カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

教本の変更

2010年02月12日 | 「レッスン日記」
生徒さんに与える「教本選び」は非常に神経を使う部分です。

勿論、メインとするテキストは幾つか有りますが

「上」が終わったから次は「下」
「1」が終わったから次は「2」・・・と
単純に決めてしまってもいいものでもありません。

今この子に一番必要なのはどの教本か?という事を
しっかり考えて渡します。

そうやって渡しても、途中で変更した方がいい、と思う事も稀にあります。

「教本」の変更は「勇気」の入る事でもあります。
せっかく買っていただいた本を最後迄使わないのは申し訳ない気もします。

でも、決断は早い方がいいと思います。

4年生のAちゃんは、とても良く練習してきてくれる生徒さんです。

でも、「2」が全く問題なかったので「3」を渡したら
なんだか苦戦してました。

その新しいテキストがとても弾きづらいようでした。
練習してる子なのに、どうしてかな?と思いました。

簡単に言ってしまえば、その本との愛称が悪いという事です。

「2」迄は良かったのですが、「3」は悪かったようです。
そうゆう事ってあると思います。

レッスンする上でそのテキストにこだわる必要は全くありません。
「愛称」が悪かったら、良いものに変えてあげればいいんです。

テキストは山のようにあるのですから・・・

それで、渡した楽譜は「3」よりも、内容のずっと高度なものでしたが,4年生のAちゃんにはフィットしたようです。

難しい楽譜になったのに、逆に弾けるようになりました。
(喜んで弾くようになりました)

お母様には、きちんと事情を話して変更を致しました。

そのお母様から

「今の本が合ってるようです。前より良く練習しています。
教本を変えて頂いて良かったと思います」とのお話しを頂きました。

上手くいったようです(笑)

「替える」という事は、「良くなる為に変えるんです」

まあ、「初級段階」では滅多にないことですが
教本の途中で終了する事もある、という事を
御父兄の皆様にはちょっと頭に入れておいて頂きたいと思いました。


コメント
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