うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

Happy Birthday,Athrun!!(≧▽≦)

2020年10月29日 00時00分00秒 | ノベルズ
―――それは、奇跡だった―――



多くの人の命を手にかけ、それでも「戦争を終わらせる」という大義名分の元、罪を重ねた俺には償いが必要だった。
父の仕掛けたジェネシス。それを止めなければ、更に罪もない人々の命が奪われてしまう。
撃てば地球はもう、ナチュラル、いや、生命は暮らしていけないだろう。
そして、コーディネーターもまた、種を残せない、この先にあるものは滅亡だけ。

母を失い、今また亡骸となった父…俺にはもう家族もいない、誰もいない。
だったら、この命はせめて今生きる人たちの命を繋ぐ為に使おう。
だから、惜しいとも思わなかった。
いや、キラを撃とうとした時点で、俺は既に自分が壊れかけていた。この壊れかけの心の一端、少しでも人間らしい心を維持していたからこそ、今ここまで、ジェネシスの心臓部までやってくることができた。
まだ心のどこかに燻ぶる想い…彼女の、笑顔。
あの笑顔を守ってやりたい。彼女の愛する国を守れば、きっとまた彼女は笑うことができる日がくる。
その傍らで、見たかった。一番近くで見つめていたかった。

懺悔と後悔。
戦い抜いて、それで結局この手には何も残らなかった。
一体何のための戦いだったのか。そして俺の人生もまた…

哀れな俺を悼んだのだろうか。
神が一つだけ、奇跡をくれた。

―――「アスラン!ダメだ、お前、逃げるな!」

これが「死んじゃダメだ」というありきたりな言葉だったら、俺の心には何も響かなかったかもしれない。
だが神が遣わした女神は、俺の心の脆さなど見抜いていた。死神に差し出す手を無理やりつかんで引きずり出した。

―――「生きる方が、戦いだ!」






「…ぁ…」
瞼に薄っすらと感じた光に目をゆっくりと開けば、そこには見慣れた白天井。
何処からともなく小鳥たちの忙しない囀り以外、何も聞こえない。
あの砲火は夢だったのか。
久しぶりだな、あの時を夢に見る、なんて。


―――続きはこちらから。(PCサイトをクリックすると、TOPページに直リンマークがありますので、そこから飛んでみてください♥)


***


てなことで、毎年恒例の雄たけびです。

「アスラン、誕生日おめでとう!!(/≧▽≦)/♥」


えぇ、何とか間に合いました(笑)
先日のスパークの新刊描きおろしが「アスランBD」ストーリーになっていたので、「もうそれだけでもいいだろ♪( ̄▽ ̄)」に安直に考えていたんです。本当に、昨日までは!
もうアスカガクラスタの皆さんが、すっかりやる気の炎を萌え上がらせていらっしゃるのを見て、(…やっぱり書き下ろしたほうがいいかな…?)と思っていたら、夕べ夢に見たのでそれをそのまんま書き出しました(笑←ひでー安直さ( ;∀;))。
夢の中の話故、なんだか矛盾とか、不都合がややありますが、まぁ、そこは軽く読み流してやってください(-人-)

でも、こうして改めて書いたの眺めてみたら、誕生日、というより何だか「自殺防止キャンペーン」みたいな話になったな💦
まぁ、奴は無印の時は2回も自爆しましたし、運命でも2回撃墜されてますから、ある意味、頭の中が暴発するとSuicideに走りやすい…確かに姫様曰く「危なっかしい奴」を地で行ってますので、姫様に止めていただかなければ、一体何回転生しなきゃいけなくなったか(ノД`)・゜・。 
止めてくれる人がいてよかったね♥

今年はなんか芸能界関係でも特に自身を追い込んでしまわれる方が多かったので、その余波が今年の作品に影響してしまったのかも。
思いつめてしまう人たちに、差し出してくれる手があることを祈りつつ、ちょっとそんなメッセージ付きで、要はだな、アスラン。

―――「命はもっと大事にしろよ。」

以上。オタオメで、今日はガンカフェでお祝いしてきてあげるよ✨
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