今回は麻生区の飛び地、すなわち、新百合ヶ丘エリアの<離れ座敷>とも言うべき岡上地区を散策します。本線約8キロ、長短5本の脇経路が都合約5キロ、合計13キロの道中。距離の柔軟性だけではなく、その風景と風情からも初心者から健脚自慢まで楽しめるコースだと思います。
岡上地区の最寄り駅はその住所地番によって小田急の柿生駅・鶴川駅・玉川学園前駅に分かれます。つまり、前回の「鶴川街道編」で歩いた「鶴川-町田」間のほぼ三分の二のエリアにつき、岡上地区は東京都に対する新百合ヶ丘エリアの<防波堤=出城>になっている。大坂冬の陣に喩えれば、岡上地区は新百合の「真田丸」なのです。と、不遜にも非岡上地区住人の目線でここまで書いてきましたが、岡上地区は歴史と自然の宝庫でもある。新百合ヶ丘エリアの中でも岡上地区は私の最も好きな地区の一つです。
今回の出発地点は柿生駅。よって、関連の過去記事と併せて一読いただければ分かりやすいと思います。また、その過半が本線経路と重なる「あさおウォーキングマップ」、および、<地図画像>(↓)も適宜ご参照ください。
「政党の呈をなしていない民主党」が「組織の呈をなしていない自民党」を打ち負かし、日本の政治のダイナミズムが2オクターブくらい上がってしまった<8・30>以降の現在。しかし、我々保守改革派は日本に希望と誇りを持つことを止めることなどできない。ならば、これからも自分の持ち場で世の一隅を照らすのみ。なーに、川崎市民の誇り川崎フロンターレも2001年にJ2に降格したけれど、苦節4年、J1に昇格後は怒涛の進撃モードではないですか。蓋し、真摯な総括と前進あるのみ。而して、岡上のコースは、「自分は社会に何が貢献できるか」をじっくり考える絶好のコース。さあ、元気に出発しましょう。
【過去記事】
▼ウォーキング de 我が街「新百合ヶ丘」:麻生川花見&総合目次編
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/608a9c0e185fa7a994299f5dabae8483
【地図画像】
・岡上地区包囲Map
http://www31.ocn.ne.jp/~matsuo2000/shinyurimap13a.jpg
・あさおウォーキングマップ
http://www.city.kawasaki.jp/73/73hohuku/kenko/kenko/sonota/pdf/02_map.pdf
最初にお断りしておきますが、今回、最初の記事は「道案内」です。よって、新百合ヶ丘近辺を散策する予定はないという方は、「壱」は斜め読みしてくださってかまいません。そんな「バーチャルウォーカー」が読者の大多数なのは分かりきったことなのになぜ「道案内」を書く? はい、それは、今までは途中で道に迷ったとしても所詮それはそのお目当てのエリア内での「I have got lost!」にすぎないのですが、今回のコースの場合、岡上地区にたどり着けない可能性もままあるからです。
上の画像は小田急柿生駅の南口改札。下の2枚は柿生駅前の「旧南口バスターミナル=現タクシー乗り場」。柿生駅から見て右側、下2枚目のミスタードーナツの角を右手に進みます。実は、この道路「旧津久井道」なんですよ。
柿生で有名なパン&洋菓子屋「ミツバチ」さんの前を通り、柿生中学校の通用門(岡上地区も柿生中の校区。ですから、岡上地区の生徒諸君にとってはこの通用門が最寄の「正門」!)を過ぎ、最初の三叉路を右に折れます。尚、旧津久井道は経路最初の四つ角で(小田急の線路-マルエツ側に)右折していました。
・ミツバチさん
http://www.e-mitsubachi.com/
・柿生中学校
http://www.keins.city.kawasaki.jp/school/info/ke304801.html
そこから100メートル。本線経路は麻生川を越え再度旧津久井道の道筋と麻生病院あたりで重なります。ここらの麻生川沿いは柿生駅が最寄り駅の鶴川高校(「鶴女」は通称にすぎず、女子校だけど校名には「女子」はつきません)の通学路。そして、もちろん鴨さんのお出迎えも期待していい、鴨です。
そこから更に100メートル先の三叉路を左に(実は、左右どちらでも距離にそう差はありません。旧津久井道の後身と思しきは「右」の小田急の線路を跨ぐ道筋です)。ここらあたりで、左手に浄水施設の「麻生環境センター:あさおふれあいの丘」が目に入ってきます。
麻生環境センターの横、突き当たりを今度は右に。そして、道なりに小田急の線路の方向に進み、カーブミラーの所、最初の生活道路を左に折れます。その後は、前方にある小川というか堀を越えて道なりに住宅街の中を進んでください。実は、ここが「to avoid being lost」の第一の関門。ここで迷っては岡上の土は踏めませんよぉー!
要は、「柿生=麻生区メインランド側」から岡上地区に通じる直線の車道は存在しない。そして、先程、越えていただいた(?)小川というか堀が、な、な、なんと神奈川県川崎市と東京都町田市の県境。そして、町田市に属する鶴川高校の敷地はその小川を背にして麻生区にはり付いている感じ。麻生環境センターから見ると上の画像のような風情です。と、ここで「脇道散策=鶴川高校訪問」しておきましょう。
鶴川高校は東京都でも(だから、鶴川高校は町田市にあるんですよぉー!)最も偏差値の奥ゆかしい高校の一つです。而して、彼女達の通学路である柿生駅周辺住民の評判は「鶴女生はうるさい!」といったもの。要は、登下校中の話し声が騒がしいらしい(笑)。上の2枚目と3枚目の画像もその「うるささ」に耐えかねた地権者の方の悲鳴、鴨。
また、私がインタビューした「柿生中学→麻生高校」のOG連によれば、「公立とか他の滑り止めとかみんな落ちた、糞真面目で頭の悪い子か不良が行く高校で、私立の割には髪の色とか見ても「校則=拘束」はゆるそう」というイメージが地元では一般的かもしれません。
・東京都高校偏差値
http://momotaro.boy.jp/html/toukyoutohennsati.html
けれど、印象が「話半分」としても、どこにも行けなかった子を受け入れ、近所が「うるさい!」というほど元気に育てている。しかも、中退率はそう高くなく3年間できちんと躾けて社会に送り出している点では、ある意味、鶴川高校こそ教育が必要な子供達に本当の教育をしているのではないか。ならば、上の4枚目の画像は学校の生徒を教育する「気迫=愛情」の発露なのかもしれない。と、私はそう思わないではないです。
・鶴川高校
http://www.tsurukawa.ed.jp/
<背中>ばかりの画像では失礼ですね。「正面=町田市側」に廻るとこんな感じ。
脇道から本線に戻ります。町田市と川崎市の県境の小川というか堀を越えて住宅街の中を前進していたのでしたね。そうすれば突き当たりはやっと車道。実は、本線経路がこの車道に出た地点から左に500メートル行くと鶴川高校の「正面=町田市側」。この世はとり合えず「非ユークリッド空間」ではないとすると、当然ながら「本線」と「脇道」は互いにそんな位置関係にあるのです。
上の画像は本線の「今」の地点。経路はこの車道を右に行き(画像に写っている)信号を左折です。そして、そこで、貴方が目にするものはぁー!
というところで、適度な長さなので次回に続きます(;・ω・;)。
http://kabu2kaiba.blog119.fc2.com/blog-entry-594.html