気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

第2回 みちのく津軽ジャーニーラン250km ~その2~

2017年07月25日 16時39分19秒 | みちのく津軽ジャーニーラン
館山代表とハイタッチをして大手門を潜り抜ける。
両脇には応援の方や明日5時にスタートの200kランナーの皆さんが送り出してくれている。

左手にはライトアップされた弘前城。
その美しさにカメラを取り出したが、タイミング悪く撮影出来ず。

城内を通り過ぎ、北の亀甲門を通過、お堀沿いを進む。
明るかったら一面の睡蓮やその花がみられるのだろうが、
残念ながら暗くてよくわからず。
お堀沿いに南に戻ると、初めての信号ストップ。

信号を渡ると、地元弘前のランニングチームが応援してくれている。
ハイタッチで答える。

そこからは信号でストップ&ゴーが続く。
徳島キューティーズや、M崎嬢、ミニーちゃん、楽松師匠など見知った顔に囲まれる。

街の人達は突然現れた多量のランナーに驚きつつも応援してくれている。

弘前駅のトイレに寄り、一時的に離されるが、信号ストップが多くすぐに合流。

しばらく南に行くと、初めてのチェックポイント。
ゼッケン番号を伝え、現在時刻を教えてもらう。
チェックポイントシートに時刻を記入する。

大清水交差点、6.7km 20:50

それにしても暑い!!
夜は更けていくというのに湿度も下がらず、蒸し暑い
既に参加賞で貰った津軽の水のペットボトルは空になっている。
夜でも油断していると、熱中症になるかもしれない。
自販機で水を購入。アイソトニックのタブレットを放り込む。
その間にM崎嬢先行。追いかけ追い越す。「速すぎる」と苦情が来る。

突然、祭囃子や太鼓の音が聞こえてくる。



目の前にねぷたが現れる。



後で聞いた話だが、町内会のお祭りで高校生が作ったねぷたを
子供達が引いているそうだ。
こうやって伝統を引き継いでいるんですね。

サプライズに感動しながら先を急ぐ。

コースは土手町に戻ってきて、どこかで見たことある通りだなと思ったら、
昼に行った喫茶DOの前だった。
見覚えのある姿が。
K嶋さんのお母さんが店の前で応援してくれている。
「おか~さ~ん、ありがと~!!」と呼びかけると、
「きゃ~!いってらっしゃ~い、気をつけてね~」と。
う~ん、やっぱりプリチ~だわぁ。

弘前城へ戻ってくる。
城を通り過ぎるととたんに道が狭くなり、暗くなる。
岩木川を渡ると去年走ったコースに入っていく。
ただし今年は真っ暗だ。



岩木の町で3件コンビニが並んでいる。
ここを逃すと鯵ヶ沢までコンビニは無い。
とりあえず寄っておく。
水と麦茶のペットボトル。+凍ったお茶のペットボトル購入。
凍ったペットボトルはそのままバックパックの背中に入れクーリングに使う。
しかし、3本のペットボトルを入れたことでバックパックはずっしりと重くなる。
ガリガリ君「梨」も購入
コンビニ前で徳島キューティーズとアイス食べながら小休止

だんだん道は暗くなり、隊列もバラけて来る。
交通量が意外と多く、ハイビームで来るのでまともに見ると目の前クラクラ。



夜も分かりやすいスズキの看板を曲がると
すぐに第2CP

岩木山神社入り口 10.2km 23:06

23時だというのにまだ暑い
トイレ横にある水道
湧き水なのか冷たくて美味しい
顔を洗い、ペットボトルに水を満たす。
M崎さんも到着。お先~にと出発。

と、出てみたが、暑さにやられる。
ゆったりとした上りだが、スピードが出ない。

鯵ヶ沢に向うコース上最後のトイレがある駐車帯に寄るが
座り込んで休む。
一度靴を脱いでリセットする。
M崎さんや何人かが抜いていく。
何人かは「大丈夫?」と心配してくれたが、少し休めば大丈夫と答える。

ちょっと熱中症気味なのか、頭を真綿で締め付けたような感覚が離れない。

問題がもう一つ。
インナーが擦れて股擦れが痛くなってきてた。
深く考えず某社のインナー履いて来たら、汗で擦れちゃったみたい。
大失敗!!!
とりあえず追加のワセリンを塗り塗り。
(今考えたら、スパッツ履いてんだから、パンツ脱いじゃっても良かったな~)

最後のトイレを出発すると更に外灯が減る。

嶽温泉を通過すると自販機に何人かのランナーがたむろって居る
この先、自販機も減るよね~などと話しながら、エナジードリンクを飲み干す。

津軽岩木スカイラインの入り口を過ぎるとほぼ外灯は無くなる。
0時も越え交通量は少なくなる。

ランナーはバラけ、後方にヘッドライトが見える程度。

しばらく行くと、山間の道になり・・・
いかにも熊出そうだなって道になる。
一旦止まり、効果があるかは分からんが熊鈴をセット。
その間に後ろの女性ランナーが追いついてくる。
熊鈴の音を聞き
「確かに出そうですよね」
と、目の前を仄かな光が通り過ぎていく
ん?・・・蛍だ!?

よく見ると蛍が数匹舞っている。
女性ランナーにその事を教えると、「ホントだ~!?」と驚いている。
しかし、津軽の蛍は点滅が激しい。チカチカチカチカと速い点滅だ。

人通りの無いさみしい道だし、なんとなく一緒に行く事にする。

ファッショナブルな美女ランナーのK籐さん
琵琶湖1周や富士五湖、野辺山、なんと私も出ていた佐渡島1周にも出ていたとのこと。
みちのく津軽は初参加で250kの一般枠に当選したそうだ。
スマホにルートを入れていて、分岐路まで後何キロとナビしてくれるので助かりました。
合流した時は私が熱中症気味&第1次眠気ピークの時で何度か休ませてもらいましたが
おかげさまで休憩が出来、分岐路からは引っ張っていく形へ。
基本、下り坂は走り、上り坂で歩いていく。
途中、レジェンドG島さんとかに抜かれたりしたけど、この区間2人くらいしか抜かれなかったな。
久しぶりにあった自販機の前には、空のペットボトルや缶の山
津軽の自販機にはゴミ箱が設置されていないことが多く、
「これは苦情くるかもしれないな~」と思いながら、
我々は自分の空ペットはCPまで持って行く事にする。



ようやく空が明るくなってきた。
のんびり走っていたが、気が付くと次のCPの関門の時間が気になりだす。
山道を抜け、鯵ヶ沢の町も近づいてきたのでそろそろK籐さんと別れて単独でも
心配は無いかな?と思ったが、2人で行くのが楽しくて、そのままCPを目差す事にする。

時々遠くで「ドーン!」という音がする
何かと思ったら雷。
小雨もパラつきだす。

いよいよ町に近づき、はまなす公園のなぎさブリッジの頭が見えた。
鯵ヶ沢の町へ入る交差点で前を歩く小柄な女性ランナー
招待選手の工藤真実さんじゃないですか!?
なんでこんなところに?と思い尋ねると熱中症気味で調子悪いとのこと。
強いランナーさんでもこんなことあるんですね~。

工藤さんと別れ、関門も気になるので
「こっから1.5kmノンストップで行きますよ~」とK籐さんに伝えると
「大丈夫です!!」と心強い言葉。
鯵ヶ沢の街中を駆け抜ける。

前回と逆の方向から道の駅に入る。



第3CP 海の駅わんど 57.7km 4:35

なんとか関門25分前に到着。



大江戸小江戸でおなじみ、リストバンドを押し当てると「ピュイ!」と計測されるシステム

うどんは品切れ一歩手前で最後の1杯をゲット。
トイレは朝早すぎで開いておらず、ここから2km先まで行かないと無いようだ。

しばらくすると工藤さんも到着。結局ここでリタイアされたようだ。
スタッフに聞くと、我々の後は残り5人程。
う~ん、のんびりしすぎたかも?

K籐さんとはここでお別れ。ありがとう、楽しかったです。

スタッフの拍手に送り出されスタートする。

久しぶりのコンビニに着くが、買うものも無いのでスルー。



わさおの居るきくや商店を通過。朝早すぎてわさお居るかどうかもわからず。

相変わらず遠くで雷が鳴っている。
本格的に雨が降ってきた・・・。
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第2回 みちのく津軽ジャーニーラン250km ~その1~

2017年07月23日 09時26分19秒 | みちのく津軽ジャーニーラン
・・・あっというまに1週間経ってしまった・・・
先週の今頃はスコールの様な雨の中を走っていたかと思うと不思議な気分だ。


5月の土佐乃国と同じく、今回も飛行機でひとっ跳び。





同じ時間に同じバス、なんだかデジャブ



行ってきま~す。



今回は東北なんで北ウイング
飛行機まではバス移動



時間も有ったのでうどんで朝食。



タラップを上り機内へ



テイクオフ!



海ほたる



千葉湾岸



広がる雲海
高知へ向かうときは地形を見てはしゃいでいたが、
関東以北は地形に詳しくないので、霞ヶ浦以降は土地勘が無い。



朝だというのに既に入道雲がもくもくと・・・。



田沢湖上空



十和田湖通過



青森市街



着陸前、少し揺れてビビッたが、無事タッチダウン。



荷物のベルトコンベアの先導役はマグロ!!

弘前行きのバスへ乗り込む。
車内にはランナーと思われる方もちらほら
後ろに座られた、サロマのTシャツを着た方に声を掛けてみる。
昨年DNSされて今回も200kに出場される方でした。
バスはコースの一部、藤崎のイオン横、黒石への分岐を通り弘前へ



1年ぶりの弘前の街



今日も母娘は座っている。

とことこ歩いて土手町、弘前パークホテルへ



この喫茶店は前回、今回出場されているランナーさんがオーナーの店だ。
歓迎のチラシが貼ってある。うれしいね!。
にしても、「全国の変さん」て・・・。



おいしいコーヒー、軽い食事も出来るようだ。



ドアをくぐり、「こんにちは、変態さんです~」というと
すぐに「ああ、pink_man(本名)さんですね」と分かってくれた。

ここのオーナーK嶋さんはFBで私のブログを紹介した時、
真っ先にコメントくれた方です。

残念ながら他のランナーは居なくて、前に来たランナーはビール呑んでいったそうです。後は13時頃くるそうだ。
少し早めの昼食でハンバーグ定食を注文。
待っている間、K嶋さんと前回の話、今回の展望、
そして、K嶋さんのお母様(プリチ~♪)を紹介していただいたりして過ごす。

ハンバーグとコーヒーをいただき、店を後にする。
K嶋さんはこの後、2時くらいまで働き、その後スタート会場へ行くそうな。
ハードだ・・・。



そこからさらにとことこ歩き



休憩室のあるサウナへ

3時間コースで入館。
まずはお風呂へ。少ししょっぱい温泉です。
休憩室へ行くが、予想していたより明るく、騒がしい。
テレビはがんがん流れているし、横の居酒屋は準備でガラガラ音してるし。
あげくのはてに、隣に座ったランナーがずぅ~っと地図をガサガサ音させてるもんだから、気になって眠れない。

・・・ここは失敗だったなぁ・・・

14時半になったので、隅っこで準備して1時間の延長料金でサウナを出る。

歩いてすぐに説明会会場へ



ミニチュアを通り過ぎ



到着。

受付には昨年一緒に走ったF原姉さん。今年もよろしくお願いします。

ゼッケンを貰い周りを見回すと、何人か知った顔も見える。





5月からの再会、土佐乃国チーム。(チームULTRA SOUL、私以外)

仙台のレジェンドG島さん

体育館内は冷房も無く暑い!
風通りがマシな柔道の畳の上に座り込んで説明会を待つ。



主催のスポーツエイドジャパンのフラッグとなにやら思案中の館山代表

説明会開始



代表挨拶
司会はリンゴのカチューシャつけたM崎さん。
選手兼お手伝いご苦労様



コースの説明会
前回とはエイドの場所やドロップバックの場所も変わっているので
真剣に聞き入る。

説明会の後は懇親会

2階へ行くと、バイキング形式に並ぶ長~い列
しばらく並んでいたが、駄目だこりゃって外へ

外は、風も吹いていて涼しい。
外の屋台は並んでも無くやきそば、唐揚げ、津軽そば、蟹汁が堪能出来る。

しばらくして中に戻ると、行列も減っていて
カレー、サンドイッチ、サラダなんかが食べられる。



招待選手紹介。津軽出身の24時間元日本記録ホルダー工藤真実さん
前回、男女1位の方々。



毎度おなじみ楽松師匠の漫談。



津軽三味線の迫力ある演奏。

三味線聴いていると、突然後ろから
「居た~~~!」とタックルを受ける。
このパターンはウルトラおばさんに喰らうケースが多いが
今回は出場してないはず。
誰かと思ったら、直前にFBで知り合った、H光さんでした。


(G島さんのFBより拝借)
このH光さん、仙台のレジェンドG島さんの愛弟子で今回200k出場。
250kと200kが合流する中泊からの再会を誓い合う。

体育館の1階に戻り、少し横になるがまんじりとも出来ず
しょうがないので、ドロップバックとゴール地点への荷物を預け
この先のスタートへ準備する。



徐々に陽も落ちて行き、緊張を孕んだ空気が包み込みはじめる。
ぞろぞろとスタート地点へ移動する。



弘前城の大手門がスタート地点
ここから城内へ突入する。



皆のバックライトが夜光虫の様で綺麗。

カウントダウンの後、スタート!



今回はゆっくり行こうとほぼ最後尾からスタート!
両脇に並んだ応援の方々とハイタッチしながらゆっくりと踏み出す。

長い長い旅路が始まった!!
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第2回 みちのく津軽ジャーニーラン250km ~速報~

2017年07月18日 22時23分21秒 | みちのく津軽ジャーニーラン


1年ぶりに行ってまいりました弘前へ

結果は・・・

152km地点、今別のふれあい文庫CPに関門15分前に滑り込んだものの
睡魔に負けてリタイアとなりました。


熱帯夜、スコールのような雨、と言った悪コンディション。
竜飛岬へのアップダウン、厳しめの関門、などいろいろと言い訳はあるのですが
一番の敗因は自分自身の慢心による準備不足ではなかったかな?と思っております。

では、辛かっただけかというとそうでもなく
新しい出会いなども沢山あり、大会自体は楽しいものでした。

次回からレポ開始したいと思います。
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今週末はいよいよ、みちのく津軽!!

2017年07月13日 12時28分02秒 | みちのく津軽ジャーニーラン

簡単な日常はFaceBookに投稿するようになっちゃったから
ブログは放置気味。



さて、週末はいよいよ みちのく津軽250kmです。
土曜早朝に出発してその日の20時にスタート。

制限時間は48時間。
この前の土佐乃国横断242kmが54時間だったのに大丈夫かな?と不安になるが、
津軽200kmでコースだった、岩木山神社からの登りや
くろもり館からの白神の森トレイルなんかが、
250kmでは無くなっているので全編走れるコースになっている。
(走り切れるかどうかは別ですが・・・)

去年は200kmで34時間。残り50kmを14時間・・・大丈夫かな?

後は寝すぎないように気をつけなきゃ。


先にも書いたが、コースとしてはトレイルなんかも含んでバラエティに
富んでいる200kmの方が楽しいと思う。
250kmはやはり小泊から先、竜泊ライン、竜飛岬が主役だろう。
ぜひとも明るいうちに到着して、津軽海峡冬景色を熱唱したいもんだ。
(予報では天気はイマイチになりそうですが・・・)


先日は津軽を走るウェアをつけて試走をしてみた。
土佐乃国で知り合った、F留さんが絶賛していた、モンベルのジオラインも
試してみて汗冷え無しで良い感じ。
新しいエプソン君 MZ-500も使ってみて、表示をいろいろいじくったりしてみた。

まぁ、オクムでの姿を知っている人からすれば
あの格好で街中走ってたもんだから、通報されてもしょうがない。(苦笑)


昨年のみちのく津軽、佐渡1周、土佐乃国と、200km超の大会に出始めてから
知り合いもどんどん増えてきた。
FaceBookでの友達も多く参加している。
一番楽しみなのは仲間達と共走だ。

皆さんよろしくお願いします。
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