カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

「経験者の体験レッスン」

2010年02月16日 | 「レッスン日記」
「春の体験レッスン」の時期になってます。

私の教室にみえる方は
「初心者」と「経験者」の割合が大体「6:4」ぐらいです。

「経験者」の方の殆どが、「ヤマハ」や「他の教室」からの移行を考えてらっしゃる方で、それ以外は「引越し」されて来た方です。

「経験者の体験」で絶対に外せないのは「ワン・ポイントレッスン」です。

小2の女の子が、ヤマハのグループから個人に移ろうかどうしようか悩んでいらっしゃいました。

3曲弾いてもらいました。以外に(?)弾けてました。
でも、その演奏は、正直言って、只「鍵盤を弾いてるだけ」のものでした。

聴きながら、どのようにアドヴァイスをしようか考えてました。
2年生にしては大変しっかりしたお嬢さんでした。それは、「会話」の中で判ってました。
ある程度の事を要求しても出来る、と思いました。

私のちょっとした言葉がけで「演奏」が見違えるようになりました。
それは、そのお子さんの「潜在的」に持っていた「力」にも因ると思います。

本人に感想を聞いたら「凄く上手になった気がした」と言ってました。

お母様からは

「やさしい言葉でコツを教えていただき、とても理解しやすかったと思います。
先生のアドバイスを頂いてすぐ曲の雰囲気が変わったのに大変驚きました。
体験レッスンでこれだけ変わるのなら、まだまだ楽しみだな・・と親としては思っています。」

というような内容の感想を頂きました。

「移行」を考えてらっしゃる方には「違い」を判って頂く事がポイントです。
今習ってる所と「同じ」だったら、わざわざ「変わる」必要はありません。

でも、それは「生徒獲得」の為の私自身のパフォーマンスであっては決していけないと思ってます。

こちらからは「提示」させて頂くだけでいいんです。
「こんな風に変わる事も可能です」という事をやんわりとお伝え出来ればいいと思っています。

決めるのは、お母様であり、本人です。

「体験」は文字通り「体験」です。
「体験」を通して「知ってもらう」事です。

それは、「教室」の事だけでなく、広く「音楽」を・・・「ピアノを習うとはどうゆう事か」を知って頂く機会です。
その為に、一時間以上の時間を費やしてコミュニケーションを取るんです。

私の気持ちの根底にあるのは、「この生徒さんにとってどうしたらベストか?」と言う事です。「ピアノを続けていく上でどんな形をとったらいいか?」を一緒に考えることです。

その女の子は、お友達の沢山いる「グループ」を辞めたくない気持ちもあるようです。
賢いお嬢さんですので、このまま「グループ」でも問題ない、という事はお話し致しました。

「体験レッスン」で色々な方にお会い出来る事は、大変楽しいですし、自分自身の勉強にもなります。
「体験レッスン」大好きです☆


コメント
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