気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

第1回 みちのく津軽ジャーニーラン ~その4~

2016年07月31日 10時52分20秒 | みちのく津軽ジャーニーラン
第9チェックポイント「黒石こみせ駅」
関門閉鎖は16時50分
到着時間は13時26分
残り距離約11km

もう残り全部歩いたとしても、余裕で間に合う。
ここに来て完走を確信できる。

黒石こみせ駅のエイドは入り口から少し奥まった駐車場
椅子に座ると黒石名物「つゆ焼きそば」を作ってくれる。
つゆ焼きそばとはなんじゃろかい?と思っていたが
太めの麺に出汁つゆ、ほんのりソースの香り
思ったよりあっさり味でさらさらいける。
お代りもいただきごちそうさま。

ここまでくると、ペースは違うのにエイドで集まる顔ぶれは同じになってくる。

ずっと走り続けている、北海道から参加のご夫婦(?)
歩くのが速い武蔵UMCの女性Fさん
その知り合いらしいゼッケン1桁の男性
細身で長身の黒いウェアの男性
その他、何度もすれ違った方々。

特に北海道のご夫婦と武蔵UMCのFさんは小泊の津軽像エイドの辺りから
何度もご一緒している。


エイド駐車場の横には冷たい湧き水も出ていて、喉を潤し
空のペットボトルに注いでおく。

十分休養しスタートする。
「後、10kmがんばって~」とスタッフが拍手で送り出してくれる。


休んだ事と、つゆ焼きそばで栄養補給したこと
残り10kmということで、元気復活。

エイドを出てすぐにFさんを追い抜く。



黒石の町の出口には黒石神社がある。
歴史がありそうなので寄り道をする。



思ったとおり、渋い建物だ
と、横を見るとFさんも寄り道してきた。
二人でこれまでの無事を感謝、残りの無事を祈願する。

では次のエイドで、と走り出す。
なんかホントに脚が軽い。
気温も午前中より下がってきていて走りやすい。



田舎館の駅横を通過。
遠くには田んぼアート駅横会場の展望台も見える。
あそこまで行けば「シンゴジラ」の田んぼアートが見られるが、
今はあそこに寄る気力は沸かない。



話には聞いていたが、本当に天守閣で思わず笑ってしまった
「田舎館役場」
遠くから見えてしまうので、その後なかなか近づかない。
交通量も多くなってきているので、ちょっとつらい。

天守閣がようやく近づいてきて
チェックポイントはどこだろうと遠くをみると

「あ、来た来た~」と言いながらエイド総出で



団扇を振って出迎えてくれる(写真はSAJ FBより拝借)

なんだかVIPランナーになった気分で嬉しい。

194km 第10チェックポイント「田舎館役場前」 14時21分

関門は18時10分

ゴール時間を除けば最後の関門
これだけ余裕が出来ると自然とまったりしている。

このエイドは地元弘前のRCのボランティアの皆さんが主体となっている。
ここでも宮笠が注目の的
ランナー目線で特徴を聞いてくる。
百聞は一見にしかずで、手渡してみると軽さに驚き、素材が桧なのにも驚いていた。

ところで田んぼアートは?
と聞いてみると、50~1時間待ちだろうとのこと
では、下からみると?「グラデーションくらいは分かりますよ」とのこと。

じゃあ、行ってみるわと少し引き返し、田んぼアート会場へ
途中、Fさんが追いついてきてエイド到着。



もう少し、図柄が分かるかと思ったら、ホントにグラデーションくらいしか分からん。




展望台の建物の外まで並ぶ行列。この後も続々と観光バスが到着している。
展望台を諦めエイドに引き返す。

Fさんに「1時間待ちですよ」と伝えると
「それより体臭が気になって並べない」とのこと
確かに自分も尋常じゃない体臭がしている。
これで並んだら公害だ。

エイドの皆さんにお礼を言いながら、2人で再スタート

「ではゴールで!」
と伝え先行する。

これが最後かと思うと力が沸いてくる。
6~7分で走ることが出来る。



弘前の街が見えてきた。
何人かのドライバーが車から声援を送ってくれる。



市境の平川を渡る



橋の上からゴール地点の「さくら野百貨店」のピンクの看板が見える。
もう少しだ。テンションが上がる。



結局、大会中はその頂を見せてはくれなかった岩木山
その姿を見たければ来年おいでってことか?

道を渡る信号で男性ランナーに遭遇。
さくら野百貨店への道をお互い確認、
歩いていくという男性ランナーに「お先に!」と伝え進む。

ピンクの看板を頼りに最後のコーナーを曲がる。

百貨店前にゴールテープが見えた。
既にゴールしたランナー、スタッフがエールを送ってくれる。

長かったこの旅路が終わるうれしさ、終わってしまうという寂しさ
いろんな感情が沸いて来る。
久しぶりに感じる達成感を味わいながら
満面の笑顔で

ゴーーーール!!


館山代表が「おめでとう!」と言いながら握手を求めてこられる。
「楽しかったです、弘前良かったです、空の色が関東と違うんです、
雲を見てると飽きないんです」と、感情とも感想とも分からないことを
口走っていた。
館山代表はそれをうんうんと優しい目で聞いてくれていた。

スタッフがタイムを教えてくれる

みちのく津軽ジャーニーラン200km  34時間20分41秒

完走できました。


お預けだった本物のビールを頂き
すでにゴールしているランナーの輪へ

先にゴールしていた北海道のご夫婦ランナーさん達
小泊のエイドでお世話になった女性スタッフさんなどと
地べたに座り込んで、このジャーニーランの感想を繰り広げる。

先ほど抜いた男性ランナーがゴール。

しばらくするとFさんも無事ゴール。
(実はこのFさん、後で調べてみるとすごいランナーさんでした)

皆でしゃべっていたが、
気が付くとコクリコクリと何度か気を失うように落ちている。

お先に~と伝え
さくら野百貨店に併設されているホテルリコルソ弘前へ

受付に行くと、お風呂のロッカーの鍵を渡してもらう。
しかしまぁ、よくもこんなくっさいランナーの集団を受け入れてくれたもんだ。

レストランの座敷広間に預けていた荷物が置いてある。
力尽きて雑魚寝している人もちらほら。

お風呂場へ向うが、少しの階段がキツイ。

お風呂は広く、人数も少なめでゆっくり入ることが出来た。

大広間に戻り、荷物を片付ける。
白神の森で一緒に走った女性ランナーが
「リタイアしちゃいました~」と報告してくれる。

チェックシートを清書し、受付にロッカーキーを返す。

外に出ると続々とランナーが帰ってきている。

嶽温泉街でお話した、今回ランナーとして走った市会議員の伏見さんとも再会。
残念ながらリタイアされたそうだ。
取り合えず、お約束のレポはアップしましたよ~!


さすがに20時の最終ランナーまで待てないので
チェックシートをスタッフに渡し、ホテルに戻ることにする。

100円バスで行こうと思っていたのだが、タクシーが目に止まり
今回くらいは贅沢しよう(安い贅沢)と乗り込む。
10分くらいで駅前のホテルに到着。

「ただいま~」
と、玄関をくぐると女将さんが迎えてくれる。

そのままベットにバタンキュ~。

次、起きたら19時回っている。

ご飯を食べに外出



駅前のねぷたがライトアップ。

迷っているうちに、店が次々とクローズ

しょうがないのでコンビニでご飯、ビール、おつまみを買って
ホテルに戻り、一人で乾杯!!

気を失うように眠りに着く・・・。


・・・ゴール会場周辺の写真撮り忘れてたなぁ~・・・

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