上原ひろみ、愛知芸術劇場大ホール。
前から4列目がとれた。
上原さんの右後ろ。
サイモンの”スターセット”は正面から見える。
バスドラの透明のヘッドを通してピーターの動きが分かる。
だからどうということでもないが、なんとなくうれしい。
サイモンの使用機材は日本のメーカーTAMAのセットドラムで”スターセット”と命名されているらしい。
TAMAブランドは星野楽器という名古屋の会社が作っているのだ。
上原さんがMCで言ってたが、世界の各拠点に全く同じセットが5つ用意してあって、ツアー中、近い拠点
から移動させるのだそう。
サイモンのドラムは、まるでメロディーを奏でているように感じる。
こういう流麗なドラムが好きだ。
この席は、下手の端で、PAスピーカーの正面よりもさらに下手側なので、ピアノもドラムも生音が聞こえた。
サイモンのカウント、上原さんの歌う声も聞こえた。
遠くからだとわからないが、上原さんは、ほとんど椅子に座っていない。
立ってリズムをとりながら弾いていることが多く、かなりダイナミックに動いている。
ダンスしながら弾いている。
そして、吐息以上歌未満な感じで、感情を声に出している。
これはよく聞くとCDにも入っている音だが、それが生で聞けたのは良かった。
そして、サイモンと上原さんが頻繁にアイコンタクトしているのもよく見えた。
今年も5大陸を回ったそうだ。
LIVEスケジュールを見ると、ほんとに世界中を巡っているのが分かる。
「子供のころからたくさんのお客さんの前で弾くのが夢だった。今、その夢をここにいる皆さんが
かなえてくれている。」
演奏が佳境にはいると、この人たち、このまま宙を舞って飛んでいくのじゃないかしらと思えるほど、
そしてもしそうなってても不思議ではないほどのすさまじいグルーブだった。
最高でした。