(前略)
温暖なオーブでさえも、12月となると大分冷え込む。
定期受診を終えた私は久しぶりに外に出た。
一応、産休はあるんだけれど、何しろ代表首長という身分はそのまま継続。何かあればすぐに官邸に行かなきゃいけない。
まさかの時に備えて、ダラダラ休むより、こうして少しでも歩いたほうがいい。医者も出産のときには筋力を使うから、って言っていたし、ウォーキングを兼ねて散策もいいと思う。
そう思っていつもは専用車で通るだけの繁華街を歩いてみれば、すっかり街はクリスマスイルミネーションに飾られていた。
「はー、もうそんな時期になったんだ。」
オーブは多民族国家なので、宗教は無論自由。私自身は首長家の守り神であるハウメアを信仰しているが、別に家族内でも己が信じる神が誰であろうと受け入れている。
アスランにはあえて聞いたことがないけれど、彼が偏った信心を見せたことはない。
「だったら、クリスマスプレゼントあげても、特に問題はないかな。」
ハウメアの守り石はもしかしたら、戦いのどこかで失くしたのかもしれない。
でも、守り石がこうしてアスランを生かしてくれて、守ってくれたことは確かだ。
それまでの活躍に感謝しなきゃな!前向きにとらえるのが、私の長所なんだし。
もう守り石自体はなくても、守り石に代わる、なにかアクセサリーでもプレゼントしよう。うん、それがいい。
そうして幾つかの心当たりのあるショップに向かおうとした、その時だった。
<ピー、ピー、>
「エマージェンシーコード(緊急呼び出し)…」
もう鳴ることはない、必要もない、と願っていたそれが、夢の中から引きずり出して私の足を官邸に向けさせた。
タクシーを捕まえて、急いで官邸に戻れば、そこには見知った顔がいくつも並んでいる。
首長会の面々、そして軍令部の主だった者たちと、私を見ようとしないアスラン…
一見して私は悟った。
「カガリ、悪い知らせだ。」
キサカが厳しい視線を向けた。
あぁ、やっぱりだ。
私の予感は嫌な時ほどよく当たる。
―――続き(と前半)はコチラから。
***
ということで、先日冒頭だけちょろっと書きました、クリスマスSSの第1話をUPしました。
本当は一話完結になるはずだったんですが、そうすると(書いている本人以外)ドラマ性もわからず、心理描写も少なくなってしまい、書いていても面白くなれないので、結局何話かになります。
しかも最終回をきちんと「クリスマス当日」に持ってこれればいいのですが、書いている人が「この人(←締め切り守らない上、プロットの2倍以上長くなるのが当たり前)」なので、多分、終わらないんじゃないかな。 うん、きっとそうだ(笑)
今回は不定期にUPされると思いますが、よろしければ時々覗いてやってください<(_ _)>
***
そして、今日のUPが遅くなってしまったのは、『おんな城主直虎』様のせいですね!!
駄目ですよ、もう・・・8時25分くらい(こどものおとわ、亀、鶴、龍が井戸に向かったあたり)から、もう涙腺決壊しまくって、ティッシュの箱抱えてみていたんですもの!!(ノД`)・゜・。
葬儀で涙 子どもたち3人をすべて見送ることとなった南渓和尚の涙で涙 直虎の死を知った万千代、之の字達の涙を見て涙 そして今や万千代の元で一つになった元井伊家家臣たちと、「直親と政次の一字を取って『直政』となり、家康の裁量で井伊谷を守った人たちが皆家臣となったシーンに涙 そして前回「真田丸」で幸村たちが「物語を聞いてみたい」と言っていた「井伊軍赤備え」の答えを、1年越しのリレーで見事にエール返ししてくれた脚本に涙 そして―――直虎を迎えに来た直親と政次の手の示す先の碁盤は『完』の文字に「は?」の直虎ちゃんと初代にゃんけいさんのラストに笑
物語が始まった年頭は、「真田丸」があまりにもインパクトでかかったので、「今年はどうかな・・・」と、正直思っておりました。実際視聴率は大河にしては低かったし。でも、「真田丸」における真田家と同じように、地方領主がどれだけ大変だったかということと、真田パッパは「なんとしても領地を守る」でしたけど、直虎さんが最後に選んだのは「領地を捨てても、各々が自分らしく生きられる方法」。果たして史実のご本人はそう思われたかはわかりませんが(当たり前)、でも、大河ドラマを見ている現代に生きる人たちにとっては共感できるところが多いんじゃないかな。
昨年は敵側として見ていた徳川を、今度は味方(といってもなったのは4クール目ですが)の側から見て、こうして多角的にしかも2年続けて放送してくれたのは、すごく意味があったなと思いますよ!しかも盛り上がって終わりましたからw
こうなると、直政のその後も知りたいですね~。でも来年はその「徳川幕府を滅亡」させた人が主人公ですから^^; 直虎最終回終了3分後のナレーションで「徳川幕府が滅亡・・・」って・・・
「今まで2年かかって頑張った家康さんの苦労、一気にぶちj壊し!?Σ( ̄口 ̄|||)」
最後の最後まで盛り上げてくれた大河でした。
「参ったか!男衆!井伊の女の力を見るがいい!!」(by BASARA直虎ちゃん)
一年見続けてきてよかったv 来週からこのまま「真田丸」再放送して―――くれないかなぁ・・・(望) 流れ的にもう一回見たい。
さて、涙で未だに頬がカピカピするので、もう一回顔洗って寝よう。
温暖なオーブでさえも、12月となると大分冷え込む。
定期受診を終えた私は久しぶりに外に出た。
一応、産休はあるんだけれど、何しろ代表首長という身分はそのまま継続。何かあればすぐに官邸に行かなきゃいけない。
まさかの時に備えて、ダラダラ休むより、こうして少しでも歩いたほうがいい。医者も出産のときには筋力を使うから、って言っていたし、ウォーキングを兼ねて散策もいいと思う。
そう思っていつもは専用車で通るだけの繁華街を歩いてみれば、すっかり街はクリスマスイルミネーションに飾られていた。
「はー、もうそんな時期になったんだ。」
オーブは多民族国家なので、宗教は無論自由。私自身は首長家の守り神であるハウメアを信仰しているが、別に家族内でも己が信じる神が誰であろうと受け入れている。
アスランにはあえて聞いたことがないけれど、彼が偏った信心を見せたことはない。
「だったら、クリスマスプレゼントあげても、特に問題はないかな。」
ハウメアの守り石はもしかしたら、戦いのどこかで失くしたのかもしれない。
でも、守り石がこうしてアスランを生かしてくれて、守ってくれたことは確かだ。
それまでの活躍に感謝しなきゃな!前向きにとらえるのが、私の長所なんだし。
もう守り石自体はなくても、守り石に代わる、なにかアクセサリーでもプレゼントしよう。うん、それがいい。
そうして幾つかの心当たりのあるショップに向かおうとした、その時だった。
<ピー、ピー、>
「エマージェンシーコード(緊急呼び出し)…」
もう鳴ることはない、必要もない、と願っていたそれが、夢の中から引きずり出して私の足を官邸に向けさせた。
タクシーを捕まえて、急いで官邸に戻れば、そこには見知った顔がいくつも並んでいる。
首長会の面々、そして軍令部の主だった者たちと、私を見ようとしないアスラン…
一見して私は悟った。
「カガリ、悪い知らせだ。」
キサカが厳しい視線を向けた。
あぁ、やっぱりだ。
私の予感は嫌な時ほどよく当たる。
―――続き(と前半)はコチラから。
***
ということで、先日冒頭だけちょろっと書きました、クリスマスSSの第1話をUPしました。
本当は一話完結になるはずだったんですが、そうすると(書いている本人以外)ドラマ性もわからず、心理描写も少なくなってしまい、書いていても面白くなれないので、結局何話かになります。
しかも最終回をきちんと「クリスマス当日」に持ってこれればいいのですが、書いている人が「この人(←締め切り守らない上、プロットの2倍以上長くなるのが当たり前)」なので、多分、終わらないんじゃないかな。 うん、きっとそうだ(笑)
今回は不定期にUPされると思いますが、よろしければ時々覗いてやってください<(_ _)>
***
そして、今日のUPが遅くなってしまったのは、『おんな城主直虎』様のせいですね!!
駄目ですよ、もう・・・8時25分くらい(こどものおとわ、亀、鶴、龍が井戸に向かったあたり)から、もう涙腺決壊しまくって、ティッシュの箱抱えてみていたんですもの!!(ノД`)・゜・。
葬儀で涙 子どもたち3人をすべて見送ることとなった南渓和尚の涙で涙 直虎の死を知った万千代、之の字達の涙を見て涙 そして今や万千代の元で一つになった元井伊家家臣たちと、「直親と政次の一字を取って『直政』となり、家康の裁量で井伊谷を守った人たちが皆家臣となったシーンに涙 そして前回「真田丸」で幸村たちが「物語を聞いてみたい」と言っていた「井伊軍赤備え」の答えを、1年越しのリレーで見事にエール返ししてくれた脚本に涙 そして―――直虎を迎えに来た直親と政次の手の示す先の碁盤は『完』の文字に「は?」の直虎ちゃんと初代にゃんけいさんのラストに笑
物語が始まった年頭は、「真田丸」があまりにもインパクトでかかったので、「今年はどうかな・・・」と、正直思っておりました。実際視聴率は大河にしては低かったし。でも、「真田丸」における真田家と同じように、地方領主がどれだけ大変だったかということと、真田パッパは「なんとしても領地を守る」でしたけど、直虎さんが最後に選んだのは「領地を捨てても、各々が自分らしく生きられる方法」。果たして史実のご本人はそう思われたかはわかりませんが(当たり前)、でも、大河ドラマを見ている現代に生きる人たちにとっては共感できるところが多いんじゃないかな。
昨年は敵側として見ていた徳川を、今度は味方(といってもなったのは4クール目ですが)の側から見て、こうして多角的にしかも2年続けて放送してくれたのは、すごく意味があったなと思いますよ!しかも盛り上がって終わりましたからw
こうなると、直政のその後も知りたいですね~。でも来年はその「徳川幕府を滅亡」させた人が主人公ですから^^; 直虎最終回終了3分後のナレーションで「徳川幕府が滅亡・・・」って・・・
「今まで2年かかって頑張った家康さんの苦労、一気にぶちj壊し!?Σ( ̄口 ̄|||)」
最後の最後まで盛り上げてくれた大河でした。
「参ったか!男衆!井伊の女の力を見るがいい!!」(by BASARA直虎ちゃん)
一年見続けてきてよかったv 来週からこのまま「真田丸」再放送して―――くれないかなぁ・・・(望) 流れ的にもう一回見たい。
さて、涙で未だに頬がカピカピするので、もう一回顔洗って寝よう。