8月
真夏のクソ暑い中での長距離練習なんてやりたくない~!
でも練習しなきゃ~
てなわけで、大人数で走れば長距離でも楽しいだろうと、
エントリーした
「みちくさOverNight60km」
走ってきました。
今回は練習がてら佐渡1周用の装備で走ろうかと思っていたが
当日、台風11号が発生。
バックパック背負ってびしょびしょに濡れるのが嫌だったので
ウエストバックだけで行く事に。
シューズはNIKEエアズームオデッセイを試してみる。
先月、みちのく津軽で使ったHOKAはクッションは良かったが
若干細く、距離を走ると小指が圧迫されて痛くなり、
爪も死んでしまった為、結局NIKEに還ってしまった。
シャツは、ナイトランにはこれっ!
夜空に映えてくれるだろうか?
大会当日
朝から頭痛、悪寒、冷や汗ダラダラ、お腹も下り気味
職場で風邪貰ってきたか?冷房効かせ過ぎたか?
これで台風近づく雨の中を走ること考えたら、DNSも頭を過ぎる。
とりあえずバファリン飲んで、OS-1で水分補給。
じっとしてたら午後になって復活。
行けるところまで行ってみようと自宅をでる。
陽が傾きはじめた、横浜みなとみらい高島中央公園。
みちくさ走援隊の大会は第2回三浦半島ウルトラ100km以来だ。
受付を済ませ、地図を貰う
横浜駅付近から保土ヶ谷くらいまではよく分からないが
それ以降は庭のようなエリア。
地図無しでも行けそうだが、
一応ルールでは持って走るとのことなので
ビニールに入れて丸めてウエストバックに挟み込んでおく。
三々五々ランナーが集まってくる
たまたま通った一般の人は何事か?という表情で通り過ぎていく。
グループで参加している人達も多いようだ。
時間が来たので開会式&説明会
くれぐれも早く走らないでください。
5班に分かれます、ゆっくりな人は最初の班、速い人は最後の班。
警察に目をつけられてます。
歩道が広くなる所までは1列で行ってね。
暗いところがあります、ライト必須。
某コンビニの某支店は出入り禁止になってます。
ざっくりと言うとこんなところ。
しかし、コンビニに「来ないでくれ」と言わせるなんて
前に走ったランナーは何をやったんだろう?
その後、自主申告でざっくりと班分け
グループリーダーによる、再度注意事項の説明。
私はよくわからんので、真ん中の3班に。
「はい、時間です、1班からスタートしてください」
という、拡声器からの声でスタート。
2班は2分後にスタート
我が3班は「ああ、間に合わないや、じゃあ5分後で」
というグループリーダーの一声で18時5分にスタート。
50mで信号待ち(苦笑)
歩道橋を渡り国道1号へ
この先は箱根駅伝とほぼ同じコースとなる。
箱根駅伝と違いこちらは歩道
街中なので結構狭い。
説明会で「1列で」と言われていたのに
並んで喋りながら走るランナー多数。
こりゃ、また苦情がくるかもね。
信号待ちの間に、1本目のペットボトル購入。
あっというまに保土ヶ谷駅
保土ヶ谷橋を右折したところでポツリポツリと雨が降ってくる。
湿気の多さで既に全身汗びっしょり
いっそのことザーっと振ってくれたほうが気持ちいいかも?
有名な権太坂の手前のコンビニで休憩取る人が多かったが
まだ5kmくらいなのでそのままスルー、一気に人が減る
事実上、グループ分けはここらへんで解散
権太坂を駆け上がる。このペースでは楽勝
しかし、「権太坂坂上」から更に上っていくのは予想外
権太坂からの下りの歩道は狭いので1列で。
この辺から徐々にペースが上がっていく。
環状2号を抜けると、その先はマイコース、正に庭。
戸塚駅の階段を登り、東海道線を渡る。
旧1国が意外と上っている。
バイパスと合流するころには隊列はすっかりバラけている。
ここらで2本目のペットボトル購入。
原宿の交差点を過ぎ、職場の近くも通る。
藤沢バイパスとの分岐を藤沢方面へ
20km手前の地点にあるコンビニで最初の休憩。
コーラのミニボトルとゼリー飲料を購入。
「野辺山出られたんですか?」とTシャツを見て
同じく休憩に入った女性ランナーに話しかけられる。
少しお話をする。一人はおんたけ100kmに出たとか、
一人はSTYのTシャツ着ているし・・・、いずれも実力者のようだ。
10分ほどで「お先に~」と走り出す。
遊行寺の坂を下っていく。
下り終わった交差点で他のランナーが
「意外とアップダウンありますね~」と話している。
「この先、東海道線越えたら、次1国に入るまではフラットですよ」
と地元民ならではのアドバイスを送る。
意外と長い134号線までの県道30号の道
前後にランナーが見えなくなって一人旅。
134号に入るとしばらく自販機が無くなるので
3本目のペットボトルを購入。
浜見台交差点にははじめての公式エイド
フルーツやおやつ、いろんなドリンクが並んでいる。
しばらくだらだらし歩道橋を渡り、再スタート。
134号は湘南マラソンやジョグでたまに走っているが
夜走るのは初めて。
こんなに外灯が無く、暗いとは思わなかった。
先月のみちのく津軽の十三湖周辺を思いだす。
あの時より車が多いのが救いだ。
件の出禁のコンビニ通過
湘南大橋を渡る。この先は外灯が整備されている。
湘南海浜公園のトイレに行こうとコースアウトすると
2人程付いて来る。
「トイレです~」と伝えると慌ててコースに戻っていく。
コースに戻るとすぐに西湘バイパス入り口にある
第2エイド
ここではカップ麺が食べられる。
大盛り麺からミニカップ、ラーメンからうどんまでいろんな種類がある。
「なんにしますか~?」と聞かれ、迷ったあげく
一番大きなたぬきうどんにする。
路肩に座り込み食べていると
「野辺山キツかったっすね~」と隣に座った兄ちゃんが話しかけてくる。
聞けば、野辺山、飛騨高山と連戦したそうだ。
9月の佐渡1周も出るそうだ。
私も出るよ~。と伝えると、話が盛り上がる。
練習やシューズの話などをする。
第2エイド到着は23時10分ころ。
何人かのランナーは先を急いでスタートしていく。
残りは22~23km程しかない。
ここで焦ってもしょうがない、座り込んでだらだらする。
うどんを食べ終わるとデザートもいただく。
あまり休むと足が固まりそうなんで、どっこいしょと腰を上げる。
スタッフにお礼を言い、再スタート。
すぐにGPSはピピッと反応。この1km、47分も掛かっていた。
西湘バイパスの高架下にトイレがあるのを思い出し少しコースアウト。
この先はコンビニくらいしかトイレはないはずだ。
1国に復帰する。
しばらくして自販機にてエナジードリンク購入。
それを飲んでいると、反対車線のランナーに抜かれる。
よく見ると歩道では無く、車道をずっと走っている。
あぶね~な~。
もしなんかあったら大会中止はもちろん
皆に迷惑が掛かるということが分からんのかなぁ?
1国はその仕組み上、右側歩道は信号器や歩道橋が多いので
しばらくしたらそのランナーは消えていた。
しかし、蒸し暑い。雨は降らなかったが
全身びっちょり。
ペットボトル4本目購入
ついでに缶コーヒーもその場で飲む。
国府津駅前の坂道を上っていると
「がんばってくださ~い」と車から声援を送ってくれる。
ちょいヤンキー風な兄ちゃん達だ。
「ありがとー!」と手を振り答える。
さっき買ったペットボトルはあっと言う間に消費してしまう。
更に5本目購入。
酒匂橋を渡っていると、さっきのヤンキー兄ちゃん達が再び
「がんばってくださーい」と応援してくれる。
急に来るもんだから、ビクッとしてしまう。
「お、おう!」かろうじて答える。
小田原市突入。
このままではゴール到着2時ごろか?
早過ぎる。どこかで時間つぶしをしないと。
小田原城手前のコンビニに駆け込む。
ガリガリ君、ゼリー飲料、ペットボトルを購入。
座り込んで休む。
2~3人のランナーが通り過ぎていく。
結局10分くらいで間が持たず再スタート。
小田原城前通過。
新幹線高架の下を通過すると徐々に道が上って行く。
風祭を過ぎると、箱根新道への入り口の関係で
歩道が無くなったり、歩道橋を渡ったり、階段下りたりと
道が分からなくなる。
この辺りが一番迷いやすい。
実際、箱根新道に入りかけちゃったランナーもいたらしい。
なんとかクリアすると
三度ヤンキー兄ちゃん達の応援。
ありがたいけど、安全運転でな~。
早川沿い、三枚橋までくると箱根湯元駅が見えてくる。
暗闇の中ライトを振っているのが見える。
歩道の石畳が疲れた足には固くて辛い。
そして
ゴール!
ガーミンで8時間23分くらい
みちくさ走援隊独特の、時計の横で写真撮影
これでタイムを取っているようだ。
ゼッケン番号を伝える。
紙に書いていくが、完走者は○、Rはリタイア、△は?と聞くと、
連絡しないままドロップアウトしたらしい行方不明者だそうだ。
○の数を数えてみると3つ。3番目ってことかな?
まぁ、表彰される訳でなし、マラニックでは意味が無いが。
私が到着したのが午前2時半
一番の人は1時半ごろゴールしたそうだ。
お楽しみのビールとおにぎりパックをもらう。
次々とゴールしてくる。
全身汗まみれだったが、ファイントラックのおかげで汗冷えは無い。
大会主催者から「くれぐれも早くゴールしないでくれ」と
言われていたが、確かに早過ぎた。
始発まで2時間半
早い温泉が開くまで3時間はある。
する事が無いので、3時から散歩にでる。
東海道は交通量が多いので旧道の方からとことこ上って行く。
適当に歩いて須雲川沿いを戻る
帰り際にコンビニでビールを調達
ゴール地点に1時間程で戻ってくる。
大勢のランナーが戻ってきている。
ビールをちびちびやりながら、荷物を回収
汗に濡れた上着だけ参加賞のTシャツに着替える。
まだまだ時間が余っているので
コースに戻り、応援に回る。
夜が明けてきた
三枚橋に陣取り、応援する。
歩く人、走る人、皆、ゴールが目に入るとうれしそうだ。
5時半まで応援して、日帰り温泉に歩いていく。
徒歩20分くらい
最後に強烈な坂道が待っていた。
きつい~!
主催者が乗り合いタクシーを進めていたのがよく分かった。
早朝入浴6時から9時まで1000円で入れる。
わき腹にパンツかウエストバックによると思われるミミズ腫れが出来ていて
湯がしみる。
湯上りに、もう1本ビールをグビリ。
窓からは相模湾が見える
のんびり、箱根観音とか寄りながら駅へとむかう。
電車に乗ると心地よい眠気が訪れ、コクリコクリしながら帰路に着く。
このみちくさOverNight60km
夏のトレーニングには最適です。
1人で60kmとか走るのキツイし。
地図を見ながらのジャーニーランは基本自己責任。
自己責任だからといっても、なにをやっても良いわけでなく
好き勝手にやっていると、いつか苦情の嵐となり開催出来なくなるかもしれない。
タイムレースじゃない分、心に余裕をもって楽しむのが良いと思う。