「ふーーっ…」
久しぶりにゆっくりと食事を摂り、入浴できた。
「美味しかったな~今日の夕食。」
思えばファウンデーションの件があって以来、ゆっくりと食事を味わうどころか、簡易食をとりあえず胃に収めるだけだった。
それが市井を担う者として、当然の務めだと思っていた。父も殆ど屋敷に戻らず、国政に身を置いていたその背を何度も見てきたのだから。
久しぶりにガウンを纏ったまま、部屋の大窓を開けてテラスに出てみる。
夜空には月が浮かび、煌々と夜の海を照らしている。
柔らかな潮風に、まだ生乾きの金糸を靡かせていると、夜空からも金色の筋がいくつも降り注いでいた。
そう、つい数時間前まで、ファウンデーション、いや、アコードとの激闘が行われていたのだ。この流れ星は宙の戦場で散った、数多の兵器の残骸が、重力に引かれて落ちて燃え尽きた証。それだけの命もあそこで散ったのだ。
視線を下げれば眼下には、こうして凪いでいるオーブの海。
つい先ほどまで第一次防空圏を敷いていたとは思えないほどの静けさ。遠目に街明かりがポツポツと点いている。街に人が戻ったのだ。そう思うとようやくカガリも人心地着く。
「よかった…」
3度目の戦争で、今度こそオーブは焼かれなかった。これもキラ、フラガ大佐とシンと、あと―――
「…アスランのおかげ、だな…」
彼を思っただけで、自然と口角が緩む。
オーブが今回悉くアコードたちの先手を打てたのは、まさにアスランのおかげだ。
彼の冷静な判断力と、見識がなければ、自分一人だけで判断できたとは思えない。
アスランにもきちんと礼を言わなければ…
…うん?
そういえば、お礼の前に、何かアスランに聞かなきゃいけなかったことが…
「―――あ!」
カガリはハッと顔を上げる。
(―――「神聖な戦いの場で、なんという破廉恥な妄想をっ!」)
そうだ!すっかり彼のペースに乗せられて、今の今まですっかり忘れてた!
「アァースゥーラァーンーーっ!」
―――続きはこちらから。
***
本日支部の連載の第4話をUPしました。ギリギリ今日まで大人向けではないので、大丈夫かと(笑)
来週は多分最終回で、こっちにはUPできないので、上げたら報告のみさせていただきます。
さて、昨日はSEEDFREEDOM特別編第1弾の上映を見てきましたが、修正された部分を色々思い返したりしていると、更に深堀できて面白いですね♪
特にキララクの部分の修正見たら、二人がどれだけ傷ついていたかがしみじみ伝わってきまして。
キラの闇落ちの深層心理映像も、クルーゼばっかりだったのが、議長とラクスが加わったことで、キラがクル―ゼももちろんのこと、議長の言葉に囚われていたり、ラクスとのすれ違いが、あれだけの闇を生みだしてしまって、どんだけ一人で抱え込んでいたんだろうか、と思うと不憫でなりません(ノД`)・゜・。
闇と言えば、昨日の舞台挨拶で、珍しく桑島さんが登場され、今まで演じられた4役全ての声で同じ登壇者の方々に話をされていたニュースを見て、めっちゃ現場で見たかった!!💦
キラ(保志さん)←フレイで説教(相変わらず泣いてばっかりね!でもあの赤毛(アグネス)に迫られても靡かなかったことは褒めてあげるわ♪)
マリュー(三石さん)←ナタルで感謝(自分の名のついた作戦を使ってくださって感謝してます!( ー`дー´)キリッ✨)
ステラ(シン、どこ~~??)
そしてアグネス「あたしが出番なんだから、皆黙ってて!」
―――みたいだったらしい。桑島さんの声と演技力の幅の広さには脱帽しておりますが、生で聞きたかったですね~♥
保志さんから「まだSEEDの世界は続いている」みたいな発言もあったらしく、これはいよいよ続編カウントダウンでしょうか??
あ、でもその前に「フリーダム強奪事件」の映像化ですね。
これが当たれば、多分続編のオファーがきそうな気がします。
ただ、唯一の懸念が「両澤さんなしに、一から作り上げる形になる」ということでしょうか。やっぱり両澤さんの生み出すキャラとセリフの活かし方って普通の人にはできないですね。あれだけ劇場版の前半と後半で色が違ってましたから。勿論、後半は後半でお祭り騒ぎで凄く盛り上がって、観覧者の喜ぶエピソードを「これでもか!」と詰め込んでくれて、凄く嬉しかったです。
一体どんな形でSEEDの世界は続くのでしょうね…
その前に特別編第2弾も見に行かねば!アフターショートストーリー、楽しみです(*´▽`*)
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