快風丸

俺の船に乗らないか。

凶弾の記憶

2007-12-07 20:57:17 | Weblog
 高校1年、昼休み、テニス部だった僕は、コート整備の当番で、重いローラーを引いていた。友人が走ってきて信じられないニュースを伝えた。

 「自宅前で撃たれたらしい。」

 桑田圭祐がオールナイトニッポンで、ジョンレノンのことばかり言うので、感化され始めたころだった。新しいアルバムをNHK-FMでエアチェックしたばっかりだった。

 毎年、この時期には、ジョンレノンを聞いている。あのころのことを思い出してしまう。僕がオノヨーコを嫌いな理由は、皆が嫌うからだったこともだんだんわかってきた。オノヨーコはいつも毅然としていて、素晴らしいと思えるようになった。

 ジョンが愛を歌ったのは、世界に愛が足りないからだと思う。平和を歌ったのは、世の中が平和じゃないからだと思う。だから、あの歌が、今も世界中で鳴り響いているのだろう。

 今日は、ただ、祈ろう。