気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

大村湾ウルトラジョグトリップ~観光編後半~

2018年04月12日 02時50分24秒 | 大村湾1周ウルトラジョグトリップ




グラバー園で、載せ忘れた写真が2枚あった。



出たところでビワソフト
今日も暑い



日本ボーリング発祥の地だそうだ。

グラバー園は思ったより楽しくて長居してしまった。

再び路面電車に乗って「賑橋駅」へ

時刻はちょうど13時



タイミングよく長崎名物のお店があった。



長崎に来たからにはこれは食べとかなきゃでしょ。
某チェーン店よりあっさりしていて
牡蠣の風味がいい!

お腹も満たされて満足満足

お店を出ると目の前には



眼鏡橋







ちゃんと鼻があるのね。





手前の橋も、雰囲気的にはいいね。



ハート石 大人気



再び「公会堂前駅」から路面電車に乗る



珍しい路面電車のトンネル

浦上を越え、「松山町駅」へ



こちらへ





春先なので色とりどりの花が目を楽しませてくれる。











少し歩いて爆心地へ











当時の地層が保存されている。
陶器の破片などが折り重なっている。











スーパーサイヤ人?



広島に住んでいたこともあるので
原爆資料館も何度か入っているが、長崎のは初めて。
隣の追悼祈念館と共にじっくりとまわる。


朝から歩き詰めでもはやふらふら

浦上天主堂にも寄りたかったんだが
時間も気になったし、上り坂を登る気力が無かった。



路面電車で長崎駅に戻る。

ちゃんぽん食べてから3時間
足休めしながら、なんか他の長崎名物も食べておきたい。

駅ビルをふらふら歩いていて、目に止まった店の前でしばらく悩む。
う~ん、どうしようか?
結局、誘惑に負けふらふらと入店。



どんっ!



どどんっ!

どこが長崎名物なんだか。(笑)
身体が欲していたと思うことにしよう。

バスセンターに戻り、コインロッカーから荷物を取り出す。

ちょっと早めのバスで空港へ。

途中、高速道路で桜がもの凄く多く咲いている町を通りすぎる。
降りて眺めたかったな~。

空港に到着すると早々に大きな荷物は預け身軽になった。

なにかアナウンスしている。

「羽田空港が滑走路閉鎖した都合により、到着が遅れております。」

なに??空港閉鎖!?
なんか事故でも起こったのか?

慌てて、スマホでニュースを検索すると
羽田空港の滑走路で20cmの亀裂が見つかり一時閉鎖になったとのこと。

事故や事件じゃなくてホッとする。



にしても45分遅れ
せっかくだからギリギリまで遊ぼうと思って遅い便にしたのがヤバイ

羽田までは行けそうだが、そこから帰れるのか?
翌日は7時から仕事なので、遅れるわけにはいかない。

まぁ、飛ばないものはしかたがない。
そうと知っていれば、浦上天主堂も行けたな~と思っても後の祭り。
ステーキ食べたので、お腹も空いてないし・・・



展望台で時間つぶし



鐘 カンカンうるさい。



と思ったら、屋上にもでっかい鐘。

空港の整備員の動きを見ているだけでも楽しく時間を潰せる。
彼らはどんなに忙しくても決して走らないのね。
ぶ~らぶ~ら歩いているようで、手際よくやるべきことはやっている。
たぶん、焦ると安全に支障が出るような見落としをしちゃったりするし、
広いグランドで1日中走り回るスケジュール組んじゃうと、疲れが溜まっちゃうし
で、余裕をみているのだろう。
自分の仕事にも通じると感じた。人手が足りないので、走り回ってますが・・・(苦笑)

と、飛来した飛行機が、





C3-POキター!!

来るときに羽田でBB-8機も見かけた。
R2-D2はありそうだが、ダースヴェーダーは無いだろうなぁ・・・

時間潰してやっと私が乗る便が到着。

フライト自体はさくさくと

羽田到着22時50分くらい

リムジンバスでゆったり帰ろうと思っていたんだが、すでに終バスは終了。

来たときと同じ京急で乗り換え乗り換えで帰着。
0時回ってました。
ええ、もちろん次の日にはちゃんと7時から働きましたよ。


さて、大村湾1周ウルトラジョグトリップから長崎観光レポ、これにて終了です。

今回は1周するってことにこだわって、ジョグトリ本来の
「ゆっくり走って、風景・会話・観光を楽しむ、ワクワク系®ジョグイベント」
という趣旨からは少し外れていたかな?と感じています。
今回、諦めた嬉野温泉も行ってみたかったな。
ジョグトリップには九十九島や平戸を巡る魅力的な大会も多くあるし
締め切りも緩いので、予定が空いたら又参加してみたいです。

長崎には橘湾岸スーパーマラニックという凄い大会もあるので
いつかまた、行って見たいです。

私設エイドを開いてくださった方々、
一緒に共走してくださった、ランナーの方々、
なにより、細かい心配りで見守ってくださった、あみりんさん

皆さんのおかげで、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
本当にありがとうございました!!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大村湾ウルトラジョグトリップ~観光編前半~

2018年04月09日 19時51分50秒 | 大村湾1周ウルトラジョグトリップ
あみりんさんと別れて彼杵駅へ



こじんまりとした可愛い駅

ホームに出ると



金ピカの列車が止まっている。



ちょっとアングル悪いが、実際陽の光を浴びると、こんな感じ。
後で調べてみると昨日見かけた「ななつ星」に次ぐ豪華列車
「或る列車」号。
長崎から佐世保までお値段なんと25000円
そんなものに乗れる訳も無く、向かいの普通列車に乗車。

一部、朝走ったコースの横も通りながら、一路長崎へ。
車内では、もちろんウトウト・・・。

遠回りルートだったので1時間半で浦上駅到着。



私、「うらがみ」と読んでいたけど「うらかみ」だったんですね。
どうりで検索しても出てこないわけだ。(汗)



少し歩いただけでも長崎は坂の街というのを、身をもって知る。



本日の宿泊先の民宿旅館
1泊朝食付きで4600円
お部屋は6畳一間。
日曜なのでお客さんは私と一家族のみ

貸切風呂(人工温泉)でのんびりと汗を流す。

女将さんにルートを聞き、夕暮れの町へ。
バスに乗って10分くらい。



19時半頃、淵神社に到着。



夜の神社にはそぐわない煌びやかな施設。



空からやってきたのはロープウェー

走っている時に思いついた第2プランは、稲佐山展望台に行くというものでした。
なにせ最終日は夜には帰るので、夜景を楽しむにはこのタイミングしかないのに気付いたのだ。

お客さんは賑わっていて、外国の方も多い。
満員のロープウェーは10分くらいで山頂駅到着。
駅の階段がキツイ~・・・





美しいイルミネーションの渡り廊下を渡る。



電波塔もライトアップ中



展望台に上ると、目の前に広がる絶景



一面のパノラマというより、坂の街長崎の高低差による光の立体感。



遠くには女神大橋も

新世界三大夜景の一つだとか
(残りの二つと旧三大は忘れた)

明日昼来る事も出来たが、やっぱり夜に来て正解だった。

・・・と思ったら、帰りのロープウェーが混み混みで
待ち時間45分くらい立ちっぱなし・・・。
130km走った脚には堪えたわ~

宿までは2km弱なので、見物がてら歩いて帰ることに。
残念ながらその通りには飲食店は少なく、駅のほうに行く元気も無かったので
途中のコンビニで弁当とビール買って宿に帰る。

1人乾杯して、ご飯食べながらもウトウト・・・
夢も見ないくらい爆睡しました。

6時半に爽やかな目覚め。
朝食は普通の民宿のご飯。
今日は名物を沢山食べたいので、腹八分目で我慢我慢。

宿のご主人にお礼を言い、チェックアウト。

ここから平和公園まで近いが、荷物が重いので、一旦長崎駅まで行く事に。
浦上駅を目指す。



古風な橋を渡ると大きな市民公園



大きなトラックは開放されていて、多くのランナーがジョグっている。
その他にもテニスコートなども沢山あり
市民の健康の為にもいいことだ。
近くにこんな施設があるのは羨ましい。

浦上駅から一駅で長崎駅に到着。



をを!某独車風面構えの電車だ。



「特急かもめ」だ。



九州の電車は個性的なものが多いなぁ。



長崎駅は終点駅。



熱海にも似た坂の上の街が迫ってくる感じ
向かいのバスセンターのコインロッカーに大きな荷物を預ける。



みどりの窓口で路面電車の1日券を購入。
路面電車は1回120円 1日券は500円
5回乗れば元が採れる。


(写真は別の場所の停留所)

市内の移動は路面電車が便利

出島駅で下車



その名の通り出島のまん前。



西門から入場 510円



箱庭的景観



オープン直後だったので人も少なく、雰囲気も良い。

















日本家屋にチェレステグリーンがアクセント







食卓やら調理場やらの作りこみにこだわりが。



ベッド小さくない?



扇型のカーブにかつて島だったころの風景を想う。





表門より退出

再び路面電車で乗換えを交えながら大浦天主堂下駅まで
坂道をひぃひぃ言いながら登ると。



大浦天主堂
入場料600円 ・・・ちょっと高い・・・
少し悩んだが、ここで止めると後悔しそうなんで、入場料を払い入ってみる。
パンフレットにしては豪華な小冊子が貰える。

・・・いや~・・・歴史的価値はあるでしょうが、やはり入場料高すぎ。
クリスチャンの方や歴史好きの方以外にはオススメはしません。
もしかしたら、安くして人が押し寄せるのが嫌なのかもね?

大浦天主堂横からの通路を通ると



グラバー園入り口



入場料610円
紙幣風チケットがおしゃれ

よかった!動く歩道で楽々高台へ





















ここの主、グラバー住宅











建築当時、ここには一本松があったとか
それを切らずに生かして住宅を建てたというエピソードだけで
グラバーさんの人柄が分かるというもの。



ここでも食卓の作りこみにこだわりが(笑)

めちゃ長くなって、画像の量も半端ないので、
まさかの観光編後半へ続く!?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大村湾ウルトラジョグトリップ~後編~

2018年04月04日 09時25分58秒 | 大村湾1周ウルトラジョグトリップ
Joyfullを出ると寒さが身に浸みる。

しばらく早歩きして足を暖めてからジョグに切り替える。

時津から長与の町に変わり、広い総合公園を右折すると道はとたんに寂しくなる。

ふらふらしたランナーを時々エールをかけながら追い抜いていく。
しっかり休憩したので、眠気は消えている。

岬に入るとアップダウンが多くなる。

70km 10時間24分

71kmのオアシス到着



押し寿司だ。この辺りの名物で大村寿司と言うらしい。
食事後だったので、このボリュームに参りました。

オアシスを出て少し行ったところで左側から右側へ歩道が移る。
右の歩道の縁石をえいやっ!と飛び越えたら、意外と高くて引っかかる。
・・・んでコケル・・・(またかよ・・・)

前につんのめり、手の平から1回転
スマホが転がり落ちる。

手の平は、参加賞のグローブのおかげで守られていた。
指先だけは開いていたので、左人差し指から少し出血
絆創膏で事足りる。
スマホはチャック付きビニールに入れてあったので無傷。
バックパックは数箇所擦り傷が出来、穴開いてた。
まぁ、使用には支障がないし、なんたって2699円。

気を取り直して再スタート。

しばらく行くとちょっとした広場の休憩所。



見事な桜の巨木がライトアップされている。



諫早市突入。

岬の細いアップダウンのある道を淡々と進む。
ライトを消すと鼻を摘まれても分からない暗闇だ。
空には星空。残念ながら少しガスがあり、満天の星空という感じではない。

80km 11時間56分

81kmのオアシス到着



ジョグトリで人気のあるコーヒー大福だ。

夜明け前で一番冷え込む時間帯。
走っている分には長袖Tとシャカシャカで耐えられる。
むしろバックパックに入っているトレントフライヤーが重く感じてくる。
野宿しなければ必要無かったな~。



薄暗い中の桜並木



5分咲きなのが残念。
2~3日後なら満開の花道になるだろう。





ようやく夜が明けてきた。



美しい湾岸の夜明け。

90km 13時間44分

91km オアシス到着



かっぱ巻き。1人3個

喜々津駅近く多良見の市街地に入る。

このまま国道を行っても1周出来るが、コースは非情にも右折。
坂道を上らされる。

工場街を通りぬける。
公園のトイレに寄るが、近くのベンチで寝っころがいたい誘惑にかられる。
同時になぜだか無性に朝マックが食べたくなる。
見かけたら入ろうと心に決めたら、1kmくらいでマック発見。



奥まった席に陣取り、食後にうとうと
気が付いたら50分くらい寝てた。

マクドを出て、しばらく真っ直ぐ行くと



大村市突入



海沿いの道に出る。
今日も海は凪いで穏やか。
だんだんとポカポカしてきて、石段に座り込んで寝ているランナーの姿も。



100km 16時間半くらい
GPSのオートラップは100ラップまでなのでこの先は1kmごとの記録は取れない。

101kmのオアシスに到着



草餅だ。
麦茶のポットにはパラソルが立てかけてあって、温まらないようにしてある。
あみりんさんの細かい心配りが嬉しい。

美しい石垣の段々畑。
高知でも似たような石垣の畑があったかな?







陽当たりのいい場所の桜はほぼ満開。

この辺りで、側溝の蓋のでっぱりかなんかで2度目の転倒。
幸い怪我無し。バックパックの擦り傷増える。

橋を渡り、大村線を越えると、T字路に突き当たる。

右に曲がると



110km来てこの坂道。
がしがし歩いて上る



まだまだ続く。

やっと上りきり、ゆるやかな下りを走っていると
やがて見えてきたのが



目の前に壁のようにそそり立つ坂。



高低差はそれほど無いんだろうけど、視覚効果がインパクト大。
もちろん歩いて上りきると・・・



第二弾!!
真新しい点字ブロックのイエローがシュール。
距離的には第一弾より短いが、連続登場で気持ちが萎える。
と、思ったら



第3弾!?
ここは、視覚のマジックで、実際はほぼフラットでした。
後半に来てこのMM坂。一番印象に残りました。

長崎空港の近くに来たところで
112kmオアシス到着



テーブルや椅子、さらにはブルーシートの用意が嬉しい。



オアシス食は



芋餅でした。ボリュームがあって、食べるのに苦労する。

県道257の終点を左折し、西に進んでT字路を右折。
工場や倉庫が並ぶ湾岸道路をひたすら進む。



なぜか四角く刈り取られた生垣が続く。
他にも民家の生垣でも四角く刈り取られたものを何軒か見かけた。
この辺り独特の風習なんでしょうか?

気が付けば13時近く。暑くなってきた。
国道34号の合流地点のコンビニに立ち寄り



ガリガリタイム。

すぐに脇道に逸れ



松原宿の旧街道へ



旧旅館跡。中では雛人形展をやっている。

119km最後のオアシスに到着



ここでも椅子、ちゃぶ台のおもてなし。



ジョグトリオアシス食名物のみたらし団子だ。
名物はやはりトリに用意されていた。



タレまで飲むのがジョグトリ通らしい。
もちろんいただきます。

後半3オアシスが餅、団子系だったので、お腹はもう一杯。

最後のオアシスを出て、さぁもう一頑張りと思っていたのだが
なぜだか走れなくなる。
アレッ?と思うが、最悪残り全部歩いてもゴール出来る時間なので
とりあえず進んでいく。

しばらくすると、ゴロゴロと・・・
あ、お腹痛い・・・。
アイスがまずかったのか、腹痛との闘いがはじまる。

この先の千綿の駅まで我慢するかと先を急ぐが、走れないので中々進まない。



東彼杵町に突入。帰ってきました~。

小さなガソリンスタンドを発見。
藁にもすがる思いで店主の方に「トイレ貸してください」とお願いすると
快く貸してくださる。
助かった~~~。
お礼を言い、再スタート。
ををっ!走れるぞ!!

軽快に進む。



千綿駅
観光客が一杯。
中でカフェがあるという話だったが、それらしいものは見当たらなかった。
後で調べると、無人駅なのでホームに入ることもでき、
ホームから大村湾が眺められるそうだ。
見とけば良かった・・・。迂闊でした・・・。

誰かのブログでここからは残り約4kmだという事は知っていた。

海沿いをさくさく進むと



東彼杵町総合会館の特徴的な屋根が見えてくる。
帰ってきた~~~。

ゴール前にコンビニに寄り、身体拭き用のウェットタオルとビールを購入。
結構疲れてしまったので、ゴール後またここに来るのがめんどくさかったのだ。

ビールを振らないよう気をつけながら体育館まで歩く。



あみりんさんの姿が見える。
何かの作業中で横断幕の手前に来て、ようやく気付いてもらう。

ジョグトリ大段幕をくぐりゴール!

130km 21時間50分 

まずは記念撮影



この写真は後日完走証として郵送されてきた。

その後、ボイスレコーダーを差し出され、大会の完走などをインタビュー
色々と感想は尽きないので長々と話してしまう。
インタビューが終わる頃に、次のランナーが到着。

体育館に入り座り込む。



うわ~、踵のソールが磨り減ってる~!?
後ろの黒いラバーなんて、半分無くなってるし。
津軽200kmや琵琶湖1周、TOFR前半を共に戦ってきた靴だが、さすがに寿命だな。

第1プランでは11時くらいに到着して、ここから11kmの嬉野まで1時間半から2時間で走って
温泉入って、酒蔵祭りを楽しんでから16時頃バスで東彼杵に戻ろうかと考えていたのですが、
日中走るのと違い、夜間走ではやはり思ってたより時間がかかり
かつ、だらだらと店寄って休憩したりしてたので、ゴールが15時近くなってしまった。


又、高度は無いものの、細かいアップダウンが多く、夜が明けてからは暑くなって
予想以上に疲れてしまった。ここから11km走る気力は起きなかった。

なので、走っている途中で思いついた第2プランを実行する事に。

更衣室でウェットタオルで身体を拭き、着替える。

次々とランナーがゴールしてくる中、あみりんさんに挨拶し体育館を後にする。

彼杵駅から、一路長崎へ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大村湾ウルトラジョグトリップ~前編~

2018年03月30日 10時21分18秒 | 大村湾1周ウルトラジョグトリップ
皆さん、大村湾って知ってますか?
私はこの大会に出るまで、どこにあるか知りませんでした。




小江戸大江戸のエントリー失敗してしまって
3月の予定がぽっかり空いてしまった。

どうしようかとネットで色々探していたら
「大村湾1周130k」の文字が目に付いた。

大村湾?初めて聞いた、どこだ?
・・・長崎か~。
あの辺では橘湾岸スーパーマラニックが有名だが、この大会は初めて知った。

長崎は行った事無いな~・・・
と、むらむらと旅心が湧いてきた。


大会の主催者はジョグトリップという九州北部(福岡、佐賀、長崎)で活動している団体。
ちょっと前まで「駄マラニック」と名乗っていたので聞いたことある方もいるのではないかな?私もなんとなく名前に聞き覚えはあった。
団体と言っても、実質「あみりん」さんが1人で運営しているようだ。

みちくささんとちょっと似ているけど、順位表彰は無く、ゆっくり行程を楽んでねってポリシー。
ユニークなのは○○時間以上で走ってねって、速い方の制限時間があるところ。
あみりんさんが1人で切り盛りしているので、早く着いても誰もいないらしい。
今回の大村湾一周は16時間以上25時間以内。

また、マラニックなので途中で、バス、電車、タクシー、船などの交通機関でワープも公認されている。

順位表彰は無いが、制限時間内で一番遅く走ったランナーは「ベストジョグトリッパー」として称えられる。

詳しくはこちらへ→「ジョグトリップ

ジョグトリップ、聞き覚えがあるなって思っていたら
土佐乃国や村岡で会った、福岡のちっちさんのFBでよく見ていた名前だった。
今回、ちっちさんは箱根駅伝コースを往復するというので上京
私は九州へと入れ替わりになってしまった。


スタートは17時、受付は16時なのでお昼にゆっくり出発。



今回も飛行機でひとっ飛び。

荷物預けで見かけたもの



この棺桶みたいな物はなんでしょうか?



楽器のコントラバスを運ぶ為のものでした~。

17時スタートで夜通し走る予定なので移動中に寝る予定だったが
やはり飛行機に乗るとテンション上がって眠れなかった・・・。

予定通りに長崎空港に到着。



佐世保行きのバスに飛び乗る。
土曜日なのでハウステンボス行きのお客さんで結構混んでいる。



長崎空港は大村湾上に浮かぶ人工島で、長い橋で結ばれている。
何人かジョガーも走っている。

スタート地点の東彼杵町に到着。
この町名読めます?
「ひがしそのぎ」と読みます。
なかなか覚えられなくて苦労しました。



ほんわかした町だ。



受付場所の体育館に到着。





軽自動車から荷物を運び出している人のよさそうなおじさん。
この方が主催者のあみりんさん。
時間は少し早かったが快く受け付けてくれる。



ゼッケンと参加賞のエコカップとグローブ。
ジョグトリップの缶バッチ。
グローブは夜間走で転ぶ可能性が高い為選んだという、あみりんさんの愛が溢れたものとなっている。



ゼッケンの裏には地図が印刷されており、別に地図を持たなくてよい。
コンビニやトイレの記載、始発の案内まで入ってる親切さ。

体育館には既に何人か集まっている。

そそくさと着替える

今回の装備
モンベルジオラインインナー、村岡の長袖シャツ、
7分丈パンツ、ゲイター、ゴアテックスのハット
Tシャツ重ね着しようかと思ったけど、邪魔になりそうなんで止め。
バックにモンベルのシャカシャカと念の為のトレントフライヤー(上着のみ)
シューズは寿命のつきかけたホカ クリフトン3

小腹が減ったので、時間もあるので近くのコンビニに行き肉まん摂取。



体育館に戻るとランナーが集まって来ていた。
後で知ったことだが、何人かはアーリースタートしていたようだ。

スタート10分前から開会式と諸注意
コースの説明など。
遠くは北海道からの参加者も

開会式の様子はこちら→動画

フライング気味のサイレント共に一斉にスタート。

ゆったりとしたペースなので自然と前に出て行ってしまう。
町中は信号待ちも多いのでトップグループに入ってしまう。
のんびり行こうと思っていても、トップグループに入ってしまうと
着いて行こうという心理が働いてしまい、ついついペースが上がってしまう。



かすかに見える対岸。これから向かうのに遥か遠くに見える。



満開ではないが桜も見られる。



夕暮れ迫る中、突如現れた豪華列車「ななつ星」
突然すぎてシャッター切るの遅れる。
漆塗りっぽい外装が美しい。





川棚町突入

川棚駅前では信号待ちが多く、またしてもトップに追いついてしまう。

川棚の町を過ぎるとアップダウンが始まり、ほぼ10km

10km 1時間1分



夕暮れが近い。
残念ながら日の入りは、山の中に入りそうなんで見られないだろう。

いつのまにやら佐世保市突入してた。

小さな峠を越えたところで矢印に従い、道を横切り



白線の目印発見



13kmで一つ目のオアシス到着(ジョグトリではエイドをオアシスと呼んでます)



幟と赤色点滅灯が目印
クーラーバックに入ったオアシス食は巻き寿司
慌ててて写真撮り忘れ。

ここでライトを取り出し装備する。

下り坂を下りしばらく行くと



ハウステンボス駅到着。
コースは駅構内を通り抜ける。
ついでなんでトイレに寄り、自販機でポカリ購入。

駅から出るとハウステンボスに繋がる橋を渡る。



ナイトタイムのお客さんも結構いて、その間を不似合いなランナーが駆け抜けていく。







優雅な園内を横目に眺めながら先へと進む。

ハウステンボス内は白線の案内が無いので、少し迷う。
駐車場を抜け、県道に出ると、とたんに白線案内が再開しホッとする。

ゆるやかな上りを走っていくと



有名な「変なホテル」



ロボットがお出迎え。

変なホテルを過ぎると、めっきり人通りが無くなる。

少し上がり高台に出ると



ハウステンボスの素晴らしい夜景が開ける。



このタワーにはイルミネーションで光の滝が流れている。
これには大興奮!
思わず近くにいたランナーさんと「凄い!超キレー!」の大合唱


この辺りには佐世保基地の米兵さん達の宿舎も建っている。

高速道入り口を過ぎ横道に入ると、とたんに外灯が無くなり真っ暗な道になる。

何人かで走っていると、車に乗った米兵であろう外人さん達が
「ヘイ!ユー達はどこまで走るのかい?」と聞いてくる。
1人が、長崎までだと答えると
「ワオッ! ガンバッテ!!」と応援してくれた。

20km 2時間17分

湖のような江上浦を左に見ながら進むと、国道202号に突き当たり左折。
いくつかのショップを過ぎると、とたんに始まる上り坂。
斜度はそれほどキツクないので走っていくが、いつまで経っても上りは続く。
まだかまだかと我慢するが、結局2km上りっぱなし。
こんな長い坂があるとは思わなかった。

やっと下りに入るが、高台なのでそれほど下らずに終わってしまう。



赤い西海橋を渡ると西海市
明るければ絶景が眺められるんだろうけど、遠くにぼんやり橋が見えるだけだった。
橋を渡った先の駐車場のトイレにピットイン。

再スタートするとすぐに29kmの第2オアシス。


ピンボケ・・・
オアシスはこんな感じでクーラーボックス2個、麦茶のポット
ゴミ箱がワンセット。
クーラーボックスは1個はドリンク、もう一個にはオアシス食が入っている。

今回のオアシス食は・・・



かまぼこ!?
まわりのストローをバリバリ外し、むしゃむしゃと噛り付く。

オアシスで休んでいると、じわじわと冷えてくる。

走り出すと丁度良い。
20時過ぎだが、まだジオライン+長袖Tでいけている。

山の中から湾沿いの道に出て、時折アップダウンもあるがほぼフラット。

上りは歩くが下りは速い、佐賀から参加の女性と抜きつ抜かれつ
良い刺激になる。

そんなわけでさくさくと39kmオアシス到着。



イチゴ大福 (はあと)
イチゴがジューシーでめっちゃ美味しかった!!。
私の中では今大会のオアシス食の中ではナンバー1でした。

長崎オランダ村の横を通り過ぎ、しばらく行くと
駐車場の一角にランナーが集まっている。



テントを建てた、本格的な私設エイドです。
五島のうどんをその場で湯掻いていただきます。
冷えた身体に出汁がしみこむ。
丁度お腹が空いてきて、コンビにでも寄ろうかと思っていたところだったので
助かりました。
フルーツやドリンクもいただきました。
ありがとうございました!!

40km 5時間

あいかわらず細かいアップダウンが繰り返す。
先行していた佐賀の女性ランナーに追いつき、しばらく同じようなペースで走る。



反射してよく分からんが、長崎市突入

ところどころ歩道が無くなったり、右へ左へと移動したり。
23時を過ぎてもそこそこ交通量はある。
少し内陸に入ったのでアップダウンもそこそこある。

再び灯りが見える。



またしても私設エイドだ。
「お疲れ様~」といただいたのが
ホッカホカのカレーリゾット
ありがた~い・・・
ふと横を見ると
建物の横のビニールの小屋の中に正規の49kmオアシスがあった。
見逃がすところでした。



オアシス食は稲荷寿司
1人2個までのキャプション付き。
これもうまし。

オアシスを出発すると50km

50km 6時間33分

細かなアップダウンの集落の間を走っていると、
暗闇の中にほんわかと明りが灯り、ランナーが立ち止まっているのが見える。



3人目の私設エイドだ.
この近隣で採れる、4種類の柑橘類を振舞ってくれている。
「私、去年、この大会でベストジョグトリッパーだったんですよ」
と、言われるランナーさんでした。
もちろん全種類いただきました。

その先は少しアップダウンが多くなり、佐賀の女性とは離れてしまい一人旅に。

開会式の諸注意の中でも触れていたが、
次のオアシスの先の道は道路工事で塞がれており
出発は20mばかり引き返し、迂回路に入るようになっている。
案内の矢印も工夫されていた。
60kmオアシス到着。

60km 7時間57分



桜餅だ。

座り込んで休憩していると、一台の軽自動車が停まり中からあみりんさんが。
「どうですか~」とランナー達を気遣いながら、麦茶の残りをチェックしたりと
忙しそうだ。
一晩中、こんな風にオアシスを巡っているのだろう。お疲れ様です。
ちなみに深夜帯に通るであろうオアシスの麦茶は温かいものが用意されている。
細かい心遣いがありがたい。

日付も替わり、さすがに冷え込んできたので、モンベルのシャカシャカを着込む。

少し戻り、迂回路を抜けると時津の街へとはいる。
大型店舗が建ち並ぶ繁華街だが、丑三つ時ではランナー以外の人通りは無い。

ここから長崎空港まで船でワープ出来るが、今は営業時間外。
段々と眠気が出てきて、走りながらも生あくびが止まらない。
そろそろお腹も空いてきた。

ファミレスJoyfullの前を通り過ぎる。
Joyfullと言えば、土佐乃国や琵琶湖1周でご一緒したH賀さんが
よくレース中に利用している事を思い出す。
地図を取り出し見てみると、この後コースは岬や入り江の田舎道に入り
ゆっくり休憩するような場所は無さそう。
もっと眠気が襲ってきた場合、野宿するには寒すぎる。
過去、レース中にファミレスに入ったことは無いが、急ぐレースでも無いので
試してみる事にして引き返す。

ファミレス自体久しぶりの入店。
幸い、汗はそんなにかいていないし、
F留さん直伝のモンベルジオラインのおかげで野生の芳香はそんなにしていない(はず)



がっつりいただきます。

窓の外には、時折ランナーが通り過ぎるが、それほど多くは無い。
ドリンクバーのコーヒーを置いて、少しうとうと・・・

気が付けば50分ほど経っている。

さて、残り半分か・・・
暗闇に向かって再スタートする。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする