萩・津和野攻め（２/９）

広島を通過。　新山口にて乗り換えとなる。　山陽本線下関行きの列車へ
乗り換えるのだが、乗り換え時間が６分と短い。　新幹線のホームは長く、
駆け足で在来線のホームを目指す。　約３０分ほど乗って「厚狭（あさ）」
という駅で乗換。ここからの美祢線は、災害で運休。鉄道に代わってバスが
代行運転を行っている。　予定通り１２時３１分「長門市駅」に到着。

長門市駅から、目的の萩駅までは３０分ほどであるが、乗り換えの待ち時間
が４５分ほどあるので、昼飯を食べようと飲食店を探すが見あたらず、
駅の近くの売店でちくわと缶ビールを買い、とりあえず空腹を満たす。
この日初めてのビールである。

１３時１６分、山陰本線益田行きの２両編成の列車は長門市駅を出た。
しばらくすると左側に海が広がる。日本海だ。きれいな海である。

１３時４７分。　最初の目的地「萩」に到着。　私の他にも数人が降りたが、
いずれにしてもひっそりとした駅だ。　清里とか軽井沢的なイメージを
持っていたので、そのイメージとのギャップにやや驚く。

つづく

萩・津和野攻め（１/９）

１００名城を巡る旅、現在８２城。　８３城目は山口県の「萩城」
を攻める。　諸々の都合があって、今回初めて、行きのみ「新幹線」を
利用することに。

準備は概ねできていたが、出陣の前夜、やや飲み過ぎたようだ。
不覚にも寝坊してしまった。目覚まし時計もかけていたのに、無駄であった。

朝５時３１分高円寺発東京行きに乗るはずであったのに、「やばい」と
思って目が覚めたのが５時２０分。間に合うはずがない。あわてて身支度を
すませ、荷物をまとめ、自転車に飛び乗り、駅へと向かう。１本遅れの３８分に
なんとか乗ることができた。東京駅までの時間を検索してみると、６時１０分着
と出た。　新幹線が１６分発なので、ギリギリ間に合う計算。あぶないところで
あった。

新幹線の指定席に座り、息を整える。忘れ物がないかどうかチェックしてみると、
帰りのバスのチケットを忘れてきてしまったことに気づく。　たいていのバスは
チケットなど不要であるが、今回のバス会社ではチケットが発券された。
バス会社の連絡先はわかるので、後ほど電話してみることにしよう。

やや二日酔いぎみである。吐く息が酒臭い気がして、嫌悪感に沈む。
大阪をすぎたあたりで、ようやく復活したが、ビールを飲むような気分でもなく、
サンドイッチとホットコーヒーなどをいただく。

つづく