気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

第13回佐渡島1周エコ・ジャーニーウルトラ遠足208km~1回目の夜へ~

2018年10月29日 14時33分35秒 | 佐渡島一周エコ・ジャ...
本州の北端で楽しい大会に出てきたよ。
レポートは佐渡レポが終わってから~


大野亀ロッジを出発すると、すぐに左折。

分岐点には代表のS木さんが仁王立ちして、誘導している。
左折すると下り坂
見ると数人が立ち止まっている。
よく超ウルトラの大会で見かける年配のランナーさんが下り坂で転倒
膝と顔を擦り剥いている。

何人かのランナーで手当て中。
私もファーストエイドキットを供出する。
騒ぎを聞きつけたS木さんが下りてきた。
後はS木さんにお任せして先へ進む。

下り道路は風化してボコボコ
転倒者を見た後はどうしてもへっぴり腰になりスピードダウンしてしまう。

海岸沿いまで降りると「願」の集落を抜けると



海岸沿いの遊歩道



もちろん走れるわけも無し。



歩いてても気を付けなければ転びそう。



あ~・・・道はどこでしょう?

途中、賽の河原なる洞窟もあったんだが、
地蔵さんが無数に立ち並ぶ光景は、撮影する気にはなれない。



二ツ亀に到着。
ビーチでは地元高校生らしき集団がパンツ1丁で泳いでいる。
9月とはいえ日本海はもう冷たいはず。
若いっていいなぁ

岩やら草地を抜けると



この上り・・・



佐渡の北端、弾埼灯台

佐渡1周線に戻ると鷲崎の町に入る。



第2エイド到着





59.9km 15時20分頃

ここではすぐに出発しようかと思っていたのだが
不正地や上り坂で疲れてしまったので、靴を脱いであがりこむ。

木の床に寝転び目を閉じる
10分くらい寝て
起きると、うどんをいただく。
カレー食べたけど、この先なんにもないからね~。

スタッフのおじさん達にお礼を言い、再スタート。

大佐渡の南海岸側に入る。
この辺りが一番佐渡の原風景が観られる。



中心部から離れるほどアップダウンが多い。



佐渡島内にも八十八箇所巡りがある。
いつか巡って見たいもんです。



こちら側にも内海府トンネルという長ーいトンネルがある。
その長さ1759m
通り抜けると、すでに17時過ぎ
前回よりだいぶ遅れてるな~・・・



きれいな夕陽は望めなかったが、やや薄ピンクに染まった風景に新潟行きのフェリーが消えていく。

あっという間に暗闇に包まれていく。

平松トンネルを抜けたところのポケットパークに暖かな灯りが揺れている。
なんと私設エイドを開いてくれている。
椅子も用意してくれていて、ドリンクやフルーツをごちそうになる。

横には工事用のものか?コンテナのような大きめの簡易トイレもある。
この簡易トイレ、簡易とは思えない綺麗さ
なんとシャワートイレ付き。

エイド主の方にお礼をいい、先に進む。

両津の町灯りが近づいてくるのが励みになる。

やがて、建物が途切れる事が無くなり街へと入っていく。



両津の商店街に入り、ホッとするが、
仮眠所は細長い街の反対側にあるので、まだまだ遠い。







商店街には手作りの灯篭飾りが並んでいる。秋祭りかな?

両津港を過ぎ住宅街を過ぎると真っ暗な通りに入り
不安になる頃、ようやく仮眠所である寿月館に到着。

93.3km 20時45分

前回は18時過ぎに到着したから2時間以上遅くなっている。



外観写真を撮っていると、ちょうどなかからよっちゃんが出てくる。
よっちゃんも前回より遅い出発のようだ。
エールを交わすと闇の中に消えていく。



ガラガラと扉を開けると「お疲れ様~!」とスタッフの方々が迎えてくれる。
猛烈な蚊取り線香の匂いがたち込めている。

ここはCP及び、仮眠所、エイドで、申し込み時に宿泊代1500円を払うと
温泉入浴と布団での仮眠を取る事が出来る。

早速、温泉に直行。
熱めのお湯に浸かり汗を流す。

新しいウェアに着替え、身も心もさっぱりとする。
因みにこの大会は、ドロップバックは無いので、
綺麗なウェアに着替えようと思ったら、スタートから着替えを
一式背負って行かなければならない。
ランシャツ+インナー+半パン+靴下ぐらいなので、それほど重くはないが
やはり負担には代わり無い。
それが嫌ならば、入浴しないか、脱いだ服を又着るかの選択となる。

入浴を終え、大広間に入る。
テーブルは7割がた人で埋まっている。
代表のS木さんが「ほら、そこ座りな」と席を指定する。

おいなりさんの弁当と豚汁をいただく。

ここの仮眠室の布団で寝る気は無かったが、この大広間で長めの休憩を取ろうかと思っていた。
しかし、大量に置かれた蚊取り線香の煙は臭いし、
冷房も無い室内に多量の人がいる為暑く、温泉上がりもあって汗が止まらず。
ランナーの出入りも多く、その度、代表S木さんが大声で指示する。
眠気もまだ無いし、この環境ではゆっくり休めないと判断し出発することに。

出掛けに、朝食用おにぎり2個とペットボトルを貰い、闇夜に出発。
休憩の代わりにのんびりと歩く。

満月では無いが、月が大きく明るい
そのおかげで明るく歩きやすいが、
この大会で一番楽しみだった、満天の星空がイマイチ・・・。
残念!!

両津の街を出るとアップダウンが多くなってくる。
1時間半ほど歩いたところで、バス停が目に止まる。
佐渡島のバス停は雪が降る地方の特徴として、小さな小屋になっているものも多い。
まだ、それほど眠気は感じないが、この先、いい寝床が空いているとは限らない
今のうちに休んでおこうと思い、営業時間外なのを確認し、中に入り横になる。

40分ほど眠れただろうか。
身体がほぐれるまで歩いて、走り出す。

人っ子一人いない佐渡の集落を走っていく。
時折、ランナーを抜いたり、抜かれたり。

2時~3時頃に、山に月が沈む。
月明かりが無くなり、真の闇が降ってくると
全天に振るような星空が広がっている。

これだよ!今回佐渡にリターンしたのはこの星空を見たかったんだ!

時折、ライトのスイッチをオフにして、満天の星空を堪能する。

後ろから沖縄、津軽でご一緒したK菅さんが追いついてくる。
いいペースですね、と言うと
「だって、仮眠所で3時間しっかり寝てるから~」
と笑いながら、颯爽と走り去っていく。
さすがベテラン!

いくつかの峠を越え、いくつかの漁村を越える。
星空が薄くなっていく



西の空が白み始める



空の青が戻ってくる



水平線には雲があり、日の出の瞬間は観られなかった。



永い夜が明け、新しい1日が始まる。

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2 コメント

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Unknown (だぶ)
2018-11-13 12:47:35
 海岸沿いの遊歩道はゴツゴツですね。昼間ならいいですが、夜はかなり怖そうですね。
 佐渡島は行ったことがないのですが、かなり勾配のある「山の島」って感じがします。
 慣れの問題かもしれませんが、エイドに到着して「ゴールまであと140㎞」って言われたらちょっと辛そう(;^_^A
 佐渡にも八十八か所巡りがあるんですね。四国と言い佐渡といい山の険しいところに、お寺がありますよね。
 経験がないのですが、レース中にお風呂があって仮眠所もあるなんて凄すぎです。自分ならこの仮眠所で爆睡しそうです(笑)
 そして『満天の星空』これは見てみたい!!大会に出なくても、見ることは出来ますよね(笑)
最後の画像は、力を感じます~~^^
返信する
>だぶさん (pink_man)
2018-11-14 08:39:01
海岸沿いの遊歩道はタイミング的に夜にはなりませんが、賽の河原は別の意味で夜には行きたくないですね。

仮眠所は毎回、寝過ごす人がいるようですよ。

満天の星空はぜひ観て欲しいです。
ただし、町の近くでは薄れてしまうので、人里離れたところでしか見られないので、車で山の中に行くとかしないと駄目ですね~。
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