小倉は新幹線の乗り換え駅で、めったに改札の外へは出ない。
今回は、たまたま、遅い時間の新幹線だったので、小倉城を目指して歩き始めた。
紫川と鴎外橋。小倉と縁が深かった文豪、森鴎外を偲んで名づけられたのだそうです。
1970年ごろまでは、工業排水で水質汚染がひどかったのですが、だんだんと浄化され、水鳥たちが戻ってきたのだそうです。
子供のころ、ほんとに水が濁りきっていて、その不透明感と「紫」という名前がなんとなく記憶のなかで意味もなく結びついていました。
「鴎」のイルミネーション。
「「かもめ」のモニュメント」
小倉と博多は、京都と大阪ぐらいのイメージですか?
何せ、九州はまったく土地勘がなくて。
工場とヤクザの街というイメージ。華やかな大都会とダークサイドのコントラストがとても強いです。駅を降りて、ほんとにすぐ、線路沿いにトルコ街が今でもあります。ストリップ小屋、ホモ専用成人映画館、立派なファッションビルなど商業施設も林立しています。キラキラしたおしゃれな都会であり、かつ、怖い街でもある。子供のころからそんなイメージが明確で、それで物事には裏と表があると知ったのかもしれません。
JR鈍行で1時間、ここも愛すべきふるさとなのです。