今回は新百合ヶ丘エリアでも最大規模の里山「小澤城跡」を訪ねるコースです。小田急線と京王線の両「読売ランド」を往復し、最後は読売カントリー倶楽部横の尾根道、すなわち、東京都稲城市と麻生区の県境の尾根伝いに新百合ヶ丘まで戻ってくる約8キロ程の道のり。上の(↑)画像は小田急読売ランドの駅前、南口改札を出てすぐの書店。KABUが柿生に住んでいるころにはこの本屋さんの柿生店もあり随分利用しました。書店の方に聞いたらもう現在は百合ヶ丘とこの読売ランドの2店だけだとか。新百合や町田の大型書店の攻勢、そして、Amazonのサービスの前には地方の小規模書肆の衰退は仕方のないことなのでしょうかね。
と、いきなりブルーなトーンで始めましたが、今回も新百合ヶ丘エリアの魅力がてんこ盛り。道中も記事も長いので(笑)先を急ぎましょう。スタート地点は小田急読売ランド前駅。南口改札の「大塚書店読売ランド店」の前を左手に進み歩道橋を渡ります。尚、今回の散策に関しては、そのルートの過半が重なる「小田急沿線自然ふれあい歩道」の案内のサイト、そして、「読売カントリー倶楽部横の尾根道」を歩いた過去記事と併せて一読いただければ分かりやすいと思います。また、同じくURLを記した<地図画像>(↓)を適宜参照してください。
【過去記事】
・再々掲:ウォーキング de 我が街「新百合ヶ丘」シリーズ記事の目次ですよ
https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/2b680910fc0d58497ba6e371f165236b
【小澤城跡を巡る散歩道】
・小田急沿線自然ふれあい歩道:読売ランド前駅コース編
【注意】このコース案内は小田急読売ランド前駅から時計回りに進みますが、
この記事では反時計回りに散策します。
http://www.odakyu.jp/walk/15/2.html
【地図画像】
・小田急読売ランド前~京王よみうりランド~新百合ヶ丘
http://www31.ocn.ne.jp/~matsuo2000/shinyurimap11a.jpg
上の画像は小田急線の線路と津久井道を跨ぐ歩道橋から撮影したもの。さも由緒のある藁屋根のお家が素敵です。そして、上の二枚目の画像の右側の道路がここいらでは小田急線に沿って走る津久井道、今回の順路は左側の道を進みます。尚、津久井道は小田急線鶴川駅の近傍で鶴川街道と合流し県道3号線としてはそのまま町田まで続いていますが、江戸時代からの本来の津久井道は鶴川から古淵・相模原・橋本を通って津久井に至る道だったとのことです(津久井道に関してご興味があれば過去記事を参照ください)。
・ウォーキング de 我が街「新百合ヶ丘」:五月台~栗平~平尾~古沢編(下)
http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/58396082.html
上の画像は同じ横断歩道から進路方向を撮ったもの。写っているのは良妻賢母の予備軍、日本女子大附属高校の才媛達。ピンクのブラウスに黒のパンツルックが「品格」を感じさせますね(笑)。そう、小田急読売ランド前駅は日本女子大付属中高の最寄り駅なのですよぉー。而して、日本女子大付属中高(一部大学)の施設は、ほぼ円形の里山の中腹から頂上にかっけて点在している。正に、これ戦国時代の山城です。
それにしても、このバス停を見るに、ここいら辺りでは「女子大」という普通名詞は「日本女子大」という固有名詞に使われているようです。そう言えば昔、京都大学の研究室に電話したら、上品そうな交換手の方が「もしもし大学です」と電話に出てくれたっけ。いやー、井の中の蛙というか、拡大された愛校心というか、勉強になります。
・日本女子大附属中学・高校
http://www.jwu.ac.jp/hsc/
・神奈川県高校偏差値(私立)
http://furo.fc2web.com/study-rank.html
日本女子大附属中高から寺尾台に進みます。上の画像は日本女子大の入り口(山城の大手門前?)から進路方向を撮ったもの。画像右手の並木道の坂を登ります。下はその坂の風景。10分程進むだけなのに三枚目・四枚目の画像を見ると日本女子大附属中高のある山城の縁の地点から随分標高差がついたことがわかると思います。実際、10分で800メートルの移動、登った標高が30メートルとすると(30/800=sinθ=0.0375)、この坂の平均傾斜は2.2度程、なかなかエクササイズに向いた街だと思います。
坂を登りきった辺りで右折するとまた別の里山が! そして、寺尾地区の誇る遺跡。寺尾台廃堂跡。説明書によると、もともと平安時代初期・9世紀前後の遺構とか。坂上田村麻呂(758年-811年)が蝦夷討伐に東国に下り、空海や最澄(各々、774年-835年・767年-822年)が国家護持の密教を打ち出した頃には、今でも里山が点在する、当時は東国の中でも恐らく辺境だったこの辺りに立派なお堂ができていたということ。感動です。
と、歴史の面白さを噛み締めつつ、寺尾台から小澤城跡方面に向かいます。山は登ったら降りなければならない。上の画像が目指す「小澤城跡-巨大里山」方面を眺望したもの。画像の奥左手にほのかに見えるのは読売ランドの施設。その山伝いが次の目的地。寺尾台廃堂跡から小澤城跡までは2キロ弱の位置関係です。
下の画像。この工事し忘れたようなフェンスの隙間(?)から山道を5分ほど下ります。下の二枚目の画像に写っている茶色の掲示板と手前の階段の間の小道に急左折。間違っても、画像に写っている階段から真っ直ぐ続く道を進まないこと! ただ、道に迷っても結局ループ構造になっていてこの地点に戻ってくるだけなんですけどね。えっ、はい、私も一度やらかしました(笑)
で、本当に陽の光も射さないような道を行き、そこで我々が見たものはぁー!
はい。普通の、川崎市多摩区の住宅街でした。
藤子・F・不二雄さんや川原泉さん、そして、西岸良平さんのマンがとは違い、陽の光も射さないような林道で時空が歪んでいるようなこともなかったらしく、ちゃんとセブンのバイト代は時給770円。日本改革のための大工事に邁進すべく頑張る麻生総理のポスターもいつものように<気合>充実。
と、こちらも気合が充実してきた所で、
б(≧◇≦)ノ ・・・麻生総理断乎支持!
б(≧◇≦)ノ ・・・全国の保守改革派、団結せよ!
б(≧◇≦)ノ ・・・頑張りましょう!
というところで、適度な長さなので次回に続きます(;・ω・;)。
◆備考:
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