快風丸

俺の船に乗らないか。

正しいことと本当のこと

2009-02-14 01:37:25 | Weblog
 この世のすべてが、正しいことと本当のことでできていたらどんなに素晴らしいだろう。
「チェ39歳別れの手紙」を観てきました。

 キューバ革命を成功させた後、政府要職のポストには目もくれず、盟友カストロの元を去ったゲバラは
ボリビアへと向かった。圧政から市民を解放するべく。しかし、キューバとは勝手が違った。農民は、
ゲリラ軍をいぶかしむばかりで、官軍に脅されるがまま、野営地を行軍先を教えた。多勢に無勢で
食糧も乏しい。隊員の士気も上がらない。

結果、あえなく処刑される。

ボリビアへ赴く前日、ゲバラは変装して家族と最後の団らんをするのです。子供達には「お父さんの友達」と。

本当のことが、正しいことが、殺された。

 僕は望むばかりで、あまりにも無力だ。正しいことのために命をかけることもできない。
本当のことのために死を覚悟することもできない。
だからせめてこの映画を、そしてチェ・ゲバラを忘れないでいよう。