気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

第18回村岡ダブルフルウルトラランニング~翌日~

2015年11月02日 11時17分55秒 | 村岡ダブルフルウルトラランニング
来年の野辺山ウルトラ100kmと彩湖70kmのエントリー完了!


村岡ダブルフル大会終了後、後泊でわさびやさんに宿泊
やっぱり、そのまま泊まれるって楽だね~。

朝、ちょっと早めに目が覚める。
朝のお散歩に出かける。

脚は重いが強い痛みは感じられない。

昨日駆け下ったコースを上って見る



わさびやさんは旅館街では上から2番目くらいの宿なので
すぐに山のほうに入る。



昨日の名残り。このコースは100kmだけなので緑のプレートだけ。

そういえば、村岡地区のストリートビューには、
このダブルフルの距離プレートが移りこんでいる。粋な計らいだ。
ただし、コース変更前の去年の距離表示だが。



山肌に朝日が当たる。



宿の裏手には清流が流れる。



急勾配なガードレールが見えてくる。
こんなに急坂だったのか・・・。



をう、やっぱり出るのね。
味のある熊のイラスト。



見覚えのある人も多いと思う、お地蔵様。





隣にはベンチ



喉を潤せればいいんだけど、ゴミが浮いててあまり綺麗ではない・・・。

この先は、前回の大会の翌日に歩き回ったから、ここで引き返すことに。



冬になるとここはスキー場となる。



坂を下っていると、他のランナー二人組みがやはり散歩をしている。
朝の挨拶を交わし、すれ違う。



綺麗な棚田



さっき下から見えた急勾配のガードレール。




宿に戻ると、ご好意でお風呂が沸いているという。
朝風呂でさっぱりする。

同室の方と朝食をいただく。
珍しい「むかご」の混ぜご飯だ。

その後、宿の方に観光協会の駐車場まで送っていただき





ツアーバスで新大阪まで



昨日のコースで、前回までスキー場の駐車場だった場所の
ソーラーパネル群

たまたま、隣り合わせた、ブラインドランナーのご夫婦
なんか、デジャブな感じがしてたら、
途中の休憩場所で思い出す。
前回大会の帰りのバスでもお隣でした。
RUNtotoさんともお知り合い。

この大会のいいところで
この帰りのバスで、知り合いが増える事が多い。
RUNtotoさんと知り合ったのも前々回のこのツアーバスだ。
今回は残念ながらRUNtotoさんは2号車で、離れてしまった。

前回は、エンジントラブルでサービスエリアに足止めくらったが、
今回はスムーズに新大阪に到着。

新大阪駅でRUNtotoさんと合流
ビールとおつまみと駅弁買って、1号車自由席へ。



500mlが私ね。

RUNtotoさんとマラソン、ブログ、仕事などいろいろ楽しい話をして
あっというまの2時間半
調子に乗って、500ml2本空けちゃいました。(RUNtotoさんは350ml1本ね)

又の再開を誓い、RUNtotoさんとは品川でお別れ。


品川から最寄り駅まで東海道線に揺られる。

ん?あれ?お腹痛くなってきたぞ・・・。

注意!この先、かなり汚い話になります。気分不快な方は読まないでください)


最寄り駅でトイレに駆け込む。

お腹どっか~ん!!

ヤバイヤバイ、呑みすぎたかな?
駅からの帰り道でも、途中デパートに飛び込み、どっかーん!!

自宅に着くなり、脂汗たらたら、悪寒がゾクゾク

・・・なんかあたったかな・・・

その後、トイレがお友達となる。
しかし出るものは、水状のものばかり。
食欲もわかず、夜中中うんうん唸って過ごす。

食中毒やウィルスだったら仕事休まなきゃと考えるが、
幸い、出るのはシモばかりで、嘔気はない。
次の日になり、悪寒は消え、トイレも出尽くした様子。

なんとか仕事をこなす。

完全に脱水を起こし、体重3kg減る。
少し動くだけで、心臓がバクバクする。

普通の水分は直通になっちゃうので、ポカリを常温でちびちび飲む。
固形物は食べられないので、ゼリー飲料で代用。

火曜から木曜までそんな状態。
木曜夜にようやく固形物(うどん)が食べられるようになる。
金曜にやっと、お腹が落ち着く。

ふー、一時はどうなることかと・・・

月いちウルトラで、身体が弱っているところに
村岡ダブルフルで追い討ち
ビールでトドメだったようです。
内臓がやられちゃったのね。


こんな感じで、今回の村岡ダブルフルは幕を閉じましたとさ。

「おしまい」
コメント (4)
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第18回村岡ダブルフルウルトラランニング~その4~

2015年10月27日 09時14分25秒 | 村岡ダブルフルウルトラランニング
ああ、大会から一ヶ月経ってしまった・・・。


長板のエイドを出て下り坂。
田んぼや牛舎の横を通り過ぎる。

コースはみかた残酷マラソンと被る、矢田川沿いの道へと入る。
大会コース中ではフラットに見えるが、この道も地味に上っている。

この地味な上りを走れるかどうかで、タイムに違いが出てくる。

長坂エイド到着。
このエイドはお好み焼きエイドとして有名だ。



ずらりと並んだお好み焼きをありがたくパクついていると



大会FBのカメラマンに激写されてました・・・



(もう一皿食べようかな~・・・)悩む図
それにしても、腹出てんな~(苦笑)
結局、フルーツいただいて出発。

ひーこら走っていると前からスタッフが原チャリでやってきて
「この辺りの方が、関門ギリギリで~す。がんばってくださ~い。」
との声掛け。
時計を見る。
ん?まだ、大丈夫だよね?
この先、ずっと歩いてしまえば確かにギリギリかも。

90km 12時間06分

道が微妙に曲がっていてなかなか関門が見えてこない。

まず、応援の声が聞こえてきて、しばらくしてエイドが見えてくる。

最終関門、小北保育所エイド
 関門締め切り時間 17:30
 現時刻      17:13

最後の試練一二峠へ向けて、ちょっと小休止
トイレに寄ってから、さあ、もう一息。
出掛けにペンライトを受け取る。

いきなりの上りにがっつり歩きで対応。
隣を歩いているランナーが
「初めて出たけど、坂道しかないですね~」
と話しかけてくる。
「ここさえ終われば、後は下り坂だけですよ~」と励ます。

2km程上ると、やや斜度が緩くなる。
えいやっ!と最後の力を振り絞り走りを入れる。
しばらくは上り坂が続くが、斜度の緩いところもあり
走れるところは走っておく。

少しでも走ったのが良かったのか、思ったより早く一二峠頂上へ到着。

峠にある最後のエイドで水分補給。
噂によると、ここではテトラパックのピクニックが出てるらしいが
過去2回で見たことも無い、今回も既に売り切れ。
まぁ、お腹ガボガボで入りませんが。

お礼を言い、エイドを出ると
目の前が一気に開ける。
下り坂が始まる。
足は・・・OK、どこも痛いところはない。

今までセーブしてきたものを一気に開放する。
重力に身を任せ、自分でも予想以上のスピードで駆け下りる。

3つコーナーを曲がったところでRUNtotoさん発見。
一瞬、一緒にゴールするか?と考えるが、先はもうちょいあるし
なによりスピードつき過ぎて落とせない。
「RUNtotoさ~~ん、がんば~~~」と声掛けるので精一杯。
びゅん!と抜いていく。

次のコーナーではエイドで何回か会った、ワンピースのルフィがいる。
「るふぃ~~~」「を~チョッパー」と声掛け合い、横を駆け抜ける。

GPSがヴヴヴと震える
この区間1km 4分31秒・・・
思わずゲラゲラ笑い出してしまう。
下り坂補正は入るとしても、98kmも走ってて何やってんだか。
ゲラゲラ笑いながら、爆走してんだから、傍から見れば気持ち悪い奴だな。

同じランナーからも
「ナイスラン!」「がんばれ!」と応援してもらえる。
ありがと~
道が暗くなってきた、ペンライトをオンにする。

徐々に道が広くなり、民家も増えてくる。
それと同時に斜度は緩くなってくるが、
4:44
4:59
勢いは止まらない。

「おかえりなさ~い」「もう少し、がんばって~」と
沿道の応援も増えてきた。

後、1km

空を見上げると、見事な満月が見守ってくれている。
そういえば、今日は中秋の名月だ。

懐かしい村岡小学校が見えてきた。
道の両脇には応援の方々がずらり。

小学校の横の下りで66kmの女性ランナーをパス
スタート地点を通り過ぎ、小学校の校庭へ

両脇に幟が並んだ花道が現れる。

応援に答えながら花道を進む。

前のランナーがゴールした。
せっかくなので、ゴールテープを切りたいなと思い、
ちょい手前で、スピード調整する。
ゴールテープが張りなおされ、さあ行こうかと思った瞬間

さっき抜いた、66km女性ランナーが横をピューっと・・・

をいをい
ルール上は問題無いとしても、マナーとしてどうよ?
誰しも、ゴールテープは切りたいもんよ?
逆の立場ならどう思う?
ちょっとは考えて欲しいなぁ~。


しょうがないので、もう一度ゴールテープが張りなおされるのを待って

改めてゴーーーール!!


振り返り、コース、すべてのスタッフに一礼!

完走タオルを掛けてもらう。これで3枚目うふふ
高校生に案内され、椅子に腰掛けチップを外してもらう。


完走証の列に並び、発行してもらう。



100km 13時間28分37秒

ネットタイム13時間27分25秒

なんとか13時間半は切れた・・・。

そのまま一直線に売店に
「ビール下さい!!!」
「ごめんなさい、売り切れちゃったんです・・・」

がびーん!
「ノンアルコールならまだありますよ」  
しょうがない。今はそれで我慢するか~。

ノンアルビールをちびちびやりながら、帰ってくるランナーを迎える。
何度もすれ違ったランナー達が帰ってくる。
しばらくするとRUNtotoさんも帰ってきた。
ゴール地点でお互いの健闘を称えて、直ぐに帰るというRUNtotoさんとお別れする。

仲間でワイワイゴールする人達
ガチ泣きしながらゴールする人
そして、運命のタイムアップ!

花道に入って着た女性ランナーは間に合わず、会場すべての照明が落ちる。

花火がドーン!!!

毎回思うが、この花火をゴール後に観られて良かった~。
中秋の名月と花火、美しい・・・。

あれ?まんたさん見なかったな~。

もしかして、リタイアしちゃったかな?
と思っていたら、後日、私の2分前にゴールしていた事が判明。
大変、失礼いたしました。


さて、帰ろうかと思っていると、大会事務局長から放送で
「ちょっと、皆さん待ってください」
「ゴールに集まってください」とのアナウンス。

なんだなんだとゴールに向う。

まさかのサプライズ、公開プロポーズ
先程、仲間でワイワイゴールしたランナーの一組が
彼女にプロポーズ。
もちろん、成功して、会場大盛り上がり。

良かった良かったと会場を後にする。

隣の村岡中学校へ行き、荷物とトラバックを回収する。
既に荷物置き場は閑散としている。

送迎バスに乗ると、ハチ北スキー場旅館街へ。
わさびやさんの女将さんが迎えに来てくれていた。

お風呂にゆっくり浸かり、夕食。
やっと、アルコール入りのビールにありつける。

その後はぐっすりと眠りにつく。
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第18回村岡ダブルフルウルトラランニング~その3~

2015年10月21日 09時19分25秒 | 村岡ダブルフルウルトラランニング
本日2015年10月21日は
バックトゥザフューチャー2でドクとマーティーがやってきた未来の日だそうだ。
DVDを鑑賞しながら本文書いてマス。



射添会館を出発。

矢田川を渡る橋から頭上に長楽寺が見える。
距離は短いが、ここから長楽寺までの坂道の斜度は
ダブルフルのコースの中では一番キツイのではないかと個人的に思っている。

しかしここさえ越えれば、ここ以上の斜度の上りは無いはずだ、と
自分を鼓舞しながら上っていく。

坂を上りきると、少しだがすれ違いゾーン再び
射添会館でのんびりしていたので、さっきまで一緒に走っていたランナー達が
すれ違っていき、少し焦る。

巨大な仁王門に到着
「歓迎 村岡ダブルフル」(だったかな?)の大きな幟
広い参道を抜けると更に巨大な本堂へ。
本堂前では御接待のおばちゃん達が並んで応援してくれている。

一旦チョッパー帽を脱ぎ、一礼し本堂内へ。
お久しぶりです。
巨大な3体の但馬大仏が鎮座しておられる。

広い堂内の台座の周りをぐるりと廻る。
この大会ではじめてGPSがロストする。
再び大仏様の正面へ。
ここはエイドではないが、長楽寺さんのご好意で
おはぎの御接待をしていただける。

・・・が、
罪だぜ村岡ダブルフル・・・
ここまでの豪華なエイドのおかげでお腹は減っていず、
しかも、ウルトラ後半の「甘いものはもう結構」モードに入っていて、
この先のカレーか?おはぎか?だとカレー一択。
御接待のおばちゃんのお誘いを申し訳なく思いながらお断りすると、
麦茶だけいただいて先を急ぐことに。

実はこの場にまんたさんがいたらしいのだが、お互い気が付かず
まんたさんが撮った写真に偶然写りこんでいて
レース後気が付いたというオチ付き。

本堂出口では住職さんが一人ひとりに手を合わせて
この先の無事を祈ってくれている。
ありがたやありがたや

御接待おばちゃんズの声援を背中に受けながら長楽寺を後にする。

すれ違いゾーンを抜け左に曲がる。

大きな橋を渡る。
矢田川走友会の派手な応援看板が楽しい。

大きな音楽が聞こえていたが
宿公民館で演舞していた高校生のよさこいソーランチームだ。
遠くから聞こえてたもんだから、その場に着いた時には撤収準備中。
それでも、ハイタッチで応援してくれて元気をもらう。

しかしながら、ここら辺りで疲れが出はじめる。
一応、走ってはいるが、ますます遅くなる。

丸味エイドに到着。
そこから見える上り坂に気持ち的にやられる。
長い間休憩し、さあ行こうと走り出すが
なんか、いろいろとどーでもよくなり、
遂に歩きはじめる。
ようするに心が折れた。ポッキリ

しばらく歩き倒し、坂が緩くなったところで走ってみる。
をを、走れるじゃん。

80km 10時間45分

あれ?70kmまではGPSはマイナス800mくらいまでずれてたが
今見ると500mくらいプラスになっている。
長楽寺でロストしたときにずれたか?

と、前方にとぼとぼ歩くRUNtotoさんを発見。
足が攣ったらしい。
芍薬甘草湯飲みます?と聞いたら既に飲んだそうだ。
ならばと、前日受付会場で購入した
「足の攣りならコレ!コレは効きます」と自信たっぷりのPOPに惹かれて買った
塩サプリの残りをあげる。
じゃあこれで飲むわとRUNtotoさんがリュックから取り出したのは
幻のかぼすジュース。
いらなかったけど、人に進められて持ってきたそうだ。
ああ、幻のかぼすジュース・・・。

先に行って~と言うRUNtotoさんと別れると
直ぐに柤大池 あけぼの山荘エイド

ああ~~~、今年も白ばらコーヒー牛乳は売り切れ
かぼすジュースは前回間に合ったが、白ばらコーヒー牛乳は3回共間に合わず。
用意できる数が少ないらしいが、
一番必要としている100km組が飲めないなんて、この大会唯一の欠点だわ。

*44,66,88kmランナーの皆様へお願い*
白ばらコーヒー牛乳は後のランナーの事を考えて1杯までとしてください。
100km鈍足ランナーからの切なるお願いです。

気を取り直してカレーをパクついていると
RUNtotoさんが追いついてくる。
「カレーは食べられそうにないから、とぼとぼ先に行ってるね」
との言葉を残し、とっとと出発する。

エイドの横によせ書きが有ったので、1文残す。

さて、RUNtotoさんを追撃するかと出発するが
あれ、見えないぞ。

少し上って下り坂になる。
よく見ればRUNtotoさんは遠くに米粒のように見えた。
復活して思いっきり駆け下りてるやんけ~。

苦笑しながら追いかけ駆け下りる。
辛いはずの下り坂だが、なんだか楽しくなってきた。
風景も山の景色から田園風景に変化してくる。
アイスエイド直前でRUNtotoさんに追いつく。
調子は戻ってきたけど、いつ攣るかわからなくてヒヤヒヤだそうだ。

長坂エイド到着。別名アイスエイド
アイス(ピノ)が貰える。

アイス配りをお手伝いしている女の子が可愛くて
「もう一個ちょうだい」と遊んでいると
その間にRUNtotoさん先行。
あっというまに見えなくなる。

ここからは
最終関門への時間との戦いだ。


続く
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第18回村岡ダブルフルウルトラランニング~その2~

2015年10月16日 09時10分45秒 | 村岡ダブルフルウルトラランニング
仕事でてんてこまいしてたら時間が経ってしまった・・・
記憶はどんどんこぼれ落ちていく・・・。

・・・しかも、書き終わったところでバグって半分消えちゃって書き直し・・・


さて、100kmランナーだけの猿尾滝往復ゾーンに突入。

往路ですれ違うランナーは皆速い人達ばかり。
緩い上り坂をエールを掛け合いながら進んでいく。

ここでのお楽しみはすれ違い。
知り合いがいればそれだけでもテンションが上がる。
今回、同室だった鬼太郎さんとは同じようなペースで抜いたり抜かれたりしている。
RUNtotoさんとは復路ですれ違うだろう。
前回の大会で知り合いになった、ブログ仲間のまんたさんはいずこ・・・
前日と朝にお見かけはしたのだが、私が後ろからスタートしているので
多分往路ですれ違うだろうと目を皿のようにして探しながら走る。

名物「猿尾滝エイド」に到着
100kmランナーにしか味わえない「流しソーメン」が出ている。
「いくよ~」という声と共に流れるソーメンを堪能
その他、フルーツやぜんざい、100kmランナーしか居ないのに贅沢なエイドだ。

更に奥地へ
エールを交わしながら上っていくが、未だまんたさんとはすれ違えず?
おかしいなぁ、もしかして、予想以上に早くこのゾーンを抜けてしまったか?
と、考えていると、あれれ?もう折り返し?
確か、前回はもう1コーナー奥の方で、もうちょっと開けた場所じゃなかったっけ?

40km  4時間32分

今度は下り坂
折り返しから少し下ったところで、遂に発見!まんたさん
「まんたさーん」と声を掛けると、向こうも気が付いた様子
下り坂でスピード付いてるもんだから、タイミングが合わずハイタッチ失敗。
まさか、こんなに近く後ろに居たとは。 
まんたさん下りは速いから蘇武岳下りあたりで追いつかれるだろう。

まんたさんとのすれ違いから、すぐにRUNtotoさんが上ってくる。
をを、予想より速いじゃんと思っていると
なんか、調子が良くなってきたらしいとのこと。
「折り返し、近くなってるよ~」と伝え、先を急ぐ。

再び猿尾滝エイドへ
やっぱ村岡ダブルフルと言ったらこれだね、のプチトマトをぱくぱく食べる。

前々回、同じ宿で、これまたいろんな大会で見かけるカープキティさんともすれ違い。
エールを送る。

なんだか賑やかな3人組と同じペースになり、一団で往路のランナーに
エールを送りながらすれ違いゾーンを終える。


集落を通り過ぎると、いよいよ蘇武岳へ上り開始。
上り口への曲がり角では多くの地元の方が応援してくれている。
たしかここら辺でも鬼太郎さんとランデブーしている。
これからのキツイ上りに備え、ベスパハイパー投入。

脇道に入ったところで私設エイドがあり、
クエン酸の入った蜂蜜ジェルを配っている。ありがたや。
ここで蜂蜜があったなら、ベスパハイパーは取っとけば良かった。
この蜂蜜ジェルはまだ市販はしていないそうだ。
お礼がてらに宣伝
B’eatハニーアクション

途中湧き水があるので喉を潤す。

集落を過ぎ、山道へ入る
しばらく上ると柳腰でセクシーな女郎滝が見えてくる


ね、セクシーでしょ?
(画像は村岡FBからの拾い物)

くねくねと曲がりくねった九十九折の上り坂をゆっくり走っていく
この辺りは周りの木も高いので薄暗く、道の先も見通せない、
斜度もキツイので精神的にかなりクル。
木曽100kmもキツかったが、やっぱりお蘇武さん半端無いわ。
走り続けることをモチベーションとし、じっくり進んでいく。

村岡ダブルフル応援プレートが始まる。
一昨年までは一人一人に対する応援メッセージだったが
去年から村岡地区の民話を連載している。
鷹にさらわれた女の子のお話、太閤さんを翻弄した女盗賊のお話
沼の主にお嫁入りするお話など
1人1文書いてある

私のプレートには
がんばれ、Pink_manさん「とっても弓が好きで」
でした。
中には
がんばれ、○○さん「白い裸体が」 とか
がんばれ、●●さん「女の子をさらって」とか
笑えるものも。
お話の最後には
がんばれ、□□さん「おしまい」  (苦笑) 

応援プレートを読みながらだと、時間を忘れる事ができる。

蘇武三叉路エイドでトイレに並ぶが、ちょっと時間が掛かる。
その間、ボランティアの高校生達が
「水が足りないYO~」「届けてもらう?」
「上のエイドまでポリタン持って取ってきて~」「3km先だけど」
とか会話しているのが聞こえる。
お世話になります。ありがとう。

高度が上がると空が近くなり、気分もよい。

50km 6時間11分

やっと半分・・・

蘇武展望台エイド到着。

前回に続き眺めは最高!
ここでしばらく小休止することに。

ぶどうをムシャムシャ食べていると見覚えのある人が到着。
まんたさんだ。
やっとゆっくりとご挨拶できた。
私も調子は悪くは無いけれど、走ってきた割に追いつかれるのが早過ぎる。
やっぱり練習不足だな~。

と、まんたさんと話していると、あれれ、RUNtotoさんまで追いついてきた。
表情は明るい。完全復活したらしい。

どんだけ遅いんだオレ・・・。

もうちょっとゆっくりしていくよと言い、コーヒーを啜る私と
早々に出発されるお二方。

鬼太郎さんもここらで追い越され、その後追いつくことはなかった。

もう一度、展望台からの眺めを目に焼きつけ、再スタート。

展望台を越えたからといって、下りが始まる訳ではない。
もうしばらく上りは続く。

遠くにガシガシ歩いて上っているRUNtotoさんが見えた。
私の方がやや速いらしく、徐々にその姿が近づいてくる。
やっと、コース最高地点に到着。下りが始まる。

その瞬間、RUNtotoさんがピュ~ッとペースアップし、
あっというまに、見えなくなる。 は、速い~~~!?
あのペースだと、この先、追いつけないかも?

村岡ダブルフルの怖いところは、下りが始まっても
ところどころ上りが混ざってくる点だ。

のこぎりみたいでしょ?

木曽100kmみたいにずぅ~と下りもイヤだけど
せっかく下りだぁ~って安心したところで上りもイヤン。

60km 7時間39分

62km過ぎた頃、
左のシューズに違和感。パコパコ音がしている
ん?木の枝でも挟まったかな?と見てみると
左の踵の裏のソールの一部が剥がれかかってプラプラしている。
う~ん、やはり4年落ちのシューズでは経年劣化してきているのか?


その先、見晴らしのいい場所に出ると、遥か眼下に
この下りの終着点と、そこから再び上りに入っているランナー達が
ゴマ粒のように見える。
近くのランナーに教えると、うげぇって顔をしてた。

64km付近でまんたさんに追いつく。

直ぐに、第3関門 蘇武小城エイド
ここは、天然の湧き水が流れていて
熱くなった身体にばしゃばしゃ掛ける。

エイドで梱包テープを借していただき
剥がれそうになった左シューズの踵をグルグル巻きにする。

その間にまんたさんは先に出発されたようだ。

せっかく貼った梱包テープだが、300mくらいで剥がれてきて
バタバタとし始めて邪魔なので取ってしまう。
剥がしたテープは手に持って走るが、それも邪魔だ。

しばらく下ると清流の音が鳴り響いてくる。
三叉路に出るが、コース案内板が無い。
支道の先にランナーが見えたので、付いていく事にする。
後で知ったのだが、ここが44kmとの合流地点。
ミスでコース案内板を設置し忘れたそうだ。
何人かのランナーはコースミスで下って行っちゃったそうだ。

清流の川にでると蘇武岳の下りは終了。
そのまま和佐父峠への上りへ入る。
蘇武岳の下りで遥かに下に見えたあの場所だ。

未舗装路の上りで再び、まんたさんに追いつく。

和佐父峠では毎回 幟で応援してくれている。

そこからの下りは、ただただ下り。
斜度もそこそこある。
気が付いたら靴のパコパコ音はしなくなっている。
確かめたいが、下り坂で足を止めるのは容易ではない。

集落が多くなってくると応援も増えてくる。

70km 9時間00分

遂に下り坂が終わり、広い道に出る。
お巡りさんの誘導で道を渡ると、そこは

第四関門 射添会館。

制限時間15時
現時刻 14時25分

前回は1時間前に到着していたんだけどな~。
今回も調子は悪くはないんだが、ペース遅すぎか、エイドでまったりしすぎか?

まぁ、このエイドでもまったりするんだが。

パコパコシューズはどうなったか?

Oh!!
踵の滑り止めゴムが剥がれている。
まぁ、踵着地ではないし、騙し騙し行くしかないか。

ここではスタート時に預けた、トラジションバックを受け取る事が出来る。
ゼッケンをコールされ高校生達がバックを持ってきてくれる。

ご馳走エイドでお腹も空いてないし、喉も渇いていない。
それでも、ミネラルが足りないかな?と思い、OS-1ジェルを流し込む。
ぬるいと不味い・・・。
べスバハイパーなどをポケットに追加し、トラバック返却

まんたさんも到着し写真撮影などしていたようだが、
私がまったりしている間に出発されたようだ。

かぼすジュースの空き缶が山積みになっているのを見つける。
え、そんなのあるのと探すが、もう売り切れているようだ、残念!。

蕎麦やフルーツもいただく。

この先は長楽寺への上り坂
坂自体は短いが、大会コース上一番の斜度じゃないかと思っている。


気合を入れ、重い腰をあげる。


続く
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第18回村岡ダブルフルウルトラランニング~その1~

2015年10月08日 09時54分06秒 | 村岡ダブルフルウルトラランニング
2時半にごそごそ起き出す。
本日の勝負服に着替える。

今回の装備

ピンクのトラスーツ
ミズノ バイオギアタイツ 膝上カット
スキンズ カーフガード
ディフィート ライトソックス
ザムスト アームカバー
モンベル EXライトウインドジャケット
ナイキ ズームエリート+5

プラス、チョッパー帽

見ると、同室の内の一人は鬼太郎に変身中。
ああ、この方も色々な大会で見かける、あの鬼太郎さんだったのね。

3時より朝食。
朝早くから用意ありがとうございます。
3時45分に宿のマイクロバスで出発。

大会会場到着。



肌寒いのでライトウインドジャケットを羽織る。

男性荷物預かりは村岡中学校
トラジションバックを入り口の自動車の前で預け
トイレに行くと、空いているので入っておく。
あまりすっきりせず、出ると行列が出来ている。
タイミング良かった。

ゴール後の荷物預けは体育館の中。自分で置いてくるタイプ。

時間もあるので、宿で同室だった方々と話していると
入り口でブログ仲間のまんたさんを発見。
声掛ける暇も無く荷物を置き体育館を出て行かれる。
前日の受付に続き、声掛けられず。


スタート20分前になり、スタート位置まで移動する。
着いた時はガラガラだったのに、既にランナーで溢れている。
熊鈴を配っているのでひとついただく。
これから長い間「リンリン」という音が旅のお供となる。

最初はのんびり行こうと思っていたので、最後列に陣取る。
セーラー服男子や巨大なラムちゃんズなど個性的な面々が並ぶ。

横にいろんな大会で見かける、ピンクのウサギさんが居たので話しかけてみる。
「木曽ウルトラ出てましたよね。」
「あ~、いい大会でしたね~」
共通の話題があるので、すぐに話が弾む。

時間が迫り、長楽太鼓の演舞がはじまる。
いつも思うが、横に病院があるのにいいんかいな?

カウントダウンに続き、号砲一発!

最後尾なのでゆるゆる進む。
スタートラインまで1分程。
沿道の「いってらっしゃーい」の声に答えながら長い道のりに踏み出す。


橋を渡ると提灯のアーケードの中、
村岡商店街にご挨拶の周回に入る。
今年も朝早くから地元の方が店先や家の軒先で応援をしてくれている。
ありがたいことだ。

商店街をぐるっと廻り、スタート地点に戻ってくる。
去年まではここを左折し、スタートから5km程フラットな道だったが
今年はコース変更があり、右折。
いきなり上り坂に入る。
時間も少し早くなるので、まだまだ薄暗い。

集落があると、必ず応援してくれている人がいる。

なかなかにキツイ上り坂だが、まだ序盤なので歩く人はいない。

あっというまに第1エイド「水車小屋」に到着。
水を貰ってると、横にウルトラおばさんことRUNtotoさんがいた。
「足が重い~」って言っていたけど、まぁ当たり前でしょう。
エールを交わし先行する。
しばらくは上り道が続く。

兎和野高原エイドで本日1個目のプリンを飲み干す。

10km 1時間15分

ガーミンのズレはマイナス気味。
10~20mくらい短い気がするが、まぁ誤差の範囲

私設エイドのピザエイド。毎年提供してくれていて、もはやこの大会の名物。
おいしいっ!

一つ目のピーク ハチ北エイド
トイレを使用。
ここを出ると88kmの部とはお別れ。
旧コースでは一旦坂を下って折り返し、上ってからお別れだったが
新コースでは何の未練も無く左折。ちょっと楽になったかな?

ハチ北スキー場を越えると激下りの始まり。
距離もあるが斜度もある。
隣を走っている人が「初めて出たけど長いくだりですね~」
と言っていたので「まだまだ下りますよ~」と伝えると
「ええ~!?」と驚いていた。
同宿の鬼太郎さんに追いつく
「足ガタガタ」と苦笑されていたが、この方も経験豊富なので大丈夫だろう。

旅館街に入る。
さっそく泊まっている「わさびや」さんの前を通過。
旅館の女将さんが応援してくれていた。
折りしも44km組が旅館を出発するところ
地元の方々と一緒に応援してくれている。

にぎやかな旅館街を過ぎても下り坂はまだ続く。

口大谷のエイドで一休み
更に下って右折する
前回出たときはスキー場の駐車場だったところが
太陽光発電パネルに変わっていた。
飛騨高山でも多くあったが、ここいらでも多くあるようだ。

20km 2時間18分

やっと下りが終わり、農道に入る。
対岸には折り返してくるランナーも見える。
目を凝らしてみたが、ブログ友のまんたさん確認できず。
折り返しの大野エイドで「チョッパー!」と呼ばれる。
振り返るとルフィがいる。私と違って、ちゃんとコスプレしている。
がっちり握手しエールを交わす。
プリンを飲み干し再スタート

今度は対岸にこっちに来るランナーが見える。
RUNtotoさん発見。向こうもこっちを見つけたようだ。
両手を大きく振る。

福岡地区に入る
66kmのスタート地点だ。
前回は3分前にスタートしており、閑散としていたが
今回はコース変更に伴い、20分くらい早く到着。
スタートを待つランナー達からの応援、ハイタッチの嵐。
楽しい~!

再び上りに入る。
和池公民館の前では今年も高校生のよさこいソーランの応援で迎えてくれる。

さらに上ると、待っていました。
お守りおばちゃんの登場。
貝殻で作った手作りのお守りを配ってくれている。


お礼をいいありがたく頂く。



これで思い出も3組目だ。

上りもいい加減嫌になってきたときに
リゾートホテルの私設エイドが麦茶を出してくれた。
ありがたかったです。

黒田石碑エイドで又プリンを飲み干し
下りに入る。
この辺りも、コースがちょこちょこ変わっていたと思う?。

30km 3時間23分

山陰道9号線を挟んで向こう側には猿尾滝へ向うランナーが米粒のように見える。
近いようだが、新コースになり周回のコースへ

いつもなら前半暗いうちに通るこの道。
少しすれ違いゾーンがある。
前半で一緒に走っていた見覚えのある88kmのランナーとすれ違う。
折り返し手前の光陽エイドも明るいところで見るのは初めて。
なんか新鮮。
折り返しで真っ直ぐ行くとスタート地点なので
「まっすぐ行かせて」と頼んでみるが「ダメ」と笑いながら拒否される。

すれ違い復路では知り合いには会えず。

9号線を交通整理で渡らせてもらうと

第1関門。
50分程の貯金

ここからまた分岐
100kmのみのすれ違いゾーンだ。


つづく 
コメント (2)
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