気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

第5回 土佐乃国横断遠足~クラインガルデンへ~

2018年08月31日 18時17分11秒 | 土佐乃国横断遠足
龍馬さんに別れを告げて、暗闇の階段を戻る。
高知灯台のある高台を駆け下りると
桂浜沿いの長い直線を西へ。

ぼんやりと東の空が明るくなってくる。
太平洋に朝日の写真に撮りたかったんだが、昇る前にピンクの子豚到着
右折し内陸に入り、いつのまにか陽が昇ってた。







90.3km 第3CP 高知競馬場到着 5時20分

すぐ横の大きめのイートインを備えたコンビニにピットイン

確かカップ麺を食べたような・・・その後、コーヒーを飲んだことは覚えている。
短時間、うたた寝してから出発。

海岸線と違い細かなアップダウンのある道を進むと







涼しげな水路の横のあじさい街道に入る。

今年から新しくここにエイドが出来ている。



97km第3エイド あじさい街道 16時間半くらい


(FBより拝借)
私は食べたばっかりだったので、注文しなかったが
希望すれば、具沢山のチキンラーメンが提供される。


(FBより拝借)
本当にリラックスさせていただく。



もう2~3日後だと満開だったかな~?

国道56号、長い付き合いになる中村街道に合流。



仁淀川を渡る。
仁淀大橋でちょうど100km 約17時間



土佐市突入。
仁淀大橋の降り口がちょっと分かりにくく、
車道を行っちゃったランナーも居たようなので、
ここは来年説明が必要かな~と思う。

土佐市の繁華街を過ぎると郊外の道を淡々と進む。



朝なのに既に暑くなって来ていて、コンビニで高知限定であろうアイス購入。

100円自販機もあったりして



暑いときは「ひやしあめ」



裏返すと、寒い時用の「あめゆ」
なかなかのアイデア商品



郊外になるとトンネルも増えてくる。
高知なのに「新名古屋トンネル」



須崎市突入
須崎の繁華街を通過し



かわうそトンネルを出ると 
道の駅かわうその里すざきがある。

駐車場には何ヶ所か移動エイドをしてくれていた、おばちゃんズがここにも居てくれた。
飲み物を貰った後、道の駅の食堂へ



須崎といえば、鍋焼きラーメン
ノンアルも頼んじゃった。

食べ終わった後に、ラウンジのソファでだらだら小休止し、再スタート

ここから先は、岬めぐりで少しアップダウンが激しくなる。



びわ畑を過ぎ



相変わらず謎なワンダバ



安和地区で昨年に引き続き参加しているK村さんと遭遇。
あれっ?て思ってると、関門で引っかかりそうになって、途中車でワープさせてもらったそうだ。
今年からの新ルールで、遅くても出来る限り高知を楽しんでもらおうと
本人がリタイア宣言するまでは、出来るだけ走らせようとワープが可能になったらしい。
こんなところにもウルソル流な土佐乃国へ生まれ変わったのを感じる。

そこから坂道をえっちらおっちら上って行くと



約1kmある長~い 焼坂トンネル。
このトンネル、長いうえに狭~い





なので、入り口と出口に、レンタル襷がある。
しかし、襷をしても怖いもんは怖~い
念の為、バックパックに着けた後方用ライトも点滅。

ガクブルしながら通過すると、道は下り坂へ



中土佐町突入。

目印のコンビニで補給してから中村街道を外れる。







大会側が用意している矢印と、遍路道の案内板で迷う事は無い。



ここからトレイル
暗くなる前で良かった。



山登りが始まる。





一旦下り、バイパスの高架をくぐると



上り!!



昨年までCP、エイドだったあずま屋は もぬけの殻

さらに階段を上ると



更に登りの登山道。
こんなに上り長かったっけ?
と思いながら、ひぃひぃ言いながら上りきると



これが1年前から忘れられなかった極上トレイル!



木立が囲っている為、見晴らしは良くはないが、切れ目からは土佐の海が見えた。



道は下って行き



ここまで来ればトレイル終了。



出口に至ると、ホッとする反面、寂しさも。
時間は18時。
暗くなる前に通過できたのは良かった。

中村街道に戻ると、



四万十町突入。

辺りは段々薄暗くなってくる。



電車もライトオン
記憶ではここからエイドまですぐだった気がしていたが
思い違いだったのか、曲がるはずのT字路まで長い長い・・・
(改めて測ってみたら、添え蚯蚓出口からT字路まで9kmあった・・・)

やっとT字路到着。県道52号に入る。

いつのまにか辺りは闇へと包まれている。
疲れているのか距離がなかなか縮まらない。



152.4km 第4エイド クラインガルデン四万十

到着は20時くらい。 スタートから29時間



拍手で迎えいれられる。
外でもごろ寝出来るが、バンガローに入れてもらう。


(FBより拝借)
中は足の踏み場もないくらいにランナー達が死屍累々
村岡でお会いした、ウルソルのM浦さん、
ヤシィパークからこっちに移動してきたOO田王子などのお世話になる。

シャワーは交代制で、ちょうどキャンセルが出て次には入れるという。

着替えなどを用意しているとシャワーが空いた。

くっさい服を脱ぎ捨て、温かいシャワーを浴びる。
生き返る!!



戻ったところで、お弁当をいただく
ゴール後宴会担当副大臣のF留さんお手製の具沢山お味噌汁もグッド!!

食べ終わった後くらいに、雑魚寝のスペースから何人かランナーが旅立ち
空いたスペースに潜り込む。

ザックを枕にして、目を閉じると
周りは騒がしいのに、すぅ~と眠りに落ちる。
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第5回 土佐乃国横断遠足~こんばんは龍馬さん~

2018年08月20日 17時11分23秒 | 土佐乃国横断遠足
15時
高知観光3人組でスタート!

すぐに2~3人の速いランナーに抜かれる。

暑いし、まだ序盤だしのんびり行こう。

E後、S元コンビはやや速いペースなので、信号待ちなどで徐々に離されて行く。
同時に後ろからの集団に追いつかれ飲み込まれる。



室戸の街を過ぎ、



雄大な太平洋を眺めながら進んでいく。
昨年は橋の上では気持ちのいい風が吹いていたのだが、
今年は風が弱く、地味に暑い。

昨年、寄ってみたかった第25番札所 津照寺、少し寄り道した吉良の町並み
今年は15時スタートなので、暗くなる前になるべく進みたいと思い
寄らずに進む。

忘れもしない、昨年、徳島キューティーズ私設エイドの場所からすぐの転倒場所。
その先の座り込んで応急手当した場所を、撮影しようとカメラを取り出すと、



自分が撮影されてると勘違いして、ポーズをとる
徳島キューティーズの片割れ、NN渡さん。
今年は念願叶ってランナーとして参戦。
さすが、アイドル。どんな時も隙を見せない。



エプソン君紛失の場所。
少し見回してみたが、見つかるわけも無し。

夕方になってるのに、まだ暑い・・・



見通しのいい道路の先に、ULTRA SOUL Tシャツを着た人物が・・・
なんだろう?と思っていると、なんとY北さん
足元のクーラーバックから、かち割り氷を取り出しランナーに配っている。
最初から予定されていたとは思えないので、暑さに対応して急いで用意したのだろう。
ありがたい!!
帽子の中に入れてクーリング・・・ああ、幸せ・・・



27km 奈半利の入り口にある海辺の自然学校の第1エイド



昨年は道路をぐるっと周ったけど、今年は階段でショートカット



ウルソルのスタッフ達が元気良く迎えてくれる。
このスタッフの方々は、文字通りのボランティア。
徳島から土佐乃国を手伝いたいという一心で、手弁当で集まってくれた方々だ。
本当に頭が下がる。
パンやフルーツ、汗をかいた身体にポテチがおいしい!



エイドを後にすると陽が傾いてくる。



今年も田野の道の駅で塩ソフトを楽しみにしてたが、残念ながら営業時間外



19時、安田町突入



夕闇の海岸線が美しい。





とっぷりと闇が降りると、安芸町突入
この辺りでLEOさんを抜いたり抜かれたり。

国道55号に一時的に別れを告げ左折、旧道に



20時、道の駅大山到着



高知の夜景が遠くに見える。
LEOさんは休憩せずに先へ行った様子。



高知までフルの距離。



昨年寄り道した伊尾木洞
今年は暗闇の中
昼間ならこんな感じ





気が付いたら11時にとんかつ食べて以来、ちゃんと食べてない。
21時に安芸のコンビニで補給。

安芸の町を抜ける頃だったか
歩道のグレーチングの出っ張りに足を引っ掛け転倒!
後ろからきてた女性ランナーをビビらせる。



またしてもココ。
これで何度目だ?
情けない話だが、慣れた手つきで応急処置




賑やかなモニュメントの芸西村

通過すると香南市
スタッフが道端で我々を待ってくれており、次のエイドのメニューを教えてくれる。



昼間に観に来た、手結港可動橋。ここまで帰って来た。



ほぼ0時到着
60km第2エイド、ヤシィパーク



「ささ、座って座って」と椅子を勧められる。



「何にしますか?」と聞かれる。
豊富なメニューに悩むが、カレーうどんを選択。
「をを!初注文だ!」と調理部が大騒ぎ

「お久しぶりです」と前回一緒に走ったO田さんが声をかけてくれる。
岡山からわざわざ手伝いに来てくれたOO田王子とも川の道以来の再会。

ここのエイドは、ランナー以上に大会を楽しんでいるようだ。

しばらく休んで、スタッフにお礼を言って再スタート

高架線沿いの国道55号の外灯の明るい道を西へ行くと
赤岡の街を過ぎ、橋を渡ったところで、左折、県道14号に。
とたんに外灯が無くなり真っ暗に。

3km程走ると飛行機から見えた、物部大橋



一応チェックポイントなんで、伝統に従い写真撮影。(チェックされないけどね)
1時12分

そこに応援でまわっておられるご夫婦と遭遇。
チョコや飴をいただく。
その直後に到着した、去年も参加していたネッツ3人組(今年は2人組)の上司のかたらしい。

橋を渡ると南国市



深夜なので空港のライトも控えめ。
昨年あった、天国の私設エイドも今年は無く、ちょっと残念。
深夜の道をもくもくと西へ。



高知市突入

ビニールハウス長屋を過ぎ、工事をやっているらしい仮囲いの横を走る。
おや、交差点の辺りで見たことある人が手招きをしている。

土佐乃国の創設者、伝説の0番 T辺さんと
前回、共走した、ワラーチのK岡さんが私設エイドを開いてくれている。

エイド主がこの二人ということは、当然のようにコップを手渡され
「まま、どうぞどうぞ」と黄金色でシュワシュワと音をたてている液体が注がれていく。
しょ~がね~な~と思いながらも、ウキウキ。
トビウオの刺身もあったりして・・・エイド食と言うより完全にアテですね。

私が座るのと入れ替わりに、NN渡さん、KY敷さん、T畠さんがスタートしていく。



すぐにネッツ二人衆も合流。

長居しそうになる居心地のいいエイドだったが、えいやっ!と立ち上がり再スタート



すぐに浦戸大橋に到着



長さ1480m 高さ50m
ちょっとした山。

橋を渡りきると、一旦下り、脇道へ入ると、再び上る。
暗闇の階段を下りていくと、



昨年、エイドの在った広場
今は漆黒の闇が包んでいる。
昨年の賑わいを知っている身としては、ちょっと寂しい。

奥の道を上って行くと



こんばんわ、龍馬さん。

いや、午前4時くらいだから、おはようございますか。
昨年は携帯でほとんど写らなかったが、
アイフォン+閃でくっきり!
しかし、この像、観るのはいつも暗闇だなぁ・・・

83.8km 
まだまだ半分もいってない。
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第5回 土佐乃国横断遠足~スタートまで~

2018年08月10日 12時40分59秒 | 土佐乃国横断遠足
この大会何月だったっけ?
5月か・・・
今、何月だっけ?
・・・8月だね

・・・3ヶ月前か・・・
どこまで覚えているやら・・・

と、いう訳で、(今更)土佐乃国レポ始まるよ~!!


昨年 完走して,あまりの楽しさに即リピート決定。
次回の情報はまだかまだかと待っていると、
前回参加者の特権で、申込用紙が郵送されてくる。

開催日とエントリー開始日も発表される。

この大会のエントリーはメールかFAXだけなので、仕事中だったらどう送ろうか考えていると
緊急告知で、四万十町で大会開催の是非が問われているとのお知らせ。

前回大会でも、ちらっと聞いてはいたが、
「四万十町内で開催するならともかく、通過するだけの大会に税金を使うのはいかがなものか?」
という意見があるとのこと。

主催は「大正十和スポーツクラブ」だが、
いちスポーツクラブだけではまかなえないので、
四万十町の役場の職員さんをスタッフとして開催してきた。
そのことが問題になったようだ。

そして、1月23日、正式に「大正十和スポーツクラブ」での土佐乃国横断遠足は中止を発表・・・
実行委員の方々は、かなり粘っていただいたらしい。
ああ・・・あの楽しかった大会も幻の大会となってしまうのか・・・
と、落胆しかけたが・・・

同時に大会を引き継ぐ団体が現れたと発表される。

その団体とはULTRA SOUL

徳島を中心に活動しているランニングクラブで
ユニークな練習会や、ウルトラマラニックを企画開催している。
そのユニークさに自然と人が集まってきて、
岡山、愛媛、関西、関東にも支部が出来ている。
(昨年参加した琵琶湖1周は関東支部の企画)

当時、私自身は一員では無かったが、土佐乃国や他の大会で
友達になった人達もいる。

そのULTRA SOULの走長が、土佐乃国の永久ゼッケンで栄光の1番
Y北さん。
土佐乃国の危機を聞きつけ
「よし!そういうことなら わしがやったろやないけ!!」
と、言ったかどうだかは分かりませんが
全面的に引き継ぐことになった。

エントリーは延期され、1月29日 12時から。
その日、私は沖縄でT.O.F.R.に出走中

エントリーまでの顛末はこちらへ

T.O.F.R.2018~3日目 69km~後編~

なんとか末席に滑り込むことが出来た。

前実行委員とY北さんの計らいで、永久ゼッケンは継承されて
引き続き「92番」での出場が決定!。


運営が変わった事により、変更点もいくつか出てきた。

エントリーフィー、23000円→6000円
         後にゴール後の宴会代+1000円
制限時間 60時間→57時間
前泊、前夜祭→無し
スタート地点までの送迎→無し
集合→室戸岬
スタート時間 9時→15時
エイドやCP
帰路の送迎→無し
エイド→数ヶ所変更

送迎に関しては、元々旅好きな私からすれば、そっちの方が楽しいし、
元々、ごめんなはり線に乗りたかったし。

エントリーフィーが安くなったのは、すごく助かる。
前泊分と交通費を差し引いてもお釣りがくるだろう。

一番影響が多いと思われるのがスタート時間の変更。
添え蚯蚓などのトレイルで暗闇は避けたい。


5月24日





リムジンバス始発にて出発





近頃は、空港内で撮影していると、空港おじさんと呼ばれるとか・・・
昨年も同じ飛行機だった、E後さんと応援のM上と偶然再会。
まぁ、時間内に室戸まで行くには、これに乗るしかないんだが・・・



富士山ベストショット!



お手軽本州縦断の下見、四日市を空から・・・
(この頃から計画は練ってました)



懐かしい風景が見えてきた



物部川
「私は帰ってきたー!!」

E後さんとM上さんはレンタカーを借りるとか。

私は前もって予約していた乗り合いタクシーへ
乗り合いと言っても、乗客は私ひとり



ワンコイン(500円)で「のいち駅」到着。



乗りたかった、ごめんなはり線に乗車



夜須駅で途中下車



そう、第2エイド、ヤシィパークがある駅だ。
ごめんなはり線の駅には、一駅づつに やなせたかしさんデザインのキャラクターがいる。



コースを逆走する方向に10分くらい歩く



橋の入り口に謎の踏み切り



昨年、遠くから眺めた「手結港可動橋」
近くから観たかったので、寄ってみた。









残念ながら可動時間では無いので、普通の橋でしかない。
少し待てば、可動時簡になったのだが、次の電車が迫っていた。



夜須駅のホームから見た、ヤシィパーク



遠くで可動橋が動くのが見えた。



すぐに次の電車がやってくる。



終点、奈半利駅に到着。



何人かのランナーもいてバスを待っている。



時間は11時ちょっと前
室戸岬まで行ってしまうと、お店も無いので
駅前のとんかつ屋の開店を待って、少し早いお昼ごはんにする。



パワーを付ける為にジャンボカツ定食

完食して、駅に戻る。
まだ、次の電車まで時間があるので、奈半利の町をぶら~り



なぜか、でっかいスクリュー



錆具合がかっこいい鉄橋

町内案内板で面白そうなところを発見

思ったより歩いて









「法恩寺跨線橋」
現在では廃線となった魚梁瀬森林鉄道の遺物
石造りのアーチが美しい。
現役の橋として使われているようだ・・・しまった、登ってみればよかった・・・。

をっと、意外と遠かったので、バスの時間が迫っている。
少し小走りで駅へと戻る。

駅に戻ると、次の電車でやってきたランナー達がバス待ちをしている。
昨年一緒に走ったランナーとも再会。

すぐに室戸岬行きのバスが到着

各停でとろとろと1時間くらい
やっとスタート地点に到着。



一年ぶりです!慎太郎さん!



すでにランナーが集まっている。



顔見知りとなったULTRA SOULの面々や昨年の参加者、
どこかのレースで会った方々など
和気藹々とした雰囲気だ。

トイレで着替え、荷物を整理する。

しばらくすると受付開始。
出走確認と装備チェック
いらない荷物を預ける。

時間が余ったので、辺りをぶら~り・・・





奇岩がわらわら



太平洋



灯台と慎太郎さんのコラボ



スタート時間が近づくとランナーが集まってくる。



この階段がスタートライン



開会式。
ULTRA SOUL 走長Y北さんのご挨拶。
男前で奥さん綺麗でミス徳島の娘さんが居て
土佐乃国横断遠足の危機には、真っ先に駆けつけるという
マンガの主人公のような、正に男の中の男!!


(FBより拝借)

恒例の記念撮影
ここに並べることが、本当に嬉しい!



スタートはざっくりとした5秒ごとのウェーブ方式

スタート時間が近づいても、誰も1番スタートに並ぼうとしない。

しょ~がね~な~
リピートランナーとして、行っとくか。

私がスタートラインに着くと、、
昨年、一緒に高知観光をしてくれた、E後さんとS元さんも並んでくれた。
S元さんは初出場なのに、すごい勇気だ。

皆のカウントダウンが背中から聞こえる。

・・・3・2・1 

スタート!!







スタート動画
(すべてFBより拝借)

さぁ!熱く永い旅がはじまった!!
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とりけもろげ~夏~2018南風横須賀

2018年08月08日 16時34分05秒 | ロゲイニング
ことの始まりはおっさんランナーズ繋がりでFB友である
レジェンド「亀さん」さんの
「とりけもろげ~冬まつり~」の記事にコメントを付けたところから・・・。

「とりけも」ってなんじゃろかい?と思っていると
主催者のI上さんから「8月に夏の陣がございます。ぜひご参加ください。」とのお誘いレスが・・・。

その時点でフォトロゲイニング未経験。
調べてみると、「とりけもろげ」はフォトロゲの中でも最上級に難しく、過酷らしい。

そんな訳で、取りあえず経験しとかなきゃって出てきたのが
6月に参加した「Kyonan フォトロゲイニング with 歌舞伎&落語」3hだった訳。
そこでたまたま5時間ペアで出場されていたチームとりけものお二方に初めてお会いしたわけだが・・・


とりけもろげ~夏まつり~は7月29日
予想では灼熱の中の開催。
時間は6時間
いかにして暑さをしのぐかを考えていたのだが・・・


(画像FBより拝借)
やってきました、逆走台風12号 ジョンダリ
進路によっては直撃もありえるかも?って状態。

普通なら大会開催の可否を考えるところだが(実際、中止になった大会もある)
そんな素振りは一切無く、当然のごとく開催するという。
参加条件はただひとつ「自己責任」

参加者の中で何人かは「強風や大雨は平気だけど、電車が止まると困る」とか
「家族の反対にあった」とかでDNSされたようだ。

私は会場が近場なので、いざとなったら走ってでも帰れるし、
ウインドサーフィン時代に台風とは仲良くしてたし、で 当然参加の方向。

多分、風雨が激しくなるのは夕方近くからかな~?と思っていると
直前になって、台風特別ルール アーリースタートのご案内。
帰りの足が心配な人は、最高2時間前に早くスタートして、早くゴール出来るというもの。
よく考えついたな~。

大会当日
雨はパラパラと降っているが、傘を差すほどではない。
予定した電車に乗り遅れてしまったが、近場なのでそれほど影響なし。

台風だというのにランニング姿の方もちらほら・・・
わざわざこんな日に・・・私もだが・・・(笑)

JR衣笠駅から徒歩5分





会場の「はまゆう会館」到着



受付したところ
「早くスタートしますか?」との質問
早く帰る必要もないので、一斉スタートにする。

ロゲイニングの世界も超ウルトラと同様狭い世界なようで
選手同士で知り合いも多いようだ。
トレイルランナーや山屋が多いらしく、アウェー感がハンパ無い

唯一、顔見知りだったはずの亀さんは、本命大会に集中する為、今回は出場せず。
初めて一緒に出られると楽しみにしていたのだが、残念!!
(まぁ本命大会がアレですからねぇ・・・)

スタッフによる初心者講座が開催される。
1回体験してるし、大体のルールは把握しているが、時間もあるし出てみる。
基本的なことから、ちょっと踏み込んだ時間の使い方なんかも教えてくれて
出て良かった。



11時になって、なんとなく開会式。
ちーむとりけもの主催者のお二人。

10分にマップ配布。






(汚くてすいません、使用後なもんで・・・)

大きく分けると海ゾーンと山ゾーン

北から回るか、南から回るか?
海岸線はポイントが多いが、山はポイントが高め。
海沿い周るのなら、台風が遠いうちに行ったほうがいいだろう・・・

この大会唯一の利用出来る、公共交通機関の「浦賀の渡し」は台風で欠航。
山よりのトレイルにある12、51も通行止め。
このことがどうルートに影響するのか?
などなど、考える事は多い。

20分間悩んだが、結局、
せっかく藪漕ぎ装備をしてきたのだから、藪のありそうな方に行こう
という、まったく得点考えてない結論。

因みに、本日の装備は
7分丈パンツ、ゲイター、アームカバーという、厳重装備

スタート前になり、ぞろぞろと玄関に移動。
雨は今のところパラパラと降っている程度。

11時30分、一斉にスタート!

まずは西へ向かう。
一番手近な17,23を目指すが、まだ地図上の距離感が掴めずうっかり通り過ぎてしまう。
引き返そうかと一瞬迷ったが、帰りに時間が余ってたら寄ることにして先へと進む。

をっと!GPSを入れるのを忘れてた。4分遅れでスイッチオン!



横須賀線の線路沿いを上っていった先の公園で初ポイント。64点

そこから1.5kmぐらい走って、横須賀インター入り口交差点近くの住宅街の
裏道を上って行く・・・ん?ここらのはずだが・・・?
民家の軒先のようなところで



牛の標識?マップ上最西端の99点。

県道27号に戻ると、長いトンネルをくぐる。
別のルートを通ってきたランナー達とすれ違う。
ひとつのCPを目指すのにも、いろんなルートがある。ロゲイニングの面白いところだ。

横須賀しょうぶ園に到着。
入り口付近でウロウロしていると、中からランナーが飛び出してきて
「無料で入れますよ!」と、教えてくれる。

園内に入るが、思ったより広く、CPが分からない。



10~15分くらい彷徨い歩いて、後から来たランナーの流れに気が付いてようやくゲット!



後で冷静になれば、近くに池の表記があるのだが、人工的な形をしてるもんで
建物と勘違い。地図読みのイロハのミスでした。



武山入り口の79に向かうには、40を取りながらいける、横横道路沿いの道がいいだろうと入った道が、なかなかのトレイル!?
上り下りも多く、雨で滑りやすく遅々として進まず。
思いっきり、主催者の罠にハマル・・・。



衣笠城址 40点。
このルートで思い込んでいたため、47を取る選択肢は思いついてなかった。

本来なら、12,51を取りながら武山を目指すところだが、
通行止め
入り口まで、3kmほどCPの無い道を行かねばならない。



蒸し暑さがハンパなく、コンビニに飛び込みクーリング。

結構なアップダウンを超えて、登山道入り口付近へ。
ここでもロスト!



県道から細道に入るきっかけが掴めず、オーバーラン
何人かのランナーとすれ違い、ようやく発見。



庚申塚 79点

そこから登山が始まる。
私有地の脇を迂回するように藪漕ぎ
舗装された登山道に出る。



神奈川富士百景 



当然今日は見えるわけも無し

えっちらおっちら上って行くと、



武山山頂 47点に到着
そういえばここは、三浦みちくさウルトラで上ったことあるわ。
こんな日に登って来る酔狂な人はこの大会の参加者くらいのもんで
何人かのランナーとすれ違う。



ついでに展望台に上がってみると、風でふっ飛ばされそうになる。

三浦富士に向け縦走開始。

山とロードでは距離感が変わって来て、山に慣れていない私には長い時間が過ぎていく。

案内に従い、脇道に入ると



砲台山 70点

先へ進むと、アンテナと



砲台跡
横を通り過ぎると、下に道が見えたので、急斜面を下り合流。
コンパスで東を調べ、先を急ぐ・・・・急ぐ・・・
アレッ?
見覚えのあるアンテナがあるんですけど・・・



再びの砲台跡



同じ道をグルグル回るという、マンガみたいなことやっちゃいました。
お山恐るべし!?

いくつかの分岐を越え、



三浦富士 41点 

ここまででほぼ3時間
さて、ここからは、帰りのことを考えながら進めていかなければ・・・

急斜面を下っていく。
金属製の階段があるところは、滑らなくて安心だが、それ以外のところは、ツルツル。
3回くらい尻餅着き掛けて、手がドロドロ。

民家のあるところまで降りてくると、雨どいから滴る雨で手を洗う。

とりあえず、YRP野比駅を目指すも、風と雨は益々強くなってきていて
雨粒で地図が見えにくく、なぜか国道134に出る。

遠回りしながらも



魚貝供養塔 38点



なんだか右往左往しながら住宅街を進んで行き
高台のどん詰まりまで辿り着く。

先にランナーが通ったと思われる足跡が無ければ、絶対入らないであろう藪に
足を踏み入れる。
そういえば、トレラン系の人は、短パン素足の人が多かったが(女性も含む)、
こんな薮でも躊躇なく入れるのであろうか・・・?すげーなー。

をいをい、こんなところ入っていいんかいなと、ビビリながら進んでいくと



マムシに注意看板 86点

その先は、ロープが垂らされた急坂の尾根道となっているよう。
なんとなくだが、次のCP(ゴジラ)に繋がってそうだけど、
残り時間が気になり、今来た薮を引き返す。

新興住宅街を下って行き、国道134、その名も尻コスリ坂に出る。
すぐさま、ハイランドへの上り。



49を探すが、行き過ぎちゃったみたい・・・
同じような場所に公園があり、同じような遊具があるが、なんか違う。
プールが見えたので、そこから位置を特定。



怪しいオブジェ・・・49点



つぶらな瞳のゴリラさんでした~。
いや~、このCPは傑作だと思います。

ここから、63,35を目指すことも出来たが、時間が迫ってきている。
前のロゲでもそうだったのだが、時間が無くなって来ると、冷静な判断が出来なくなってくる。

とりあえずゴール近くまで行って、取り残したCPを取っていこうと帰路に着く。

でもまぁ、取れるところは取りながら戻る。

ゴールに近づくにつれ、戻ってくるランナー達とも合流する。

急激な階段を登り、



ツイスター 27点

女子チーム1位の方と一緒になり、一緒にパチリ
(チーム戦は、相方とCPを一緒に撮らなければなりません)



ここまで来ると、残り時間が気になり焦りの方が強くなってくる
地図を見るのももどかしく、カンで進むと大外れ

26を探すも自分がどこにいるのかも分からなくなる。

結局、26は諦めゴールへ向かう。

ゴールまではほぼ1本道

ゴール前で10分前。
最初に逃した17.27を探しに行こうかと少し走ったが、
もうなんだかすっかり疲れて、そのままゴール。



ゴールでは、とりけもレディースのお二人が
きゅうきょ買い占めたという参加賞の手ぬぐいを配りながら迎えてくれる。

それで雨に濡れた身体を拭き拭きしながら会場へ
受付にて帰着確認。
集計用紙を貰う。

まずは濡れ鼠な服を着替える。

そして集計・・・



思い出して書き終わった瞬間、「少なっ!!」とがっかりしてしまった・・・。



GPSデータはこんな感じ。

6時間で走行距離、約32km 取ったCP12個/49個
得点683点/2000点

再び受付に行き写真を照会しながら採点確認後、提出。

ロゲの大会では参加者全員の記録を貼り出す。
これを見ながら感想戦を行うのも、楽しみの一つだ。

私の成績はちょうど真ん中くらい。
たらればで言うと、あきらめたCPを全部入れたとしても200点も無いので
順位が2つ3つ上がるのがせいぜい。

因みに、男子ソロ、総合優勝者のルート





CP 35個/49個中
得点 1495点/2000点
走行距離 約55km

すげ~~~!
2位の方とは45点差の接戦

私が注目したのは



この方、
私と同じ武山ルートで1000点越え
女子1位の方も、武山ルートで900点台。
このコンディションの中、地図読みとプランニングがちゃんとしているなら
ここまで出来るのか~と感心する。







和気藹々とした表彰式に続き閉会式。

今回は、強風で地図を飛ばされてDNFになっちゃった人や
制限時間に遅れて、減点3500点(基本点は2000点)くらっちゃった人はいたけど
大きな事故は無く、良かったね。

会場を後にする。
幸いな事に、電車は止まっておらず、雨も小雨。

衣笠の駅で、何人かの参加者の方とお話させてもらう。
皆さん、ロゲの常連らしく、ひとつひとつが為になる。
その内の1人が、ろっしさんや亀さんの友達のライオンさんであったことを
別れてからFBの投稿で知って、しまった~!と後悔する。


主催者の方曰く、とりけもろげは元々、
普段は自分で大会に参加出来ないプランナーの方々に
楽しんでもらおうとして作ったものだそうだ。

なので、目の肥えたプランナーの方々を満足させるため、
簡単に高得点が出せないような
いろんな仕掛けをマップ上に施しているらしい。

またCPも普通の観光ロゲと違い、名所とか目立つものではないので
現地に着いたとしても、CPが見つからない~!となることも多くある。
(地図をじっくりみれば判るようにはなっている)

駅でお話させていただいたライオンさん(この方もプランナー)によると
「とりけもろげに出られれば、どんなロゲでも大丈夫だよ」
とのこと。

今回の会場は近場だし、地図もあるので
時間があったら、ジョグ感覚で、まだ見ぬ残り37個のCPを探してみたいと思う。


2回目のフォトロゲ参加でしたが、旅+宝探し+レース的な感覚にやみつきになりそうです。
ただ、チーム戦オンリーの大会も多く、基本ソロな私には出られないものも多い。

誰か、チーム組んでくれないかしらん・・・
コメント (2)
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