SaltyDog

               by kaji

被災地復興支援レポート:岩沼(序2)

2011-05-05 | 被災地復興支援
風呂に入ったあたりから、実はこみ上げてくる涙がとまらない。
私は被災地復興支援などと言って、なにか手伝った気になって
疲れたーとか何とか言っていればそれでいいが、地元の方々は、
毎日なんだ。この先も数年間はこの状態が続く。

ただ、私が出会った方々は皆さん、気丈であり常に前向きで
いらっしゃった。 その姿勢から、たくさんのことを学ばせて
いただいた。

身内を亡くされた方、家を流されてしまった方、津波を目に、
命からがら逃げた方、いろんな方からお話を聞く機会をいただいた。
テレビのニュースなどでも報道さらているが、実際に生の声を
伺うと、その惨状の臨場感は全く別物である。

その方は言う。 行政の方針は、皆で歩調を合わせて、一律の
対応をと言うが、それぞれ皆農業の規模が異なるわけで、一律に
なんてことはあり得ないと。 誰に何と避難を受けようとも、
私はこのGWの間に、Vの皆さんの力を借りて、何としても
がれきの撤去だけは済ませ、新たな作物の栽培を始めたいのだと。

そうすることで、周辺の農家も、あそこがやってるんなら、うちも
やるべ。 と士気があがるはずだ と。

被災地復興支援レポート:岩沼(序)

2011-05-05 | 被災地復興支援
今朝7時頃、帰宅。 「疲れた」という言葉は使いたくないが、
文字通り「疲れた」。

まず、ベランダで栽培を始めたハーブに水をやり、汚れた衣類を
洗濯し、小腹が空いたのできつね蕎麦を作って食し、風呂に入り、
ようやく、大好きな飲み物をいただきながら、ブログを書こうという
心理的状態に。

詳細レポートは、今後書くとして、とりあえず全体的な感想を。

私は宮城県の「岩沼」という被災地の復興のお手伝いをさせて
いただいた。 わずか2日間という期間ではあったが、それだけでも
感じるところは多くある。

まず、被災地への支援(ボランティア:V)は、全く足りていない。
さらに、Vの意志が、活かされていない。 3分の2の時間は無駄に
なっている。ボランティアセンター(VC)の方も頑張ってくれて
いるのだが、特に、岩沼のVCのスタッフは皆さんすばらしいと思う
のだが、それでも、もっともっと方法を考えなくては、あまりにも
チャンスロスが多すぎる。 無駄になっている時間を仮に時給換算
すると、莫大な金額になる。

効率を求める私は、2日目、有志を伴い単独行動をとってしまった。
これには賛否両論あるだろうが、そうせざるを得なかったし、また
結果的には正解であったと確信している。(詳細はまた別途)

今後、私のレポートをご覧いただいた方が、一人でも復興支援に
参加しようという気持ちになっていただけたなら、私に与えられた
小さな役割を達成することができるのではないかと考える。

もう一度言う。被災地への支援は、全く足りていないのだ。

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