◆アメリカの中学教科書で英語を学ぶ
林功(ペレ出版・2003年12月・2200円+税)
TOEFLやSAT指導では定評のある林功さんの1冊。
面白かった。そう思う方が多いのでしょう続編も出ています(林功『続・メリカの中学教科書で英語を学ぶ』ペレ出版・2004年12月)。この類の書籍は、確かにアメリカの教科書からマテリアルを取ってきてはいるものの、教科書に収録されている文章のラインナップ全体からみれば極めて特殊な文章を選んでいるものが少なくない。けれど、林さんのこの作品は、まさに、アメリカ・ジュニア・ハイのテキストのエッセンスが堪能できる一冊です。林さんはある中堅予備校で働いていた頃の昔の同僚なのですが、昔の同僚ながら(林さんの力量はよく知っていたつもりながら)、正直、そのテクスト選択のセンスには感嘆しました。アメリカ社会を知る上でも役立にたつ最適のものだと思います。ビジネスマンの方にもStrongly recommend♪
尚、副題の「ジュニア・ハイのテキストから英語が見えてくる」に一言。そうははもちろん言えるのでしょうが、むしろ、「・・・等身大のアメリカ人の姿が見えてくる」がより正確ではないかと思いました。英語のレヴェルは、TOEICで700点前後の方ならそう抵抗はないでしょう。内容に興味があれば600点からかもOK。もちろん、辞書を引くのがそう苦にならないという方なら470点以下でも可。だがしかし、当然、中学生向きではない(笑)。逆に、中学校・高校の先生やそれくらいの学齢の子供達を教えておられる塾の先生方に特にお薦めしたいですね。
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もちろん、TOEICが点が取りやすいとか低級であるとかテストとしての完成度が低いというわけではない。TOEICの名誉のために言いますが(?)、そこで判定され試されるスキルや知識は、英語で自分の言いたいことを相手に伝え、そのために相手の言い分を英語で理解するためには重要なものばかりだと思います。
でも、英検やTOEFLやSATの問題の方がより広い範囲の英語をカバーしていて、かつ、日本の大部分の大学入試問題と違いアメリカ人の大人が、キンダー→エレメンタリー→セカンダリ→カレッジ・・と順々に身につけていったであろう英語の層を追体験できる醍醐味を味わえるのも確かじゃないでしょうか。と、ハイジ先生のコメントを読んでこう思いました。
英検準1級程度の対策としてリスニングの勉強にも有用ですね。(CDもついていますので)テーマが英検にありがちなものが多いように思います。特に「理科」の部分がさまざまな分野をやさしい表現で解説してくれていて私自身も勉強になっています。