
それにいま詠んでみますと、「美しい日本語!」とおもえるから不思議です。
ごきげんよう!