気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

びわイチマラニック 北湖一周試走会~その5~

2018年01月14日 11時05分35秒 | 琵琶湖1周マラニック
先日行われた、琵琶湖、南湖1周試走会は
大雪で中止になり、京都観光ランになったようです。


KG美さんとスタートする。

2人いればペースが違うのは当然。
KG美さんのペースに合わせますよと格好つけてみたはいいものの、
KG美さんは、長く走って、長く歩くタイプ。
私はもう少し短く走って、短く休むを繰り返すタイプ
スピードがゆっくりだったのでなんとか合わせていられた。

と、言うのは当時は内緒(苦笑)

いかにも余裕ですよ~という体で付いて行く。




しばらく行ったところでまたも酒蔵
新酒出来ましたの杉玉(酒林)も飾ってある。
琵琶湖沿いにはこうした造り酒屋が沢山あるそうだ。
「ここのお酒も美味しいですよ}とKG美さん
滋賀県内の造り酒屋はすべて把握しているらしい。

その先でちょっと寄り道したいから先に進んでいてくださいと伝え
道を右折、近江高島駅へと向かう



何があるかというと



ででんと ガリバー像



なんでガリバー像なのかは分からんが、





小物もよく出来ている。
このくらいの寄り道ならささっと行けちゃうね。
写真だけ撮ってKG美さんを追っかけ合流。

道はやがて国道161号と合流し、琵琶湖湖岸沿いに出る。

ここでもう一ヶ所寄り道したいところがあったんだが、
時間掛かりそうなので、泣く泣くパス

鵜川四十八体石仏群

滋賀県好きのKG美さんも知らないスポットらしいので、
次回行ったときは見てみて下さい。

そこから少しで白髭神社到着





湖上鳥居が有名だが、ここ、道を渡るのに横断歩道が無い。
観光客も多く渡るし、交通量も多いのでちゃんとした横断歩道が欲しいところ。

この先の無事を願掛けし先へと進む

再スタートして割とすぐにメッセンジャーに着信
届いた画像がこれ







白髭神社横の白髭食堂で昼ごはんになったようだ。
3人よりかなり先に進んでいたと思っていたが、意外と近くにいた。
あちらはあちらでM本さん再離脱&再合流とかドラマがあったらしいが・・・。



大津市突入

しばらく湖岸沿いの道を走った後、サイクルロードの表示に沿って、
細い道へと入っていく
北小松の駅を通過後、本来のコースは湖岸沿いの県道307号
今回はショートカットするため国道161号に再合流した。

が、この道、この先で自動車専用バイパスに繋がっている為、
交通量が多く、大型ダンプもバンバン走っている。
歩道も無く、道幅も狭い。(歩行者禁止では無い。)


(ストリートビュー)

少し進んでみるが、ショートカットルートの県道558号の分かれ道までの100mくらいが怖すぎて足が進まない。
相談の結果、横道に逸れ


(ストリートビュー)

本来のコース県道307号にエスケープする。



湖西線の高架の下の道を進む
この道は交通量も少ないが、店も少ない。
自販機はたまにあるが、ここに入る前に不安な人は買っておいたほうがいいかも?

近江舞子駅を過ぎたあたりで道は一度高架線から離れる。
自転車を押したお婆さんが話しかけてくれる。
琵琶湖を足だけで1周していると言うとびっくりされる。
畑でハーブを作っているからあげようか?とか
娘が店をやっているから寄ってってとかお話をする。

この旅で何度か地元の方に話しかけられた
そして、自分の話したいことを一方的に話してお別れする。
琵琶湖の周囲の人は人懐っこい感じだ。


遠くに琵琶湖大橋が見えてくる
が、あまりに遠くて、今日中に辿り着けるか不安になってくる。

この道、本来のコースでサイクルロードの指示沿いに進んでいくが
意外と高架線を右へ左へ潜り抜け、凸凹を進んでいく。
自転車だとなんてことないかもしれないが、足だけだとなかなかに辛い。



ある程度予習でショートカット出来そうだし、そのほうが楽かな。



16時を過ぎると段々辺りが暗くなってきて、夕闇が迫ってくる。



それと共に徐々に寒くなってくる。

ここまでこれといって、休憩は取っておらず
ご飯も結局食べてない。
小腹は空くので、買っておいたナッツをポリポリ食べたりしていたが
不思議とお腹は空いていない。

道は再び県道558号へと合流



月が出てきた。今日は満月しかもスーパームーン
スマホのカメラではあの大きな感じは写せない。

17時過ぎる



なんて素晴らしい月の道

感動しながら走り出して・・・あれ?
手袋が無い・・・。
さっき撮影した時に片方落としたらしい
KG美さんに先に行っててもらい引き返す。
周辺を捜索してみるも。見つからず、考えられるのは
川へボチャン・・・

無くしたのは自転車用のグローブなので
ランニンググローブをはめしのぐ。
KG美さんに追いつく。

道は徐々に賑やかになってくる。
遥か彼方に見えていた琵琶湖大橋も近づいてくる。

小野駅横を通過
もう琵琶湖大橋は目の前だ。

H賀さんから位置情報が送られてくる。
県道558号を走行中。
どうやら、あの恐怖の分岐路を直進、ショートカットしてきたようだ。

住宅街を通り過ぎると繁華街が現れる。



待ちに待っていた「琵琶湖大橋」の標識
これを見て1周した実感が湧いてくる。





意外と登ってる







対岸の夜景が綺麗。





橋のピークに到着

遥か彼方の暗闇に小さく外灯が見える。
あれはマキノ辺りかな?
あんな所から自分の足だけで辿り着いたかと思うと、グッとくる。

見ると、KG美さんも涙ぐんでいる。

後は、下りだけ。
「最後はゴールまで走りましょう!!」
「はい!」

二人並んで走り出す。

車道を車が走りすぎると、タイヤの音で「琵琶湖周遊の歌」が流れてくる。
神流の道でもあったメロディーロードと同じものが橋の上に作られている。
速度によっては調子っぱずれに聞こえるのはご愛嬌。

橋は下って行き、やがて平らに・・・あれ?
まだゴールまで距離あるぞ・・・

ここで、先程のピークにあった案内板を振り返ってみよう。



実は琵琶湖大橋はこんな歪な形をしている。
橋のアーチは半分くらいで、後はフラットが700mくらい続いている。
さっき気付けばよかった・・・。

えーい!ゴールまで走ると言ったからには走るぜ!!

二人並んで最後の力を振り絞り・・・

最後は手を繋ぎ、高々と両手を上げ、歓声をあげながら

ゴーーーーール!!


ゴールと言っても、ただの料金所のゲート
ゴールテープも無いし、観客も居ないがそんなことは関係ない。
今の私達にとっては、かけがえの無いゴールラインだ。





琵琶湖1周したど~~~!!(北湖)


時刻18時49分。

GPSデータでは 164km 35時間46分




・・・と、いつまでも感慨にふけっていられない。

私、シンデレラだったんだわ。

本来なら、ここから守山駅まで走って戻り、ほたるの湯でのんびり風呂入って
一杯やって帰る予定だったんだが・・・

そんな暇は無い。

スタート時に横を通ったピエリ守山からバスが出ているらしいので立ち寄る。

中に入ると前に廃墟と言われたことが嘘のように賑わっている。
バス停が分からないので、案内所を探すが、思いの他広く手間取る。

やっと探し当て、聞くとバスは本数が少ないとの事。
タクシーの電話番号を聞き、乗り場に行ってみる。

やはり、タクシーはいなくて、電話を掛けると20~30分掛かるとの事。

ピエリのベンチに座り、後の3人に報告とか、KG美さんとFBの友達申請とか
しながら待っているとタクシー到着。

タクシーに乗り込み守山駅へ向かう。
途中、メッセンジャーに着信。
H賀さん、I田さん、M本さんも無事、琵琶湖大橋東詰めにゴールしたとのこと。
結局1時間くらいしか変わらなかった。

守山駅到着。

守山駅で後泊するというKG美さんと、またの再会を誓いお別れ。

さて、これから新幹線に乗らなければならないが、その前に
身体中から放っている、野生の芳香をなんとかしなければ・・・。

すでに20時。風呂に寄っている余裕は無い。

コンビニでボディシートを購入
駅前のさっむい多目的トイレで全身拭き拭き
震えながら着替え完了。

京都駅行きの電車に飛び乗る。

無事、京都駅に到着し、やっとホッとする。
さすがに空腹を感じる。
駅弁とビール、つまみを購入。

新幹線に飛び乗る。



プシュッ!!
ぷはぁ~・・・至福のひととき。

その後、駅弁食べたら、熱海近くまで爆睡
0時過ぎに無事に帰宅。


さて、年を跨いだレポも終わりです。

今回、はじめて少人数のウルトラマラニックというものに出てみました。
かなり好き勝手させていただきましたが
個人個人が責任を持って、くっついたり離れたりしながら行く旅は
とても居心地が良く、楽しいものでした。

また新しい旅の世界が拓けたようです。

一緒に走っていただいた皆さん、ありがとうございました!!。
機会があったら、またよろしくお願いします。
コメント (2)
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びわイチマラニック 北湖一周試走会~その4~

2018年01月08日 11時49分21秒 | 琵琶湖1周マラニック
あけまして、おめでとうございます。
今年もこの拙いブログをよろしくお願いします。

ビワイチレポ、年をまたいでしまった・・・


塩津のコンビニを5人で出発
すぐに左折し国道303号線へ
ここから琵琶湖1周、唯一と言っていい山岳区間
山岳区間と言っても小山を2つ越える程度

塩津の町から琵琶湖よりに行くと、眺望のいい奥琵琶湖パークウェイもあるのだが
残念ながら、冬季は通行止め

上り坂はほぼ歩き
眠気から皆ふらふら蛇行している。
私は前のコンビニで長めの休憩を取った事が幸いして、眠気には襲われてなかった。
KG美さんも眠気から蛇行しているので安全の為、手を繋いで行く。
眠気に負けないよう、仕事、ランニング、お酒などいろんなお話しながら
先へと歩く。

トンネル一個過ぎた時点で、分岐路。
本来のコースは琵琶湖沿いの県道557号線
H賀さんは下見としてそっちへ行きたいようでしたが、
故障中の人や眠気にふらふらしている人もいるので、今回は断念。
そのまま国道を進む。

下り坂では、思い出したようにH賀さんが走り出し、それにつられて走り出す感じ。

空が少し明るくなってきて



高島市 マキノ突入

突き当りを左折し、国道161号へ
琵琶湖へ向けて下っていく。



遠くに金色に輝く観音様?
ちょっと寄ってみたい。

途中、一人で道の駅でトイレに寄って、追いかける。



朝焼けが辺りを照らす。

朝7時
町の入り口にあるコンビニにピットイン 
皆、肉まんなどで朝食タイム。



寒い夜が明けホッ一息。
自然と笑みもこぼれる。

休みを取ると琵琶湖湖岸を目指す。



夜明けの琵琶湖



チェックポイントとなる吉田酒造さん

H賀さん、KG美さんはお知り合いだそうだ。
事前に連絡していたので、開店前なのに店主の方が迎えてくれた。





暖かい店内でくつろぐ。
KG美さんはその場で、通販の注文もしている。
H賀さんのご好意でミニ瓶一本購入、
お店にコップを提供してもらい、皆で試飲。
身体がポッと温かくなる。
私、この旅まで、滋賀が酒どころとは知りませんでした。

ここで、調子の悪いM本さんがリタイア宣言。
電車で帰るとのことで、お別れする。
4人で再スタート



金ピカな梅津迎賓館







マキノサニービーチ



知内川を通り過ぎ

2km程走ったところで
辺りはポカポカしてきて
眠気がピークに達してきたのか、H賀さんが「ここで休もう」とベンチでごろ寝



つられて皆でごろ寝



私は眠気は感じてなかったが、ベンチに横になると、
風も無く、ポカポカが気持ちよく、いつの間にか寝てしまったようだ。

気が付くと30分くらいは寝ていたようだ。
頭すっきり!!



遠くの空には熱気球が沢山ふわふわ
安曇川近くで熱気球の大会が開かれているらしい。

さて、行きますかと身支度を整えていると
FBを見ていたI田さんが、M本さんが近くにいる、と発見。
皆、心の中で「やっぱり」と思っていたと思う。
まぁそのうち会えるでしょうと再スタート。

湖岸沿いの道は防風林の並木道があり、日陰になっていて寒い。
湖周道路の県道54号に移り、たらたら進んでいると、湖岸を進むM本さんを発見。
無事合流する。
リタイアする気だったが、歩けるところまで歩こうと思っていたら、
調子が戻ってきたので、再スタートしたとのこと。

再び5人で出発。

今津の町で関東では見慣れない「HEIWADO」をイトーヨーカドーと見間違えたりしながら
進んでいく。



本来のコースはこのまま県道333号を湖岸沿いに進んでいくんだが、
かなりの大回りになるし、脚に不安を抱えた人もいる中、
今回は1周することを目標とし、内陸側を進むショートカットのコースをとる。

・・・が、しばらく進むと、バイパスの自動車専用道にぶち当たってしまい
まったく土地勘の無い、農道へと誘導されてしまう。

しばらく前から、KG美さんはたまたま車で近くに来ている友達と会おうと
スマホでやり取りしていたが、事ここに至って、
「私はどこ?ここは誰?」状態になってしまい、再会を泣く泣く断念。

皆で地図を取り出し、ああでもない、こうでもないと新しいコースを開拓

結果、まったく知らない住宅街を通り過ぎる。
町の人に声を掛けられ、走って琵琶湖1周するんですって答えて驚かれたりもする。
これはこれで、楽しい。

安曇川駅近くのコンビニで休憩
時刻は12時を回っており、残りは30kmくらいか
しばらく前からH賀さんとI田さんは、どこかで昼食を摂ろうと話をしている。
私は、21時までに守山駅に行かなければ、その日の内に帰れなくなってしまう
タイムリミットがある。
前半、1人で好き勝手に走らせて貰ったので、後半は皆でワイワイ走って、
ヤバければ電車かバスでワープしてもいいかな?と思っていた。

そんな時、KG美さんが
「まだお腹空いてないので、先に行ったら駄目かな?」
と相談してくる。
私もお腹は空いてないので、「じゃ、一緒に行きますか?」と答えると
「良かった、一人じゃやっぱり不安だったし」とのこと。

H賀さん達に、タイムリミットの事を伝え、分かれてもいいかと尋ねると
快く送り出してくれる。

さて、行きますか、と再出発

今度は2人の旅が始まる。
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