うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

「呪術廻戦」最終回&2024夏アニメ最終回⑦&秋の新番組①

2024年09月30日 16時25分00秒 | アニメ

本日、予告通りに『呪術廻戦』の原作が最終回を迎えましたね。

内容はここで話すとネタバレになってしまうので、詳しい話は申し上げません。ともかく、ここ最終回に至るまで数週間、原作を追ってきましたけど、先ずは
「芥見先生、6年間お疲れさまでした<(_ _)>」
という一言に尽きます。

かもしたは実は原作から入った人ではなく、TVアニメ一期目を見てから、単行本かき集めて読み始めた人なので、いわゆる「途中参加」になりますけど、それでも4年間は共にしてきた訳でして。
それで、万感の思いを込めつつ最終回のページを開き、一気に読んでみたんですが、内容…は置いておき、一まとめに終わりを迎えた感想としましては――

『幽遊白書』と一緒の展開やんか…(;・∀・)

お若い方はご存じない方もいるやもしれませんが、『HUNTER×HUNTER』の原作者さんでお見知りおきの冨樫先生の代表作であります。今から30年前くらいにジャンプで連載していたんですが、この頃のジャンプは、『ドラゴンボール』『スラムダンク』とこの『幽遊白書』が3大人気作で、ひたすらジャンプ買って読んでいました(笑)
その幽遊白書も最終回を迎える前に、大きなストーリーがあって、それでそのまま最終回を迎えるか、と思ったら、なんか日常系といいますか、初期の頃の霊界探偵やってた頃の状態に戻って、ほのぼのして終了―――という感じの終わり方だったんですよ。あの頃まだお子様だったかもしたですが「なんか拍子抜け…」な感じを受けたのを覚えてます。
それが30年後くらいに、まさかの同じ霊&呪術バトル物で、おんなじ展開を歩んで終結するとは。
まぁいいんです。ある意味物語の一つの終わり方で「日常に戻る」というのがありますから。最悪「夢オチ」とかじゃないので、そこはとってもε-(´∀`*)ホッとしました。
ただ、幽遊白書と呪術廻戦で、大きく違うのは「主要キャラの生存数」ですよ。
幽遊白書の方は、主人公側のキャラは殆ど生存(※玄海さんだけ最終回では既に故人。年齢が年齢だけに自然死だった)してますが、呪術廻戦の方は、主人公たち1・2年生以外、五条先生はじめ殆どが亡くなっておりますから。さすがの五条先生も、上下スッパリ斬られたら、流石に最強でも無理は無理(ノД`)・゜・。 奇しくも、あの時計の合計数「373(みなみ)へ」の通り、先生は旅立たれたんですね。野薔薇ちゃん戻ってきてくれてよかった♥

ともかく、かもしたは人生3回目の脱力中です。
1回目は幽遊白書、2回目は種運命本放送、そして3回目は今回の呪術廻戦です。
でも、悠仁のセリフで五条先生の言葉、というか生き方を込めた思いが、ちゃんと繋がっているのが、非常に嬉しかったですね。
読みはぐったのか、伏線があんまり回収されていない気もしなくもない(苦笑)のですが、原作はここで終了。後はアニメがまだ残っておりますので、MAPPAさんは結構原作以上の要素突っ込んでくるので、来年の劇場版とアニメ3期目を楽しみに待ちたいと思います(`・ω・´)ゞ

さて、こっちも最終回の夏アニメチェックです。

『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
舞台は地上の覇権を争う五種族の大戦が、英雄シド率いる人類の勝利に終わってから100年後の世界。人類庇護庁に所属する主人公のカイは、ある日、急に空間が歪みだし、世界が「上書き」される場面を目撃する。書き換えられた世界は英雄シドの不在により人類が五種族大戦に敗れた世界だった。そこで前の世界の同僚に出会ったカイは、そこで自身が全ての人間から忘れられた存在になっていることを知る。そこロがその世界にはない筈の墓所があり、そこを訪れると鎖に縛られていた翼のある少女:リンネと出会う。カイは彼女を助け、この書き換えられた運命を打ち破ることを決意し、シドのいない世界で、シドの剣を受け取る。そして元の世界の幼馴染であり、この世界ではウルザ人類反旗軍の指導者となっているジャンヌと共に、地上に君臨する強大な敵種族に戦いを挑む。かつてリンネと戦っていた悪魔族のヴァネッサ、蛮神族のアルフレイヤ、精霊族のリクゲンキョウコらと対峙しながら、これを破る、あるいは協定を結ぶことに成功。しかし4種族を倒していないにもかかわらず4種族のための墓所がこの世界にも存在しているのを見たカイは、リンネとキョウコと共に墓所に入る。そこに現れたのは、かねてからリンネに付きまとっていたラスタライザだった。シドに変化したラスタライザは二人を苦しめるが、シドへの信頼を寄せていたリンネが幻影を乗り越えカイに剣を託す。カイはこれを討ち果たし、今後もこの世界でリンネと共に戦う道を選ぶのだった―――というストーリーでした。
いわゆる並行世界のズレに巻き込まれた主人公が、今まであった人間関係を失い、孤独の中から今の世界を救うために立ち上がる展開、と思ってみていたのですが、性格は若干違えども、割とすぐに皆受け入れてくれたので、人間関係の部分よりもやはり、バトルがメインのスタンスな作品だったと思います。ただ、時間がなかったのか、バトルシーンの描きこみは直線的で、時々切れるんですよね、動きが。コマ数が足りなかった感じ。どうしてもただ話したり、歩いたりしているよりも動きが細かくなるので、脚本の厚みを再現するなら、もうちょっと制作に時間があってもよかったのでは…と思います。まだシドやリンネの正体とかしっかりと判明しておらず、更にハーレムアニメチックになったところで終了だったので、今後のカイを中心とする人間関係の変化のドラマも見たかったですね。
『天穂のサクナヒメ』:ゲーム原案のアニメ化作品でした。
武神「タケリビ」と豊穣神「トヨハナ」の子であるサクナヒメは、ぐうたらな駄々っ子な性格であった。サクナが献上品にしている米は「両親が残してくれた財産の米」で、ろくに働かず食いつぶす生活を続けては、養親のタマ爺に諫められる自堕落な生活を送っていた。そんな時、麓の世で山賊だった侍:田右衛門が、一味に奴隷として売られそうになっていた人々を助けて逃げ出し、その果てに頂の世に続く「天の浮橋」に迷い込んでしまう。限界まで飢えていた田右衛門一行はサクナと出会い、出ていくよう言われるものの、警告を無視して「頂の世」に入り込み、主神カムヒツキへの供物が収められた倉庫に侵入。その事に気付いたサクナは田右衛門達を追い出そうとするが、その際に不注意で火災を起こしてしまい倉庫は所蔵物ごと大破する。この失態の罰として、サクナは「御柱都」から追放されてしまい、カムヒツキより田右衛門たちと協力して、鬼島と呼ばれる孤島「ヒノエ島」を調査するよう命じられる。田右衛門一行や島の先住民であるアシグモらと協力しながら、ヒノエ島に出現する鬼の討伐やその原因調査に奔走する。苦労知らずの子供だった為の苛立ちや、サクナの活躍を快く思わない勢力からの妨害などにより難航しつつも、田右衛門一行との触れ合いなどを通してサクナは心身共に成長する。最終的に、ヒノエ島に鬼が発生する原因が両親の仇でもある大龍であることを突き止めたサクナは、じいがその身を挺して大龍を倒す唯一の武器「星魂剣」に打ち直してもらい、大龍との戦いに赴く。アシグモやココロワヒメの協力を得ながら、大龍の下にたどり着くと、サクナは皆の想いがこもった武器を頼りに善戦するが、実はまだ隠されていた大龍の首が8つ集まってくる。絶体絶命の中で、サクナは大龍の腹の中のあった両親の魂が急所であることを見つけ、共に命と引き換えに本来以上の力を引き出し、実質相討ちとなってしまう。だが、倒した大龍の腹の中に囚われていた「両親の魂」が死を肩代わりすることで、サクナは生還し、皆の下へと帰還を果たすのだった―――というストーリーでした。
最近のコメ作りの基本は『鉄腕DASH』か『サクナヒメ』で学べ!――が合言葉(笑)じゃないですが、以前Twitterやっていた時、DASH村のコーナーの米作り回になると、必ず「サクナヒメでもこれだけ手間がかかったんだぞ!」「こっちは田畑を荒らすのは鬼だから、退治するのも大変💦」と、リアルとゲームでてんやわんや(笑)している方の書き込みが多くて、ゲームプレイしたことなかったんですが、妙に親近感がわきましたw アニメは米だけ作っていてもストーリー展開上(というかゲームとして成立するには)、米作りだけでなく、バトルモードも必要ですから、田んぼシーンはあんまりなかったですけれど、それ以上に仲間との交流や、持っている技術の利用とその価値が結構よく現わされていて、「まさにTOKIOじゃん✨」と思わずにいられませんでした!サクナ様曰く「米には7人の神が宿る」そうですが、リーダー(城島さん)は「米には88の手間をかけて作ってくれた、生産者の魂が宿っている」とのこと。いずれにしても、ありがたくいただかないといけませんね。サクナ様同様「感謝の心は忘れてはいけない(ー人ー)」ので、毎日米食う時に感謝しないとですね。日本の原風景みたいなシーンがたくさん見れて、バトルシーンも多かったですが、とってもほのぼのしました。
『逃げ上手の若君』:ジャンプ連載中の漫画原作のアニメ化作品でした。
鎌倉幕府の後継者である主人公の北条時行は、武芸の稽古が嫌いで、逃げ続ける日々を送っていたため、逃げることが非常に上達していた。しかし、御家人だった足利尊氏の突然の謀反により、鎌倉幕府は滅亡する。故郷も家族も全て失い、一人生き残った時行は信濃国の神官の諏訪頼重に保護される。頼重は未来が見えると言い、時行が「2年後に天を揺るがす英雄となる」と予言する。時行は誰よりも逃げ隠れ、生き延びる才能に秀でていた。潔く死ぬことが名誉とされた時代において、自らに降りかかる過酷な運命を「逃げ」で切り開いていく英雄譚の始まりである。頼重の根拠地である信濃国諏訪へ落ち延びた時行は、頼重の指導の下、同年代の郎党「逃若党」と共に仇敵・尊氏を打倒し天下を取り戻すべく力を蓄えていく。諏訪大社の稚児・“長寿丸”として素性を偽る時行だが、彼の前に北条残党を捜索する信濃守護:小笠原貞宗が立ちはだかる。当代随一の腕前である貞宗の弓術に惹かれた時行は、正体を隠しつつ技術を盗むことを試みる。犬追物の場で時行と貞宗の弓矢対決が実現し、時行は窮地に陥るも、逃げながらの後方射撃を編み出したことで逆転勝利を収める。貞宗との探り合いを経る中で風間玄蕃が仲間になる。更に諏訪領北の国境にある集落へ偵察に出向いた時行達は、二刀使いの軍師:吹雪に出会う。逃若党は村を侵略する悪党集団「征蟻党」と交戦、吹雪から伝授された秘技で敵の首領の瘴奸を打ち破り村の防衛に成功する。同じ頃、時行は頼重が一時的に失った神力を取り戻す過程で、頼重の娘である逃若党の執事:雫の持つ神秘的な力を体験する。だが今度は国司:清原信濃守の圧政に耐えかねた北信濃の保科弥三郎が反乱の兵を挙げる。被害を抑える命を受けた時行達は戦場に赴き、死を覚悟する武士達を説得。逃若党の副将:弧次郎の奮戦もあり、国司軍から保科を逃がすことに成功した―――というストーリーでした。
今期のアニメで「好きなアニメ」の3本の指に入ります!実在の人物である北条時行を主人公とした作品でしたが、3年前の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と近しいこともあって、大変興味深く拝見いたしました。確かに3回も鎌倉奪還(最後は捕らえられちゃいましたが)した、凄い人です。すでに歴史は室町幕府で足利尊氏全盛期なので、時行は教科書にも出てこない人ですが、こんな活躍をしている人がいたとは…漫画であっても奥深い。しかも令和の世で使われるような言葉や表現を、わざと作中に使うことで、非常に歴史作品ならではの堅苦しさが取れて、とっても興味深く見ることができました。キャラデザも殆ど崩れることなく、クオリティー高かったと思います。2期目、やってくれないかな~~!!あったら絶対見ます!
『負けヒロインが多すぎる!』:ラノベ原作のアニメ化作品でした。
主人公の高校生:温水和彦はクラスでも目立たないモブキャな存在だった。だがある日、喫茶店で偶然クラスの人気女子:八奈見杏菜が同級生で幼馴染の男子生徒に振られている現場を目撃してしまう。幼馴染の袴田のことが好きだったが、彼は姫宮に思いを寄せており、理解した振りで自ら二人の後押しをしていた。つまりは「負けヒロイン」と例えられる彼女。他にも陸上部の焼塩檸檬が文芸部の綾野光希に片思いしており、それが縁で和彦は文芸部に入部。その部員である極度の人見知りの小鞠知花が部長の玉木慎太郎に恋しており、合宿の時に思い切って告白するも、部長は月之木古都が好きであり、小鞠はフラれてしまう。3人の負けヒロインに囲まれ、和彦は何とか彼女らの恋や思いを助けようとするが、結局それは彼女たちの成長の邪魔でしかなかった。「支え方」を学んだ和彦は、今日も負けヒロインたちに囲まれながら、自分のできることを探し続けるのだった―――というストーリーでした。
非常に「どこかで見たことある」ヒロインたちで、主人公ならずとも、思わず共感してしまいましたw 絶対学校に一人はいますね、こういう「好きな人がいるのに、その人がほかの子を好きなのを知って、自主的に譲っちゃう」精神の子。それが「負けヒロイン」!ここまで負けヒロインが集まっているのも凄いと思いますが、青い鳥を待ち続けている子って、大体負けヒロイン…。でも、自らちゃんと告白してフラれたにしろ、小鞠さん、凄い勇気ありますよ。人見知りと緊張症で普通でさえ満足に会話できないのに。恋は偉大です✨ 主人公も余計なお世話をして、見事な蛇足っぷりをひけらかしてしまうこともありましたが、ああいう経験は大体思春期ってしていると思います。そういう意味で、非常に既視感ある作品でした。
『ザ・ファブル』:青年漫画原作のアニメ化2クール作品でした。
依頼された標的を完全に仕留め、正体に繋がる痕跡は残さないため、裏社会でもかろうじて「ファブル」(寓話の意)というあだ名のみ知られる凄腕の殺し屋がいた。ある日のこと、その青年は、殺し屋組織の長で、育ての親でもあるボスに呼び出される。ボスは最近は動きすぎたとして「1年間大阪に移住し、その間は誰も殺さず一般人として平和に暮らせ」と指示し、彼に「佐藤明」という偽名を与える。佐藤は、同じくボスに育てられた仕事のパートナーで、アキラの妹という設定の偽名「佐藤洋子」と共に、大阪は太平市へと向かう。海老原の助言に従い、一般人として暮らすため仕事を探し始めた佐藤は、とある縁で知り合った若くて美人の清水岬の紹介で、彼女が務める小さなデザイン会社「オクトパス」に入社する。時給800円という待遇であったが、それでも社長の田高田にも気に入られ、佐藤は今までの人生では得られなかった経験を楽しむ。真黒組では一般人を殺して15年服役した海老原の舎弟・小島が出所する。非常に好戦的な性格を熟知する海老原は彼を制御しようとするが、その矢先に心筋梗塞で倒れ入院を余儀なくされる。目付役が不在となった小島は、さっそく風俗業をシノギとする組幹部で古馴染みの砂川のショバを荒らし始め、組は水面下で内紛状態となる。さらに小島はデリヘルを立ち上げ、その看板嬢として岬に目をつける。そして田高田など、彼女の周辺人物を襲ったりして岬を脅迫し、手中に入れる。身動きができない海老原は恥を忍んで佐藤に調査を頼み、その過程で彼は恩人の岬が巻き込まれていることを知る。それぞれの思惑が絡む小島と砂川の会談現場に潜入した佐藤は、誰も殺さず、また正体もばらすことなく岬を救出し、小島の身柄も拉致することにも成功する。海老原は自らの手で小島を始末して砂川と手打ちにする。だが、ファブルの存在を知った砂川は組を乗っ取る野心を実行に移すことを決意する。続いて、表向きは子供の支援事業を行う好人物で、小さな興信所を経営する宇津帆は、裏では過保護に育てられた資産家の子供を狙って大金をせしめる悪党であった。宇津帆は次の標的として、オクトパスの社員で、岬に恋慕して彼女の家に密かに盗撮カメラを仕掛けていた貝沼に目をつける。一方、佐藤は、通勤経路上にある公園で見かけた車イスの若い女性・佐羽ヒナコが、かつて少女売春組織を壊滅させた自身の仕事に巻き込まれた少女で、その際の事故で足が不自由になっていたことを知る。佐藤は公園の鉄棒でリハビリするヒナコを見守るようになるが、実は彼女は宇津帆の情婦であり部下であった。新参の部下の井崎と共に計画通り貝沼親子を嵌めて大金をせしめる宇津帆であったが、一連の出来事を通して佐藤がファブルだと知る。実は、先の少女売春組織の幹部の唯一の生き残りで、実弟を殺された宇津帆は、ファブルへの復讐の機会を狙っていた。宇津帆は信頼する部下兼相棒の殺し屋・鈴木と共に準備を整えてアキラに挑む。鈴木が洋子を捕らえることに成功した。ところが、宇津帆が自分の両親を殺した真犯人だと知ったヒナコは、宇津帆から託された拳銃で彼に発砲する。しかも、彼女は復讐心によって車イスから立ち上がってとどめを刺そうとした際に彼が仕掛けていた対人地雷を誤って踏んでしまう。鈴木は宇津帆に中止を要求し、佐藤と協力してヒナコを救出する。宇津帆は隠し持った手榴弾で抵抗するも、鈴木に射殺され、遺体は葬られた。なお、井崎は宇津帆たちから信用されていなかったために、佐藤との戦いには加わっていないが、貝沼の遺体の露見から旧知の黒塩に頼んで再び逃げ出そうとするも、後始末と称して鈴木に殺された。最終的に、宇津帆の裏稼業は知られないまま、表仕事のトラブルで事務所が爆破され井崎と共に行方不明になり、ヒナコは偶然不在で助かったということになった。ヒナコからの感謝の手紙を受け取った佐藤は安堵し、オクトパスの仕事も順調に進むようになっていった―――というストーリーでした。
子どもが見てはいけないアニメです(笑) 主人公が暗殺者なだけに、非情な話になるかと思ってみていたんですが、寧ろ普段から感情を持たずに生きてきたので、いざ普通の生活に浸かることになると、どうしていいかわからない。でもその中でやりがいを見つける。奥津さんのちょっととぼけた演技が何とも言えず、いい味を出していました。勿論洋子ちゃんの沢城さんも言うまでもなく(笑) 凄いですよね、峰不二子と似た仕事しているのに、あっちは高級なものに囲まれる品の良さもあるヒロインなのに、洋子さんはちょっと下層にいる場末のスナックにいそうなお姉ちゃんで、同じ人が演じているとは思えないほど、声だけでキャラクターの品行がわかってしまう、という。声優陣がとにかく豪華だったので、イメージが非常につきやすくって、それでいてコミカルな部分もあって、非常に面白く視聴させていただきました。かもしたはこういう作品は結構好きです。というか、自分でも同人でアクションものをよく書くんですけど、銃とか火器とか、その扱いや対処方法とか、殆ど資料がないので、こういう作品できっちり裏付け解説が付いているのを見て参考にさせてもらってます。アクションもリアルでちょっとセンシティブな部分はありますが、できたら続編見てみたいです。
『剣と杖のウィストリア』:ダンまちでおなじみの原作者さんによる漫画原作のアニメ化作品でした。
一人前の魔導士を目指して、リガーデン魔法学院に入学した主人公のウィル・セルフォルトは、何故か魔力がなく、魔法が全く使えなかった。同級生や先輩、教師からは「無能者」呼ばわりされて辛い日々を送るが、ウィルは幼馴染で天才魔導士であり、優秀な人材でしか登れない塔に昇った少女:エルファリアと一緒に、塔から夕陽を見るという約束のために、必死に努力し、強い気持ちで邁進していく。ダンジョンで一人修行するウィルだったが、先輩のシオンが窮地に立たされているところを、杖ではなく剣で魔物を倒す。学園ではシオンが倒したと、一躍英雄になるが、シオンと教員だけはウィルが倒したことを知っている。認められないエドワルド先生が単位の代わりとして特別試験を受けさせる。やはり剣で課題をクリアしたウィルはその後、魔道大祭や地下ダンジョンの総合実習にも参加。最初は誰もがウィルの存在を邪魔としか認めなかったが、アクシデントから地下11階に堕ちてしまった。先輩であるイグノールはウィルを否定していたものの、自分をもかばい戦うウィルに心を開く。そしてメンバーが再会できたものの、怪物イヴィル・グランドデューク。さらに無数のモンスターに包囲されるという絶体絶命な状況で、ウィルは自ら作戦を立案し、『杖』と『剣』に導かれるまま、ウィルはシオンの火炎魔法を剣に取り込み、と唱えグランドデュークを一刀両断した。そこに現れたアロン・マステリアス・オールドキングの遠征隊に助けられ、ウィルたちはダンジョンから脱出する。そして無事に学院に帰還することができたウィルたちだったが、アロンのパーティーの一人であるフィンという少年に、何やら違和感を感じるウィルだった―――というストーリーでした。
ダンまちもですが、大森先生の書く主人公は、本当に純粋で真っすぐなので、嫌味がないんですよね。あれだけ「無能」呼ばわりされても、絶対ぶれない芯の強さもあって。だからみんな自然と惹きつけられていくのかな、と。ダンまちと同じくファンタジーですけど、こちらはアクションが大きくて、しかも丁寧に描いてくださっていて、魔法が本当にきれいで見ごたえありました。もう既に二期目が制作決定しているので、これは楽しみに待とうと思います。

そして新番組も始まりました!

『愚物語』:西尾維新先生の「物語シリーズ」のアニメ化作品ですが、主人公は阿良々木君から代わって、数年後の舞台です。
斧乃木余接は怪異を知る影縫余弦から、不死鳥の化身である阿良々木暦の妹:月火を監視するために、月火の部屋ににぬいぐるみとなっていたが、暦が差し入れたアイスクリームを余接が食べていたところを見てしまい、正体を暴こうと、躍起になる。生命の危機を感じた余接は、「実は物の怪を退治するために、魂を宿している」と説明すると、月火は丸ごと信じ、自分も怪異成敗するんだと乗り気。困った余接は漫画家となった千石撫子にでっち上げの怪異「なめくじ豆腐」を描いてもらい、それを夜の公園で実体化させる。月火の目の前でさっさと片づけた余接だったが、なめくじ豆腐は更に怪異化してしまい、焔を吐いてあっという間に月火を殺し、余接に襲い掛かる。倒しきれない余接は敗北を悟るが、そこに駆け付けた八九寺真宵が撫子のイラストを折り畳んだことで、なめくじ豆腐は封じられた。処理を真宵に託した余接は、不死鳥効果でよみがえった月火を連れ帰る。目覚めた月火は死んだことで記憶もリセットされ、昨日のことを何も覚えていなかった。再びこのまま監視を続ける余接だったが、またアイスクリームの誘惑に負けないよう、全て食べきってしまおうとして、再び月火に現場を押さえられてしまうのだった―――というストーリーでした。
相変わらず面白いです。言葉遊びの部分も多いんですが、「記憶」を「トラウマ」と例える辺りが、流石は西尾先生だなと。PTSDやトラウマだけじゃなく、心に刻まれるもの=記憶なんですね。痛みを伴うか否か、というところですが、実際心は痛覚がないので、例えようがない。そういうちょこっとした人間の解釈の重箱の隅をつつく感じの展開が、物語シリーズの真骨頂です。久しぶりに新作を見ますが、また楽しみに続けて見たいと思います。
『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 第二期』:なろう系小説のアニメ化作品で半年ぶりの二期目です。
ミーシアン州の次期総督の座をめぐるクランとバサマークの争いは更に激化していた。 そんな中、アルスたちはクラン陣営の軍議に参加するため、貿易都市センプラーへと向かう。そして軍議に参加する中、他の領主たちが意見を出すが、アルスは違和感を覚える。見ればクランと、自分の臣下である、リーツ、シャーロット、ロセル、ミレーユは不服そうな表情をしているのを見て、アルスは意見を述べることに。ミレーユが先の領主の意見を反駁すると、他の領主たちも怒り出す。しかしロセルにその作戦の穴を突かれると、誰もが納得してしまうほどの欠点のある作戦だった。クランに打開策を求められたアルスは、拠点となる地域を上げ、ここの領主に味方に付いてもらうために、懐柔作戦を立てる。その作戦を実行するにあたって、必要となる人材=リシアへの協力を求めるアルス。リシアの顔を見ることで相手の感情を測るという能力をもって、会談を願い出たアルスにリシアは二つ返事で引き受けるとともに、アルスとの結婚を願い出る。驚くアルスだったが、リシアに幾度となく助けられ、勇気づけられてきたアルスは彼女の思いを受け入れ結婚する―――という第1話でした。
なろう系作品ではありますが、いわゆる前衛で活躍するタイプではなく、補助スキルでもって領地を支えていく主人公で、好感を持てます。勿論、鑑定スキルで自分に必要な人を集めてくるのですが、人間性がダメだったら、折角引き抜きしても、あっという間に離れて行ってしまうので、多分自覚のないアルスの能力=人間性の能力のほうが優秀なのではないかと。一期目の時から面白かったので、今後知略と人材がどう集まっていくのか、先の展開が楽しみです!

 

 


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