カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

「聴く」とやっぱり「違う」

2010年02月21日 | 「レッスン日記」
先だっての「コンクール入賞記念コンサート」を聴きにいってくれた生徒さん達のレッスンをしてみて、その「違い」を非常に感じました。

年長のKちゃんに「どうだった?」と感想を聞いたら

「音がとても優しくて綺麗だった。私の音は雑だと思った」

との、返答が・・・

ほー、「音色」に着眼したか、そこに気づいたか!と驚きました。年長さんにしては、凄い発見だったと思います。

Kちゃんは、習い始めて半年程ですが、「素質」を感じられる子です。お母様も大変に熱心で、家庭練習もきちんとして下さいます。

本人が、自分の耳で気づいた「音の違い」
これは今後大きな「力」になると思います。

小4のNちゃんは

「なんであんなに早く指が動くのか・・・」と驚いていたようですが,感化されたのでしょうね、いつもより滑らかに指が動いてました(笑)

Nちゃんも入会されて未だ一年経ってませんが、目覚しい進歩を遂げてる一人です。

とにかく、まじめに、私が言ったことをしっかり守って練習してきてくれます。まだまだ伸びると思います。

同年代の上手な子達の演奏を聴いて、良い意味で、刺激になったようです。これを生かしてあげたいです。

お休みの中、引率して下さったお母様方、ありがとうございました。でも、「聴いた」価値は十分あったと思います。


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高橋大輔 「道」

2010年02月21日 | 映画
高橋の演技・・・幾度見ても、いや見る度に大きな「感動」で胸が震えます。
彼の「表現力」は、正に「芸術作品」です。

「音楽」も素晴らしかったですね。

「道」(1954)
イタリアを代表する巨匠「フェデリコ・フェリーニ」の作品です。

彼の作品では、あの「ひまわり」の「マルチェロ・マストロヤンニ」と「男と女」の「アヌーク・エーメ」主演の「8 1/2」が強烈な印象として残っています。
Myベスト・ムービーの一つです。

そして、音楽の「ニーノ・ロータ」

彼は、クラシックの作曲家ではありますが、「映画音楽」ではあまりにも有名です。

「ゴット・ファーザー」
「ロミオとジュリエット」
「太陽がいっぱい」etc・・・

いずれも、映画史に残る名作です。

手持ちの楽譜を探しました。
ありました。

「Screen Music Best 100」に載ってました。

弾きました。
ニーノ・ロータ独特の「物哀しい」旋律に、あの高橋の演技が被り、弾いていて体が震えて来ました。

「道」は「大道芸人」を描いた作品です。
そういえば、高橋の「振り」に、それを彷彿させる箇所が幾つかありましたね。

このような和訳が付いてました。

何気なく過ぎていく暗い定めの雲よ、おおジェルソミナ
うらぶれて男は叫ぶ
その名こそ、今はなき優しい面影
雨風に打たれて流れの旅路に
つれない男に尽くして
その果てに捨てられた道端の花

高橋大輔が何故この曲を選んだのかは判りません。
只、演技終了時の彼の表情に、この作品に通じる「深い、深い何か」を感じました。

お母様方、コピーします。是非弾いてみて下さい。


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