福田康夫首相の突然の辞意表明は、「優秀ではあるが時代や世間とご自身の政治スタイルとのずれを理解できない、最も首相になってはならない政治家」の退陣表明であり日本のためには喜ばしいことと言うべきでしょう。けれども、一政治家の出処進退としてみた場合、9月1日の突然の辞任表明は呆れるほど無責任だったと思う。而して、この辞意の表明を通して私は、福田康夫氏が首相に就任できた現在の日本社会について考えさせら . . . 本文を読む
アメリカ大統領選挙。民主・共和両党の副大統領候補が出揃いました。民主党は上院議員歴35年の党重鎮バイデン氏、他方、共和党は一期目のアラスカ州知事ペイリン氏。外交の専門家にして古参のリベラリストと筋金入りの保守派にして若き鉄の女という好対照の人選です(08大統領選挙の候補者については下記URLの画像資料をご参照ください)。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/ . . . 本文を読む
さる6月4日最高裁は「「日本人たる父」の子」に関して現行の国籍法が定める婚姻要件を違憲と判断し、法務省はこの最高判決を受けて国籍法の改正を進めています(下記URL参照)。このイシューに関して、結論から言えば私は、(1)判決は法律論としては(残念ながら)妥当であり、婚姻要件の除外が惹起するであろう偽装認知等の横行に対しては他の手段で対処すべきである。(2)法務省-国会が国籍法の当該条項(3条1項+偽 . . . 本文を読む
なでしこジャパンは北京で100%の力を出し切り、世界の女子サッカーファンに強烈な印象を残しました。これは私の贔屓目ではおそらくない。海外のサッカー専門サイトやプレスが(下にそのほんの一部を紹介したように)、3位決定戦で敗れたにすぎないサッカー女子日本代表の今回のオリンピックでの戦いを破格の扱いで取り上げているのですから。
日本は女で持っている。これは、天照大神以来の日本の国柄であろうと思いま . . . 本文を読む
インドネシアから看護師・介護師が来日。その社会経済的な規模、よって、それが日本社会のあり方を変えうるポテンシャルを鑑みるとき、このニュースは外国人との共生、すなわち、日本の国際化を考える上では、(犯罪統計に明らかなように)犯罪者予備軍とさえ呼べない多くの犯罪予定者を支那や韓国からビザ無しで入国させる問題より遥かに重大な事象だと私は考えています。あるいは、それは在日韓国人や朝鮮人の方々に対する「 . . . 本文を読む
5月連休明けの胡錦濤主席の訪日。北京オリンピックも閉幕した今となっては3ヵ月以上も前の出来事ですが、「福田康夫首相とその時代」を考える上でこのことを反芻してみることは無駄ではないかもしれない。これが「季節はずれの鯉幟」を俎上に載せようと思った理由です。出典は、New York Timesの Editorial(社説:May 10, 2008)” Mr. Hu’s Peaceable Visit . . . 本文を読む
最早半月前の記事だけれど「福田首相による内閣改造と党役員人事」を俎上に載せたいと思います。英文報道の紹介。公私多忙でこの半月余り更新が滞っていたのですがぼちぼちキャッチアップしていきたい、ならば、やはりこのニュースを避けては通れない。そう考えたからです。
この記事を通して考えさせられたポイントは、内閣改造によってもそう芳しいとはいえない福田康夫首相とその政権の低い支持率の原因は何なのか。要は . . . 本文を読む