昨日は「水星の魔女」のプロローグを見て涙し、「鎌倉殿の13人」の北条家最後の家族団らんを見て泣き、レディースディの腹痛で涙を流していたかもしたです。
最近涙腺が弱りっぱなしで、多分柴田理恵さんと戦ってもか取るかと思う(苦笑)
とりあえず最終回でもチェックしながら気を取りなおします。
『黒の召喚士』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
主人公のケルヴィンは現世で事故に遭い転生したらしいが、その際女神のメルフィーナに等価交換で力を与えることを約束されたため、過去の記憶を対価に最高の召喚士として転生する。召喚士最初の術はスライム:クロトの召喚により、攻撃はもちろん物の出し入れとしても有能な仲間として活躍。元々ゲーマーだったらしくバトルが何より好きなケルヴィンはギルドの賞金稼ぎで勇者たちが行っていた亡霊退治に手を貸すが、勇者一行は惨敗代わりにケルヴィン一人が向かい、そこで漆黒の亡霊騎士:ジェラールと契約する。またシャドーウルフのアレックス、更に街では奴隷として売られていたエフィルを仲間にし、先代魔王の娘であるセラを開放し、仲間にしたことでパーティーの戦闘力がさらに上がる。ここで冒険者レベルが上がったことでようやくメルフィーナ自身をも召喚。そこで召喚士である以上勇者をパーティーにいれたい旨を提案。メルもケルヴィンに協力し、勇者の転生者を召喚する。現れたのはリオンというケルヴィンと同じ日本からの転生者。病気で亡くなったリオンは誰より丈夫な体で冒険することを夢みていたため、喜んでケルヴィンの仲間となる。そしていよいよS級試験に出向くため、エルフの森に出向くが、そこでトライセンの混成魔獣団とのバトルになる。これに勝利したものの、トライセンの魔法騎士団団長クライヴらに取り囲まれる。クライヴの転生者らしく、今まで敗北を経験したことがないからか、かなりの高慢と強力な魔法でケルヴィンを攻撃するが、バトル好きだったケルヴィンはここで遺憾なく最大能力を発揮。クライヴに勝利する。これで無事S級に昇格が確約されたが、軍国トライセンで混成魔獣団の将軍トリスタンが怪しい動きを見せるのだった―――というストーリーでした。
先週話した「スライム使役の作品」のもう一個がこれ。最初区別するのに時間がかかりました(苦笑:脳みそ年寄りだから)💦 基本魔法で倒して仲間を増やして…の繰り返しなのですが、元々召喚士なので、自分は矢面には立たず、勇者を立てて戦うので、後方で力を発揮する役割を自ら課していたように見えなくもない。けどやっぱり最後の詰めの部分はしっかり活躍する主人公でした。バトルスキーさんだしねw なろう系だけあってチート満載なので、かなり都合のいい力と展開にはなっていましたが、他にも転生者がおり、ケルヴィンと同等の力を持っているようなので、段々バトルも激化して面白くなってきました――と思ったら終了。しかも本格的な敵(魔獣団)のボスのお声が石田さんですよ♪ 最近すっかり敵役が似合う石田さんですが、最終回にチラッと登場して意味深な存在感をプンプンさせていた(苦笑)ので、多分二期目ありそうな予感がします。キャラデザも綺麗だし、続編あったら見たいですね。
『てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!』:漫画原作のアニメ化作品でした。
お笑いの最高峰であり登竜門の「てっぺんグランプリ」に出場するため、各地区の代表が「タカコ荘」に集まる。ここには関西代表の「ヤングワイワイ」と「弾丸クノイチ」、東海代表の「セレブリ茶」、関東代表の「あくだれ王国」、北海道代表の「シンリャクシャ」が集結。タカコ荘での地域の住民を集めてのお笑いの舞台を開催したり、街でゲリラライブを行ったり、時にはTVに出演したり、等様々な活動をしながら、最終予選を勝ちぬこうとしていた。しかし最後の予選大会で「タカコ荘から一歩も出るな!」というただそれだけの課題だったが、お笑いネタをぶち込みつつ何とかしのいでいたものの、緊急事態の出来事にヤングワイワイだけが外に飛び出してしまい、失格。てっぺんグランプリの本選出場の資格を失う。しかし敗者復活戦が行われるため、そこで一枚の切符を手に入れるために会場に向かうものの、交通渋滞の上に電車は事故でストップ。完全に現地に行けないメンバーは、あきらめつつ電車内でノリツッコミの会話を楽しんでいた。しかし実はその模様が盗撮によりネットで流され、会場にいないながらも得票数1位を獲得。こうしてヤングワイワイも本選出場を決めることができた―――というストーリーでした。
基本的に一話完結のショートストーリーで、それぞれのお笑いトリオの特徴(家庭事情や地域性)を盛り込んだエピソードが中心でした。「お笑いのネタが面白いか?」と言われるとそれは人によりけりなので何とも言えませんが、多感で自己肯定感が左右されやすい生地の女子高生が、ぶっちぎって自分下げネタを駆使しているのは涙ものでした( ;∀;) 本場の「よ○もと専門学校」でもこんな感じなんでしょうか。大阪に行っても吉本新喜劇に一度もいったことがないのですが、最近はアイドル事務所並みにお笑いの方々の生き残りが大変ですので、是非とも頑張ってもらいたいものです。ちなみにかもしたは「お笑いスター誕生」世代です。昭和だねぇ~(*´▽`*)
『リコリス・リコイル』:オリジナルアニメでした。
舞台は日本ですが、治安が比較的良いとされるこの国で、実は「DA」と呼ばれる犯罪者を極秘裏に抹殺・消去する極秘の治安維持組織の存在により守られていた。彼らは孤児を集め、超一級の戦闘を叩きこまれた少年少女たちで「リコリス」と呼ばれていた。その中の一人:井ノ上たきなは優秀だが単独行動&命令無視で突っ込み、班長より度重なる違反を報告され、左遷の上支部送りとなる。指定された支部は喫茶店「喫茶リコリコ」。ここには看板娘の錦木千束が居り、彼女はたきなと違って非常に社交的。しかも共に事件に当たった千束の「不殺」による華麗なまでの事件処理に圧倒される。しかし、どんな凶悪な敵であっても殺そうとしない千束と価値観の違いを早くも感じたたきなは、早く手柄を立て本部に戻ろうとするが、千束との息が合わずになかなか手柄にならない。しかし千束やリコリコメンバー、お客との触れ合いの中で、たきなの価値観が少しずつ変わっていく。そんな中、真島達テロ集団がリコリスの壊滅を狙って行動を始める。それと同時に実は千束には秘密があり、幼少時からその優れた洞察力、飛びぬけた視力などで期待をされていたが、唯一心臓に欠陥があり、移植を受けないともう持たない状態だった。それを知ってから、たきなは何とか千束の力になろうとするが、DAからの復帰の呼び出しを受ける。たきなもいなくなり、千束の心臓も限界に達しようとしていたため、喫茶店も閉店しようとしていた矢先、テロ事件が発生した。真島は執拗に千束を狙い続け、彼女の生命を唯一護れる吉松 シンジを人質にタワーに立てこもる。救出に向かうリコリスと千束・たきな。しかし真島の目的は秘密裏に殺人を行っているリコリスの存在を世間に暴くこと。これによりリコリス及びDAは危機的状況になるが、リコリコメンバーでAIに通じたクルミが偽情報を流したため、真島の計画は破綻する。それでも千束にこだわる真島は、異常聴覚を持つ自分を有利に、視力の優れた千束に不利な状況を作り、一方的に追い詰めるものの、救出に入ったたきなのお陰で、千束は真島に勝利する。敗北を期した真島はタワーを爆破させるスイッチを押し、それを取り上げようとする千束と再びバトルとなる。しかし捨て身の千束に敗れ、千束もたきなに救出され、爆弾は花火だったことでこの事件は終結する。そして数か月後、千束は吉松が残していた心臓の移植を受け、1人沖縄で過ごしているところをたきなが発見。喫茶店リコリコ・ハワイ支店(キッチンカー)を作り、たきなをはじめメンバーで楽しい日々を過ごすのだった―――というストーリーでした。
これは面白かったです。何が凄いってやっぱり戦闘シーンが圧倒的ですね。可愛い女子がバトルしている、というだけでも興味を示す人もいると思いますが、女子だからというところを度返ししても凄かったです。演出の方法だと思うのですが、ハリウッド映画のような重量級の演出じゃなくって、一瞬で弾道を見極めて眉一つ動かさずに避けるところといい、体術も華麗なんです。それだけじゃなく普通のアクションものだと、線の細い女子でも男性と対等に殴り合いとかできるように描いている作品もある中、重い弾だと防いだ時に身体が押されて下がるとか、急所に直接入れられないと、男性には軽すぎて代わりに反撃食らうとか、リアリティが凄い追及されていて見ていて不自然さを受けなかったです。ストーリーも正反対の価値観の二人がやがて共闘し合える過程が1クールという短期間の中で、不自然にならないように描かれて行っているので、これは総合的に見て面白い作品でした!多分二期…はなさそうですね。千束の心臓が移植されて、また新たな任務が下されれば物語が始まってもおかしくはありませんが、逆に折角普通の生活を取り戻せた千束に、これ以上無理はさせたくないのが親心(笑)あっても別のリコリスメンバーが主人公の設定になるかな。でも人気が高い作品なので、次の動きはありそうです。チェックしておこう♪
『Engage Kiss』:アニメ&漫画&ゲームの総合メディア作品のアニメでした。
舞台はメガフロートの都市、ペイロンシティ。そこには人間の欲望によって生み出される悪魔が災厄を振りまく「D災害」が時折生じていた。そこでその悪魔退治に特化した軍事会社PMCに市が委託し、受注を受けた複数の会社が競り合いをして退治を引き受ける流れになっていた。零細企業「I&S(イサム&シュウ)事務所」を営む主人公の緒方 シュウは、家族をD災害で失っていたが、見つからない妹の捜索のためにこの仕事を行っていた。彼はかつて潜入した捜査内で悪魔のキサラを開放しており、圧倒的な力を持つ彼女と共に事件を解決していた。その一方で、キサラの力の源としてシュウの記憶を提供しており、力の授受であるキスをするたびにシュウの記憶は消えていった。かつての同僚で元彼女の夕桐 アヤノともつかず離れずの関係を続けながら、時に協力し合うライバルとして事件の真相を追及している中、両親亡き後の養父となってくれていたマイルズが悪魔付きであり、彼を殺さねばならない悲劇やかつての彼女で星天教会のエクソシスト:シャロンに狙われながらも、ようやく妹のカンナが現れた。しかし彼女も既に悪魔になっており、途方もない力でシュウとキサラを圧倒する。キサラは重傷を負い、シュウは全ての記憶を与えてキサラを救おうとするが、逆にキサラは預かっていた記憶を全て返し、自分はシュウと出会う前の状態になってしまう。キサラにこれ以上傷を負わせたくないシュウは一人でカンナに立ち向かい、アヤノの援護を借りながら戦闘を続けるが、カンナの狙いはシュウに近づく女たちだった。嫉妬の情念が更に悪魔を呼び寄せる。しかし、記憶がないまでもシュウへの想いに付き動かされたキサラがピンチに現れ、最後に力を与えてカンナの力を打倒した。ようやく平和を取り戻したペイロンシティだが、シュウとキサラの関係に嫉妬するカンナが家に居座り、更にアヤノも加わって、賑やかな日常が戻ってくるのだった―――というストーリーでした。
魔法アクションがメインの作品でしたが、ほぼハーレムアニメ状態でした。主人公も記憶が欠落していっているせいなのか、どの子も割とホイホイ受け入れてしまうので、他の彼女から嫉妬を買うという。しかも博打でキサラが細々貯めていたお金も刷ってしまうし💧 でもダメンズが放っておけない女子っているんだよねw それはともかく主軸はどのキャラもどこか切ない過去を持っていて、表に出さないために何らかの仮面を被っているところもあって、そこは切ない感じでした。OPとEDが底抜けに明るい感じなので、ギャグかほのぼのかと思うくらい。まぁほぼシュウとキサラの夫婦漫才(毎回オチは同じw)なので、確かにほのぼのかな。
ビジュアルが凄いので、ゲームだともっと自分主導で扱えることも含めて、楽しめそうであります。
『Extreme Hearts』:オリジナルアニメでした。
主人公の葉山陽和はシンガーソングライターを目指し、学業とバイトと掛け持ちしながら地道に活動を続けていた。しかし売れないため遂に事務所を解雇されてしまう。しかし元マネージャーから、運動神経のいい陽和に「芸能人が参加するハイパースポーツの大会「Extreme Hearts」への参加」を勧められる。勝利していくとステージで披露する権利を得られることを知った陽和は、自身の夢を続けていくために参加を決意し、早速準備をする。唯一のファンの小鷹 咲希と彼女の知り合いの前原 純華からレンタルサポートロボットを借り、神奈川県大会に一人で試合に出場する。しかしやはりチーム戦では限界があり、諦めかけたその時咲希と純華がチームメイトとして参加。最初の競技サッカーを勝ち抜くことができた。こうして陽和はグループ「RISE」を結成。メンバー募集と共に、ステージで披露する新曲やパフォーマンスも考えるなど、日々忙しく過ごしていた。やがて野球経験のある長身の橘 雪乃、サッカーが得意な小日向 理瀬も加わり、正式に五人での活動となる。一方で対戦チームとなる「May-Bee」や「Snow wolf」等とも交流を深めながらチーム合宿を行ったり、楽しみながらも試合に挑む。初参加ながら順当に勝ち抜いていくRISE。最後は強敵、前回神奈川大会優勝のMay-Beeとの試合でバスケットとなる。一方的なMay-Beeの力に圧倒され、20点近くまで差をつけられてしまうが、陽和の奮起で流れを変える。途中足をくじいた陽和だったが、メンバーが繋いで護り、最後は陽和が決めて優勝を飾り、ステージでパフォーマンスを披露することができた―――というストーリーでした。
スポーツの試合と歌のパフォーマンスという組み合わせ、最初はなんてトリッキーなと思いましたが、そういえば「ウマ娘」もやっていたw なのでノープロブレム!☆ でも確かにアイドルって様々なダンスパフォーマンスをこなすせいか、運動神経いい子たちが多いですよね。男子も女子も。ジャ○ーズだって運動会やっていましたもんね!ストーリーのメインは試合でしたが、描かれ方は割とあっさり。むしろ人間関係を中心に描いていたと思います。前向きに進んでいく子は不思議と周りを巻き込んでいくんですよね。物語の始まりが挫折からでしたので、後半に行くにしたがってどんどん上向きになっていくので、安心してみていられました。むしろ友情とスポーツと団結力のテーマなら、夜中の1:30に放送しないで子供も見られる時間帯での放送でよかったんじゃなかろうか。そこがちょっと勿体ない気がしました(まぁ録画で何時でも視聴できる世の中ですけどね)。
『シュート!Goal to the Future』:漫画原作の「シュート」から数年後の掛川高校サッカー部のアニメオリジナルストーリーでした。
掛川高校の全国制覇から数年後、その影はなくすっかり弱体化したサッカー部。一年生の風馬 成だけがかつての掛川高校サッカー部に憧れ、必死に練習していたが、先輩たちもほとんど練習をしない日々が過ぎていた。そのためかつての栄光を取り戻さなければ廃部になるという時、かつての黄金世代の神谷 篤司がコーチとして就任する。一方の主人公:辻 秀人はそんなサッカー部を冷めた目で見ていたことで、風馬の怒りを買う。実は秀人は小学生の頃は有名なサッカー選手で未来を期待されていたが、チームメイトで秀人のアシストをしてた小久保 公平が親の転勤で海外に行ってしまってから、相手がおらず、誰も秀人についていけないことで仲間外れにされ、嫌気がさしてサッカーから身を遠ざけていた。しかし神谷の挑発で人数不足の穴埋めもあり、致し方なく練習試合に出場するが、そこで公平と再会。野間田高校に在籍していた公平は、秀人とサッカーができることを楽しみにしていたが、秀人のやる気のないサッカーに幻滅する。一方この試合に負けたら廃部がかかっていた掛川だったがやはり敗北。しかし選手たちのやる気を見据えた神谷によって、再度存続のチャンスをつかむのだった。公平に見限られたことで、かえってチームに残り、やる気を見せ始めた秀人は見る見るうちに感を取り戻していく。しかしエースともてはやされる中で、学校新聞が秀人の過去をすっぱ抜いてしまい、これが問題化。実は風馬との連携がうまく行き、公式戦でも順当に勝利を重ねる掛川だったが、風馬の友人である黒川昴流が嫉妬し、秀人を排斥するためにこの騒ぎを起こしたのだった。秀人は責任を取って退部届を提出する。うまく行くと思っていた昴流はかえって風馬に失望され、学校生活も部活も最悪の雰囲気に。一方チームを離れても一人サッカーを練習していた秀人の前に神谷の同期:平松和広が現れ、左足シュートの助言を受ける。一人練習を重ねる秀人は野間田高校の練習場で、チームメイトから浮いている公平の姿に自分を重ねるが、逆にまたサッカーを辞めたことを公平になじられる。そして決勝の日、秀人のいない掛川はエースストライカーを欠いていることで意気消沈。しかしそこに覚悟を決めた秀人が現れ、退部を撤回。試合に加わることになった。執拗に秀人をマークさせる公平はあっという間に掛川の裏をかいて得点を重ねていく。だが同じく公平と何度も戦ってきた秀人も公平の視野の広さを理解しており、試合は均衡。しかし終盤で一点を入れられてしまい、ピンチの掛川はそれでも秀人に繋いで残り10秒でゴールを狙う。しかし風馬が身を挺して公平を阻止し、秀人が狙ったゴールはバーにはじかれ試合は終了。一点差で負けてしまうが、サッカーの楽しさを取り戻した公平と和解し、再び秀人は練習を始めるのだった―――というストーリーでした。
懐かしいですね~。今から30年前ですよ、原作がアニメ化されたの。そのせいかわかりませんが、部活の練習風景とか、かなりスポ根入っていて、多分今これ現実にやったら、絶対父兄から反対されますよ、神谷監督!(゚Д゚;)…って思うシーンがあちこちにありました^^; 良くも悪くも昭和な部分を感じて、かもした的には懐かしかったですw キャラデザも現代風じゃなくって、一期目の原作の「シュート!」に寄せた感じでしたので、昔のスポーツアニメを見ている人には懐かしい、令和の10代にはエモい…かな?30年ってこんなに変わるんですね。キャラデザも部活や学校生活も。自分の子供応援しているみたいな気分で見られましたv
『異世界薬局』:なろう系ラノベ原作のアニメ化作品でした。
主人公である薬谷 完治は、妹が幼い頃病気で亡くなり、そのため新薬開発を志して大学の薬学部で研究を重ねていた。しかし過度の疲労が祟り過労死。その魂は宮廷薬師見習いのファルマ・ド・メディシスとして転生する。中世ヨーロッパの歴史に似たその世界では、あらゆる知識も技術も発達しておらず、ファルマは生前の薬学知識と膨大な魔力による有機薬物合成能力に加え、相手の病巣と疾患名を見抜く目を与えられていた。それにより高名な宮廷薬師の父に同伴し、この国の女王の病を見舞ったところ結核に侵されているところを見抜く。ファルマは父と女王に申し出て、能力で抗生物質を合成。たちどころに女王の病を回復させる。これにより父親もかつての自分の息子ではないことを理解し、今のファルマを受け入れる。ファルマは女王からの褒美で、街中に「異世界薬局」を開店させる許可を得る。安い価格で効果の高い薬や外部医薬品、石鹸・シャンプーなどたちまち賑わいを見せる。無論薬局ギルドがらは批判と嫌がらせを受けるが、三流薬剤師のピエールをはじめ、薬剤師内部でもその効果と価格に驚き、認めざるを得なくなっていく。更に神官たちも異端者としてファルマを捕えようとするが、彼の能力と考え方の前に感服する。次第に実力を認められるファルマだが、そんな矢先国を挙げての市が始まることとなった。しかし交易に訪れた船の中に「黒死病(ペスト)」を発症した地域から訪れた船があると聞き、ファルマは家庭教師だったエレオノールと共に検疫を行っていたが、既に病で船員が死亡した船や、検疫で入港できないために別の港から荷を運んだ村が黒死病が蔓延している等、ファルマは抗生物質の開発と共に病に侵された人々を救っていく。しかし黒死病を蔓延させるげっ歯類を街中に放した男たちを捕えたところ、女王の病気や今回の騒ぎの中に、わざと菌を蔓延させた人物がいることが判明。犯人は父と同期でありながら、酷い実験を繰り返し国外追放になっていたカミュ・ド・サドという男だった。シャルロットたちを襲い始めたカミュにファルマは怒りを爆発させる。そして魔力を最大限使いカミュを消滅させるのだった。これにより大規模なアウトブレイクはおこらず、無事に市も開催。再び異世界薬局は忙しい日々を送るのだった―――というストーリーでした。
仕事が同じ領域にあるためか、ファルマ君の患者を第一に考える行動と言葉に、何回心の中で涙したか!( ;∀;) いや、本当に世のため人の為を実践するって、本当に難しいんですよ💦 どんなにファルマくんみたいにやっても、何処からか批判は浴びますし、どうしたって100人が100人とも認めてくれるというのは、この世の中では多分無いです。でもファルマ君が決してブレないのは、やはり亡くなった妹への誓いと、薬学者としての信念なんだろうな。一本通った筋は、親も女王も納得させるだけの力がありました。無論実力も伴う必要がありますが。なんか東京都の薬剤師会が、薬局にファルマ君の「何でも相談してください」な台詞の入ったポスターを配布したそうですね。最近薬局でも薬剤師さん、本当に丁寧に説明とか状態を聞いてくれるので、貴方の街のファルマ君があちこちにいてくれそうですw 助かってますよ、本当に。
『連盟空軍空港魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ』:ストライクウィッチーズの派生作品。アニメオリジナルでした。
ネウロイとの戦争が未だ続く中、ロンドンに来た主人公のジニーは、自分の元に迷い込んだ不思議な生き物「モフィ」の仲間を探していたが、そこでミラーシャといのりという少女と出会う。一方その頃侵攻の脅威にさらされる人々を音楽の力で支えるべく、小さな音楽隊を指揮していたグレイス少佐は、さらなる活動の必要性を本部に訴えていた。会議で承認された音楽隊は隊員を募集ずるも、なかなか集まらない中でグレイスが車で通り過ぎた瞬間、美しい歌声を耳にするも、それが誰か分からない。入隊したミラーシャといのりがジニーの声だと気づき彼女を探し回る。ようやく再会できたジニーに、モフィはウィッチにしか見えない使い魔であることと、戦うのではなく音楽で人を癒すという理念に共感したジニーはモフィの仲間を一緒に探すという目的で入隊を決意。晴れて9人のメンバーが集まった。最初は「戦わないウィッチ」の存在を認めてもらえなかったものの、各地方に巡業コンサートを行ううちに、次第に人気と需要性が高まってきた。各メンバー各々の悩みや問題を解決しながら歌声を届けるウィッチにファンから「ルミナスウィッチーズ」という名前を付けてもらい、遂に陥落していたと詩を奪還したことで、そこで凱旋とライブを行う命が下る。しかし、最後の街でモフィの仲間を見つけたジニーはモフィを群れに戻したため、ウィッチの資格を無くし、他の部隊への転属命令も出ていたが1人で脱退を決意。メンバーが引き留めるものの彼女は姿を消す。あちこちで仕事をしながら自分の心に整理を付けようとするジニー。しかし列車の中でルミナスの歌を歌い始めた客たちに励まされ、ようやくもう一度歌いたいという思いを自覚し、ルミナスに再び合流。ジニーを欠いて精彩を欠いていたメンバーも活気づき、見事にステージをこなす。その時ジニーの元にモフィ自らが戻ってきたことで、この場にいないはずの観客たちと繋がる奇跡が起き、歌を届け喜ばれる楽しさを改めてメンバー全員が自覚するのだった―――というストーリーでした。
今までのシリーズがひたすら闘いの日々で、心が折れそうになるような場面もいくつもありましたが、今回は音楽隊として歌を届ける作品だったため、命のやり取り的な厳しさもなく、ホクホク( ̄▽ ̄)と見ていられました。音楽の力はやはりすごいですよ。甲子園とかでも応援曲が演奏されているのとないのでは、全然活気が違いますから。これも立派な仕事です。リアルでも自衛隊の音楽隊いますしね。他の部隊と違って戦闘には出ないけれど、その代わり街の人の顔や声は直に伝わってくるので、たまに傷つくことも言われるでしょうが、皆前向きな子たちでしたので乗り越えられたかと思います。こういう違った方面からのアプローチの物語も面白いですね。ウイッチーズシリーズは息が長いので、まだまだ新たな境地の作品が登場してくるかも知れません。☆
最近涙腺が弱りっぱなしで、多分柴田理恵さんと戦ってもか取るかと思う(苦笑)
とりあえず最終回でもチェックしながら気を取りなおします。
『黒の召喚士』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
主人公のケルヴィンは現世で事故に遭い転生したらしいが、その際女神のメルフィーナに等価交換で力を与えることを約束されたため、過去の記憶を対価に最高の召喚士として転生する。召喚士最初の術はスライム:クロトの召喚により、攻撃はもちろん物の出し入れとしても有能な仲間として活躍。元々ゲーマーだったらしくバトルが何より好きなケルヴィンはギルドの賞金稼ぎで勇者たちが行っていた亡霊退治に手を貸すが、勇者一行は惨敗代わりにケルヴィン一人が向かい、そこで漆黒の亡霊騎士:ジェラールと契約する。またシャドーウルフのアレックス、更に街では奴隷として売られていたエフィルを仲間にし、先代魔王の娘であるセラを開放し、仲間にしたことでパーティーの戦闘力がさらに上がる。ここで冒険者レベルが上がったことでようやくメルフィーナ自身をも召喚。そこで召喚士である以上勇者をパーティーにいれたい旨を提案。メルもケルヴィンに協力し、勇者の転生者を召喚する。現れたのはリオンというケルヴィンと同じ日本からの転生者。病気で亡くなったリオンは誰より丈夫な体で冒険することを夢みていたため、喜んでケルヴィンの仲間となる。そしていよいよS級試験に出向くため、エルフの森に出向くが、そこでトライセンの混成魔獣団とのバトルになる。これに勝利したものの、トライセンの魔法騎士団団長クライヴらに取り囲まれる。クライヴの転生者らしく、今まで敗北を経験したことがないからか、かなりの高慢と強力な魔法でケルヴィンを攻撃するが、バトル好きだったケルヴィンはここで遺憾なく最大能力を発揮。クライヴに勝利する。これで無事S級に昇格が確約されたが、軍国トライセンで混成魔獣団の将軍トリスタンが怪しい動きを見せるのだった―――というストーリーでした。
先週話した「スライム使役の作品」のもう一個がこれ。最初区別するのに時間がかかりました(苦笑:脳みそ年寄りだから)💦 基本魔法で倒して仲間を増やして…の繰り返しなのですが、元々召喚士なので、自分は矢面には立たず、勇者を立てて戦うので、後方で力を発揮する役割を自ら課していたように見えなくもない。けどやっぱり最後の詰めの部分はしっかり活躍する主人公でした。バトルスキーさんだしねw なろう系だけあってチート満載なので、かなり都合のいい力と展開にはなっていましたが、他にも転生者がおり、ケルヴィンと同等の力を持っているようなので、段々バトルも激化して面白くなってきました――と思ったら終了。しかも本格的な敵(魔獣団)のボスのお声が石田さんですよ♪ 最近すっかり敵役が似合う石田さんですが、最終回にチラッと登場して意味深な存在感をプンプンさせていた(苦笑)ので、多分二期目ありそうな予感がします。キャラデザも綺麗だし、続編あったら見たいですね。
『てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!』:漫画原作のアニメ化作品でした。
お笑いの最高峰であり登竜門の「てっぺんグランプリ」に出場するため、各地区の代表が「タカコ荘」に集まる。ここには関西代表の「ヤングワイワイ」と「弾丸クノイチ」、東海代表の「セレブリ茶」、関東代表の「あくだれ王国」、北海道代表の「シンリャクシャ」が集結。タカコ荘での地域の住民を集めてのお笑いの舞台を開催したり、街でゲリラライブを行ったり、時にはTVに出演したり、等様々な活動をしながら、最終予選を勝ちぬこうとしていた。しかし最後の予選大会で「タカコ荘から一歩も出るな!」というただそれだけの課題だったが、お笑いネタをぶち込みつつ何とかしのいでいたものの、緊急事態の出来事にヤングワイワイだけが外に飛び出してしまい、失格。てっぺんグランプリの本選出場の資格を失う。しかし敗者復活戦が行われるため、そこで一枚の切符を手に入れるために会場に向かうものの、交通渋滞の上に電車は事故でストップ。完全に現地に行けないメンバーは、あきらめつつ電車内でノリツッコミの会話を楽しんでいた。しかし実はその模様が盗撮によりネットで流され、会場にいないながらも得票数1位を獲得。こうしてヤングワイワイも本選出場を決めることができた―――というストーリーでした。
基本的に一話完結のショートストーリーで、それぞれのお笑いトリオの特徴(家庭事情や地域性)を盛り込んだエピソードが中心でした。「お笑いのネタが面白いか?」と言われるとそれは人によりけりなので何とも言えませんが、多感で自己肯定感が左右されやすい生地の女子高生が、ぶっちぎって自分下げネタを駆使しているのは涙ものでした( ;∀;) 本場の「よ○もと専門学校」でもこんな感じなんでしょうか。大阪に行っても吉本新喜劇に一度もいったことがないのですが、最近はアイドル事務所並みにお笑いの方々の生き残りが大変ですので、是非とも頑張ってもらいたいものです。ちなみにかもしたは「お笑いスター誕生」世代です。昭和だねぇ~(*´▽`*)
『リコリス・リコイル』:オリジナルアニメでした。
舞台は日本ですが、治安が比較的良いとされるこの国で、実は「DA」と呼ばれる犯罪者を極秘裏に抹殺・消去する極秘の治安維持組織の存在により守られていた。彼らは孤児を集め、超一級の戦闘を叩きこまれた少年少女たちで「リコリス」と呼ばれていた。その中の一人:井ノ上たきなは優秀だが単独行動&命令無視で突っ込み、班長より度重なる違反を報告され、左遷の上支部送りとなる。指定された支部は喫茶店「喫茶リコリコ」。ここには看板娘の錦木千束が居り、彼女はたきなと違って非常に社交的。しかも共に事件に当たった千束の「不殺」による華麗なまでの事件処理に圧倒される。しかし、どんな凶悪な敵であっても殺そうとしない千束と価値観の違いを早くも感じたたきなは、早く手柄を立て本部に戻ろうとするが、千束との息が合わずになかなか手柄にならない。しかし千束やリコリコメンバー、お客との触れ合いの中で、たきなの価値観が少しずつ変わっていく。そんな中、真島達テロ集団がリコリスの壊滅を狙って行動を始める。それと同時に実は千束には秘密があり、幼少時からその優れた洞察力、飛びぬけた視力などで期待をされていたが、唯一心臓に欠陥があり、移植を受けないともう持たない状態だった。それを知ってから、たきなは何とか千束の力になろうとするが、DAからの復帰の呼び出しを受ける。たきなもいなくなり、千束の心臓も限界に達しようとしていたため、喫茶店も閉店しようとしていた矢先、テロ事件が発生した。真島は執拗に千束を狙い続け、彼女の生命を唯一護れる吉松 シンジを人質にタワーに立てこもる。救出に向かうリコリスと千束・たきな。しかし真島の目的は秘密裏に殺人を行っているリコリスの存在を世間に暴くこと。これによりリコリス及びDAは危機的状況になるが、リコリコメンバーでAIに通じたクルミが偽情報を流したため、真島の計画は破綻する。それでも千束にこだわる真島は、異常聴覚を持つ自分を有利に、視力の優れた千束に不利な状況を作り、一方的に追い詰めるものの、救出に入ったたきなのお陰で、千束は真島に勝利する。敗北を期した真島はタワーを爆破させるスイッチを押し、それを取り上げようとする千束と再びバトルとなる。しかし捨て身の千束に敗れ、千束もたきなに救出され、爆弾は花火だったことでこの事件は終結する。そして数か月後、千束は吉松が残していた心臓の移植を受け、1人沖縄で過ごしているところをたきなが発見。喫茶店リコリコ・ハワイ支店(キッチンカー)を作り、たきなをはじめメンバーで楽しい日々を過ごすのだった―――というストーリーでした。
これは面白かったです。何が凄いってやっぱり戦闘シーンが圧倒的ですね。可愛い女子がバトルしている、というだけでも興味を示す人もいると思いますが、女子だからというところを度返ししても凄かったです。演出の方法だと思うのですが、ハリウッド映画のような重量級の演出じゃなくって、一瞬で弾道を見極めて眉一つ動かさずに避けるところといい、体術も華麗なんです。それだけじゃなく普通のアクションものだと、線の細い女子でも男性と対等に殴り合いとかできるように描いている作品もある中、重い弾だと防いだ時に身体が押されて下がるとか、急所に直接入れられないと、男性には軽すぎて代わりに反撃食らうとか、リアリティが凄い追及されていて見ていて不自然さを受けなかったです。ストーリーも正反対の価値観の二人がやがて共闘し合える過程が1クールという短期間の中で、不自然にならないように描かれて行っているので、これは総合的に見て面白い作品でした!多分二期…はなさそうですね。千束の心臓が移植されて、また新たな任務が下されれば物語が始まってもおかしくはありませんが、逆に折角普通の生活を取り戻せた千束に、これ以上無理はさせたくないのが親心(笑)あっても別のリコリスメンバーが主人公の設定になるかな。でも人気が高い作品なので、次の動きはありそうです。チェックしておこう♪
『Engage Kiss』:アニメ&漫画&ゲームの総合メディア作品のアニメでした。
舞台はメガフロートの都市、ペイロンシティ。そこには人間の欲望によって生み出される悪魔が災厄を振りまく「D災害」が時折生じていた。そこでその悪魔退治に特化した軍事会社PMCに市が委託し、受注を受けた複数の会社が競り合いをして退治を引き受ける流れになっていた。零細企業「I&S(イサム&シュウ)事務所」を営む主人公の緒方 シュウは、家族をD災害で失っていたが、見つからない妹の捜索のためにこの仕事を行っていた。彼はかつて潜入した捜査内で悪魔のキサラを開放しており、圧倒的な力を持つ彼女と共に事件を解決していた。その一方で、キサラの力の源としてシュウの記憶を提供しており、力の授受であるキスをするたびにシュウの記憶は消えていった。かつての同僚で元彼女の夕桐 アヤノともつかず離れずの関係を続けながら、時に協力し合うライバルとして事件の真相を追及している中、両親亡き後の養父となってくれていたマイルズが悪魔付きであり、彼を殺さねばならない悲劇やかつての彼女で星天教会のエクソシスト:シャロンに狙われながらも、ようやく妹のカンナが現れた。しかし彼女も既に悪魔になっており、途方もない力でシュウとキサラを圧倒する。キサラは重傷を負い、シュウは全ての記憶を与えてキサラを救おうとするが、逆にキサラは預かっていた記憶を全て返し、自分はシュウと出会う前の状態になってしまう。キサラにこれ以上傷を負わせたくないシュウは一人でカンナに立ち向かい、アヤノの援護を借りながら戦闘を続けるが、カンナの狙いはシュウに近づく女たちだった。嫉妬の情念が更に悪魔を呼び寄せる。しかし、記憶がないまでもシュウへの想いに付き動かされたキサラがピンチに現れ、最後に力を与えてカンナの力を打倒した。ようやく平和を取り戻したペイロンシティだが、シュウとキサラの関係に嫉妬するカンナが家に居座り、更にアヤノも加わって、賑やかな日常が戻ってくるのだった―――というストーリーでした。
魔法アクションがメインの作品でしたが、ほぼハーレムアニメ状態でした。主人公も記憶が欠落していっているせいなのか、どの子も割とホイホイ受け入れてしまうので、他の彼女から嫉妬を買うという。しかも博打でキサラが細々貯めていたお金も刷ってしまうし💧 でもダメンズが放っておけない女子っているんだよねw それはともかく主軸はどのキャラもどこか切ない過去を持っていて、表に出さないために何らかの仮面を被っているところもあって、そこは切ない感じでした。OPとEDが底抜けに明るい感じなので、ギャグかほのぼのかと思うくらい。まぁほぼシュウとキサラの夫婦漫才(毎回オチは同じw)なので、確かにほのぼのかな。
ビジュアルが凄いので、ゲームだともっと自分主導で扱えることも含めて、楽しめそうであります。
『Extreme Hearts』:オリジナルアニメでした。
主人公の葉山陽和はシンガーソングライターを目指し、学業とバイトと掛け持ちしながら地道に活動を続けていた。しかし売れないため遂に事務所を解雇されてしまう。しかし元マネージャーから、運動神経のいい陽和に「芸能人が参加するハイパースポーツの大会「Extreme Hearts」への参加」を勧められる。勝利していくとステージで披露する権利を得られることを知った陽和は、自身の夢を続けていくために参加を決意し、早速準備をする。唯一のファンの小鷹 咲希と彼女の知り合いの前原 純華からレンタルサポートロボットを借り、神奈川県大会に一人で試合に出場する。しかしやはりチーム戦では限界があり、諦めかけたその時咲希と純華がチームメイトとして参加。最初の競技サッカーを勝ち抜くことができた。こうして陽和はグループ「RISE」を結成。メンバー募集と共に、ステージで披露する新曲やパフォーマンスも考えるなど、日々忙しく過ごしていた。やがて野球経験のある長身の橘 雪乃、サッカーが得意な小日向 理瀬も加わり、正式に五人での活動となる。一方で対戦チームとなる「May-Bee」や「Snow wolf」等とも交流を深めながらチーム合宿を行ったり、楽しみながらも試合に挑む。初参加ながら順当に勝ち抜いていくRISE。最後は強敵、前回神奈川大会優勝のMay-Beeとの試合でバスケットとなる。一方的なMay-Beeの力に圧倒され、20点近くまで差をつけられてしまうが、陽和の奮起で流れを変える。途中足をくじいた陽和だったが、メンバーが繋いで護り、最後は陽和が決めて優勝を飾り、ステージでパフォーマンスを披露することができた―――というストーリーでした。
スポーツの試合と歌のパフォーマンスという組み合わせ、最初はなんてトリッキーなと思いましたが、そういえば「ウマ娘」もやっていたw なのでノープロブレム!☆ でも確かにアイドルって様々なダンスパフォーマンスをこなすせいか、運動神経いい子たちが多いですよね。男子も女子も。ジャ○ーズだって運動会やっていましたもんね!ストーリーのメインは試合でしたが、描かれ方は割とあっさり。むしろ人間関係を中心に描いていたと思います。前向きに進んでいく子は不思議と周りを巻き込んでいくんですよね。物語の始まりが挫折からでしたので、後半に行くにしたがってどんどん上向きになっていくので、安心してみていられました。むしろ友情とスポーツと団結力のテーマなら、夜中の1:30に放送しないで子供も見られる時間帯での放送でよかったんじゃなかろうか。そこがちょっと勿体ない気がしました(まぁ録画で何時でも視聴できる世の中ですけどね)。
『シュート!Goal to the Future』:漫画原作の「シュート」から数年後の掛川高校サッカー部のアニメオリジナルストーリーでした。
掛川高校の全国制覇から数年後、その影はなくすっかり弱体化したサッカー部。一年生の風馬 成だけがかつての掛川高校サッカー部に憧れ、必死に練習していたが、先輩たちもほとんど練習をしない日々が過ぎていた。そのためかつての栄光を取り戻さなければ廃部になるという時、かつての黄金世代の神谷 篤司がコーチとして就任する。一方の主人公:辻 秀人はそんなサッカー部を冷めた目で見ていたことで、風馬の怒りを買う。実は秀人は小学生の頃は有名なサッカー選手で未来を期待されていたが、チームメイトで秀人のアシストをしてた小久保 公平が親の転勤で海外に行ってしまってから、相手がおらず、誰も秀人についていけないことで仲間外れにされ、嫌気がさしてサッカーから身を遠ざけていた。しかし神谷の挑発で人数不足の穴埋めもあり、致し方なく練習試合に出場するが、そこで公平と再会。野間田高校に在籍していた公平は、秀人とサッカーができることを楽しみにしていたが、秀人のやる気のないサッカーに幻滅する。一方この試合に負けたら廃部がかかっていた掛川だったがやはり敗北。しかし選手たちのやる気を見据えた神谷によって、再度存続のチャンスをつかむのだった。公平に見限られたことで、かえってチームに残り、やる気を見せ始めた秀人は見る見るうちに感を取り戻していく。しかしエースともてはやされる中で、学校新聞が秀人の過去をすっぱ抜いてしまい、これが問題化。実は風馬との連携がうまく行き、公式戦でも順当に勝利を重ねる掛川だったが、風馬の友人である黒川昴流が嫉妬し、秀人を排斥するためにこの騒ぎを起こしたのだった。秀人は責任を取って退部届を提出する。うまく行くと思っていた昴流はかえって風馬に失望され、学校生活も部活も最悪の雰囲気に。一方チームを離れても一人サッカーを練習していた秀人の前に神谷の同期:平松和広が現れ、左足シュートの助言を受ける。一人練習を重ねる秀人は野間田高校の練習場で、チームメイトから浮いている公平の姿に自分を重ねるが、逆にまたサッカーを辞めたことを公平になじられる。そして決勝の日、秀人のいない掛川はエースストライカーを欠いていることで意気消沈。しかしそこに覚悟を決めた秀人が現れ、退部を撤回。試合に加わることになった。執拗に秀人をマークさせる公平はあっという間に掛川の裏をかいて得点を重ねていく。だが同じく公平と何度も戦ってきた秀人も公平の視野の広さを理解しており、試合は均衡。しかし終盤で一点を入れられてしまい、ピンチの掛川はそれでも秀人に繋いで残り10秒でゴールを狙う。しかし風馬が身を挺して公平を阻止し、秀人が狙ったゴールはバーにはじかれ試合は終了。一点差で負けてしまうが、サッカーの楽しさを取り戻した公平と和解し、再び秀人は練習を始めるのだった―――というストーリーでした。
懐かしいですね~。今から30年前ですよ、原作がアニメ化されたの。そのせいかわかりませんが、部活の練習風景とか、かなりスポ根入っていて、多分今これ現実にやったら、絶対父兄から反対されますよ、神谷監督!(゚Д゚;)…って思うシーンがあちこちにありました^^; 良くも悪くも昭和な部分を感じて、かもした的には懐かしかったですw キャラデザも現代風じゃなくって、一期目の原作の「シュート!」に寄せた感じでしたので、昔のスポーツアニメを見ている人には懐かしい、令和の10代にはエモい…かな?30年ってこんなに変わるんですね。キャラデザも部活や学校生活も。自分の子供応援しているみたいな気分で見られましたv
『異世界薬局』:なろう系ラノベ原作のアニメ化作品でした。
主人公である薬谷 完治は、妹が幼い頃病気で亡くなり、そのため新薬開発を志して大学の薬学部で研究を重ねていた。しかし過度の疲労が祟り過労死。その魂は宮廷薬師見習いのファルマ・ド・メディシスとして転生する。中世ヨーロッパの歴史に似たその世界では、あらゆる知識も技術も発達しておらず、ファルマは生前の薬学知識と膨大な魔力による有機薬物合成能力に加え、相手の病巣と疾患名を見抜く目を与えられていた。それにより高名な宮廷薬師の父に同伴し、この国の女王の病を見舞ったところ結核に侵されているところを見抜く。ファルマは父と女王に申し出て、能力で抗生物質を合成。たちどころに女王の病を回復させる。これにより父親もかつての自分の息子ではないことを理解し、今のファルマを受け入れる。ファルマは女王からの褒美で、街中に「異世界薬局」を開店させる許可を得る。安い価格で効果の高い薬や外部医薬品、石鹸・シャンプーなどたちまち賑わいを見せる。無論薬局ギルドがらは批判と嫌がらせを受けるが、三流薬剤師のピエールをはじめ、薬剤師内部でもその効果と価格に驚き、認めざるを得なくなっていく。更に神官たちも異端者としてファルマを捕えようとするが、彼の能力と考え方の前に感服する。次第に実力を認められるファルマだが、そんな矢先国を挙げての市が始まることとなった。しかし交易に訪れた船の中に「黒死病(ペスト)」を発症した地域から訪れた船があると聞き、ファルマは家庭教師だったエレオノールと共に検疫を行っていたが、既に病で船員が死亡した船や、検疫で入港できないために別の港から荷を運んだ村が黒死病が蔓延している等、ファルマは抗生物質の開発と共に病に侵された人々を救っていく。しかし黒死病を蔓延させるげっ歯類を街中に放した男たちを捕えたところ、女王の病気や今回の騒ぎの中に、わざと菌を蔓延させた人物がいることが判明。犯人は父と同期でありながら、酷い実験を繰り返し国外追放になっていたカミュ・ド・サドという男だった。シャルロットたちを襲い始めたカミュにファルマは怒りを爆発させる。そして魔力を最大限使いカミュを消滅させるのだった。これにより大規模なアウトブレイクはおこらず、無事に市も開催。再び異世界薬局は忙しい日々を送るのだった―――というストーリーでした。
仕事が同じ領域にあるためか、ファルマ君の患者を第一に考える行動と言葉に、何回心の中で涙したか!( ;∀;) いや、本当に世のため人の為を実践するって、本当に難しいんですよ💦 どんなにファルマくんみたいにやっても、何処からか批判は浴びますし、どうしたって100人が100人とも認めてくれるというのは、この世の中では多分無いです。でもファルマ君が決してブレないのは、やはり亡くなった妹への誓いと、薬学者としての信念なんだろうな。一本通った筋は、親も女王も納得させるだけの力がありました。無論実力も伴う必要がありますが。なんか東京都の薬剤師会が、薬局にファルマ君の「何でも相談してください」な台詞の入ったポスターを配布したそうですね。最近薬局でも薬剤師さん、本当に丁寧に説明とか状態を聞いてくれるので、貴方の街のファルマ君があちこちにいてくれそうですw 助かってますよ、本当に。
『連盟空軍空港魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ』:ストライクウィッチーズの派生作品。アニメオリジナルでした。
ネウロイとの戦争が未だ続く中、ロンドンに来た主人公のジニーは、自分の元に迷い込んだ不思議な生き物「モフィ」の仲間を探していたが、そこでミラーシャといのりという少女と出会う。一方その頃侵攻の脅威にさらされる人々を音楽の力で支えるべく、小さな音楽隊を指揮していたグレイス少佐は、さらなる活動の必要性を本部に訴えていた。会議で承認された音楽隊は隊員を募集ずるも、なかなか集まらない中でグレイスが車で通り過ぎた瞬間、美しい歌声を耳にするも、それが誰か分からない。入隊したミラーシャといのりがジニーの声だと気づき彼女を探し回る。ようやく再会できたジニーに、モフィはウィッチにしか見えない使い魔であることと、戦うのではなく音楽で人を癒すという理念に共感したジニーはモフィの仲間を一緒に探すという目的で入隊を決意。晴れて9人のメンバーが集まった。最初は「戦わないウィッチ」の存在を認めてもらえなかったものの、各地方に巡業コンサートを行ううちに、次第に人気と需要性が高まってきた。各メンバー各々の悩みや問題を解決しながら歌声を届けるウィッチにファンから「ルミナスウィッチーズ」という名前を付けてもらい、遂に陥落していたと詩を奪還したことで、そこで凱旋とライブを行う命が下る。しかし、最後の街でモフィの仲間を見つけたジニーはモフィを群れに戻したため、ウィッチの資格を無くし、他の部隊への転属命令も出ていたが1人で脱退を決意。メンバーが引き留めるものの彼女は姿を消す。あちこちで仕事をしながら自分の心に整理を付けようとするジニー。しかし列車の中でルミナスの歌を歌い始めた客たちに励まされ、ようやくもう一度歌いたいという思いを自覚し、ルミナスに再び合流。ジニーを欠いて精彩を欠いていたメンバーも活気づき、見事にステージをこなす。その時ジニーの元にモフィ自らが戻ってきたことで、この場にいないはずの観客たちと繋がる奇跡が起き、歌を届け喜ばれる楽しさを改めてメンバー全員が自覚するのだった―――というストーリーでした。
今までのシリーズがひたすら闘いの日々で、心が折れそうになるような場面もいくつもありましたが、今回は音楽隊として歌を届ける作品だったため、命のやり取り的な厳しさもなく、ホクホク( ̄▽ ̄)と見ていられました。音楽の力はやはりすごいですよ。甲子園とかでも応援曲が演奏されているのとないのでは、全然活気が違いますから。これも立派な仕事です。リアルでも自衛隊の音楽隊いますしね。他の部隊と違って戦闘には出ないけれど、その代わり街の人の顔や声は直に伝わってくるので、たまに傷つくことも言われるでしょうが、皆前向きな子たちでしたので乗り越えられたかと思います。こういう違った方面からのアプローチの物語も面白いですね。ウイッチーズシリーズは息が長いので、まだまだ新たな境地の作品が登場してくるかも知れません。☆