快風丸

俺の船に乗らないか。

報道と現実

2006-11-10 16:32:37 | Weblog
 学校でのいじめが取り沙汰されている。
いかなる社会でも、いじめはなくならないらしい。
弱いものを叩くことで集団の結束を確認する、弱いものがいなければ、
それを作り出す、人間とはそういう動物であるらしい。

では、この世からいじめはなくならないのか。
ノーだ。人間は動物ではない。本能にあらがう理性をもっているはずだ。
しかし毎日のように報道で取り上げられている。

テレビを見ていて思うことは、なにか言葉だけが、少し高い位置を
すーっと滑っていくような気がする。紋切り型のコメントのせいか、
現実と離れているように思えてしょうがない。大人はこの問題を傍観している。
そして、曖昧にしようとしている。そんな風に思ってしまう。

いじめをやめるのではなく、無くすのだ。
学校内のいじめは、いじめではなく”校内虐待”と改めるべきだ。
肉体的、精神的苦痛を与える行為はこう言い換えるべきだ。
この連綿と続く、小さな被害者たちを救えるのは大人だと断言する。
日本の大人は必ず学校生活を経験しているでしょう?
直接、間接にいじめを知ってるでしょう?
ここで、今、断ち切らなければならないと思います。

旅モノ

2006-11-09 13:46:59 | Weblog
 古くは”兼高かおる世界の旅”、”遠くへ行きたい”、最近では
”いい旅夢気分”。
 TVの旅モノが好きだ。この件に関して、あまり話の合う友が無い。

最近のベスト旅モノは、NHKで水曜24:00からの番組で、
”世界ふれあい街歩き”だ。世界の国で歩くのだ。
旅人は登場せず、カメラを回しながら歩く。画面には、まるで自分が
歩いているような景色が展開される。
案内するという感じではなくて、初めて行ったという趣向のしゃべりが
入る。

 旅モノとして、画期的なのは、こんなところですよと教えられるの
ではなく、旅の発見を疑似体験させてくれるところにある。
想像力をパワーアップできるぞ。

 

富士山麓

2006-11-06 18:26:27 | Weblog
 ちょっといいグラスを手に入れた。
ロックグラス。ちょっと小さめでいい感じ。
グラスの台の部分に富士山をあしらってある。彫ってあるというべきか。
これが、ウィスキーを注いでみると、富士の夕景のごとく金色に輝く。
素敵じゃないか。
これが、¥1,000のウィスキーのノベルティだ。
キリンの”富士山麓”。安物のくせに50.5度。
素晴らしい。

西原理恵子さん

2006-11-02 15:10:03 | Weblog
 私、エッセイが好きだ。

サイバラさんは漫画家。かつて週間朝日で”恨みシュラン”という
とても面白い連載をされていた。有名なレストランに取材に行って、
いかにしょーもない店かというのを紹介する内容だ。
ここでのサイバラさんのイメージは、なんか、激しい、暴力的なほどの
力強い人でした。

 図書館でたまたまサイバラさんの初期のエッセイ集”怒涛の虫”を見つけた。
一気に読んだ。とても面白かった。高知出身で、元不良で、年も近い。
それよりも、なんかやさしさとか、深い愛情とかそういった心の持ち主だ
というのが最大の発見。ただの無茶する人じゃなかった。また、そうで
あるからこそ、強烈なキャラクターがより生きるのだろう。

サイバラさんのことが大好きになってしまった。

ロードバイク復活

2006-11-01 11:29:19 | Weblog
 自分は、闘争性が低いタイプだと思っている。
が、人間は戦うべきだと思っている。したがって、戦う目的や対象を
いつも探しているようなところがある。本能にないものを理性や理論で
補足しようとしている。

 自転車ロードレースもその対象の一つだ。
通勤で乗っていたが、今年8月に事務所が引っ越して以来、ご無沙汰。
安全に止めておける場所がなくなったからだ。しかし、このままでは、
ロードバイクが単なるオブジェに成り下がってしまう。
そこで、会社が借りている立体駐車場の片隅を拝借することにした。

 週末に整備した。
2ヶ月ぶりに乗るロードバイクは怖かった。独特の前傾姿勢は日常の
中には無い。体が忘れている。首の周りの筋肉がこわばっている。
しかし、心地よい走行感は何物にも代えがたい。
ママチャリも良いけどね、やっぱ舗装道路の王様はロードバイクだ。

 今の時代に最もふさわしい乗り物、それが自転車だ。