快風丸

俺の船に乗らないか。

報道と現実

2006-11-10 16:32:37 | Weblog
 学校でのいじめが取り沙汰されている。
いかなる社会でも、いじめはなくならないらしい。
弱いものを叩くことで集団の結束を確認する、弱いものがいなければ、
それを作り出す、人間とはそういう動物であるらしい。

では、この世からいじめはなくならないのか。
ノーだ。人間は動物ではない。本能にあらがう理性をもっているはずだ。
しかし毎日のように報道で取り上げられている。

テレビを見ていて思うことは、なにか言葉だけが、少し高い位置を
すーっと滑っていくような気がする。紋切り型のコメントのせいか、
現実と離れているように思えてしょうがない。大人はこの問題を傍観している。
そして、曖昧にしようとしている。そんな風に思ってしまう。

いじめをやめるのではなく、無くすのだ。
学校内のいじめは、いじめではなく”校内虐待”と改めるべきだ。
肉体的、精神的苦痛を与える行為はこう言い換えるべきだ。
この連綿と続く、小さな被害者たちを救えるのは大人だと断言する。
日本の大人は必ず学校生活を経験しているでしょう?
直接、間接にいじめを知ってるでしょう?
ここで、今、断ち切らなければならないと思います。