researchmapの資料公開コーナーにおいて「××都道府県内の自治体史誌と近世史用語『異国船』」一覧表を追加しました。
追加したのは、江戸時代「鎖国」期に外国船対応で重要な歴史を有するといえよう和歌山・新潟・神奈川・福岡・長崎・宮崎・鹿児島・兵庫の8県です。先月投稿済みの北海道・千葉と合わせて計10道・県になりました。なぜ宮崎県が入るのか訝しく感じるでしょうが、宮崎県域は山口・福岡・長崎・鹿児島県などと比べれば「鎖国」期に外国船と応接した件数こそ少ないものの、その割に唐船漂着事件をテーマとした研究論著の発表数が多くあり、自治体史誌における言及との相関が注目されるゆえです。
※リンクは下記。
https://researchmap.jp/kamoga4ra/published_works
コーナーにも注記したとおり、投稿資料は「平成の大合併」ピーク直前にあたる同15年(2003)4月時点で存立し、かつ当時海に面していた自治体を対象とし、近世通史編を含む冊を採録しています。そして「異国船」を検索キーワードに設定しすべて読んだ結果を一覧表に整理しました。8年前の同28年度(2016)に調査したものですので、この年度以降に刊行された史誌は採録できていません。
なお、投稿資料は正式発表前の試作品ですので、転載を禁止としています。