中国四国歴史学地理学協会へ投稿していた標記の査読なし論説を掲載する『年報』第18号が、3月31日付で完成し発行されておりました。昨日、東広島市の自宅にも届いております。
この論説は、専門に取り組むものとは別途、趣味で取り組んでいる研究テーマにつき、平成30年(2018)から蓄積させているデータを順次公表する仕事の一環です。ここでは、私の出身地愛媛県をフィールドとしつつ、近世史用語「異国船」をキーワードに定めながら、県域で発行された自治体史誌のうち近世通史編を含む冊すべてを読んだ成果を一覧表にまとめました。そして、江戸時代いわゆる〝小藩分立〟だった県のタイプにおける史誌編さん傾向を見とおす道筋をつけようとしています。
なお、掲載表について1ヶ所、修正点が残りました。掲載誌16~17頁掲載表1の№7・8いずれも『松山市誌』(1962年)ですが、2冊あるのは、正本と異なる別刷の冊もカウントに入れたためです。正式な『松山市誌』は№8の1冊を指します。ゆえに、掲載誌24頁などに記す、分析対象とし読んだ県史を含む史誌の冊数は104でなく103となります。