おはようございます。
さいたま市のピアノ教室、カナリア音楽教室の増田玲子です。
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保育園に通ってる年中のYちゃんは、入会して5回目のレッスンが終わりました。
Yちゃんは、好奇心旺盛な女の子です。
とても「しっかりしてる」という印象を受けます。
このようなお子さんは
「言われてする」というより「言われなくてもする」事が出来ます。
素晴らしい事です。只
「言われた事に耳をかさない、なんでも自分のペースでやりたがる」という点もあります(;^_^A
Yちゃんもそうです。
レッスン室に入ると、直ぐにピアノに向かい、テキストを開いて弾き始めます。
大体、前の週に丸になった曲から弾きます。
その後、テキストの後ろの方もパラパラめくって見てます。
私は、「好きなようにさせてます」
ここで、Yちゃんの「いい」と思える点は
「凄く興味を示している」
という点です。
前にやった曲も、「丸もらったから終わり」という概念は全くなく、それを繰り替えし、何度も弾いてる事です。
「好き」という程の意識は未だなくとも、面白いからそうしてると思います。
ですので、30分のレッスンがあっという間、という感じです。
この年代の子にしばしばみられる
飽きちゃう、乗ってこない、興味を示さない、という所は全く見られません。
「あの手この手」を考える必要もなく、レッスンはテンポよく進みます。
Yちゃんとの時間は、Yちゃんが主導権を握っていて(笑)私は「サポーター」のような感じです。
こんなレッスンでいいのか?という疑問もあると思います。
お母さんも、それを感じられたようです。
お母さんにすれば、前の曲ばっかり弾いて、中々「先に進まない」のがとても気になってらっしゃるそうです
その様におっしゃってました。
でも、私は、「これでいいんです」と言いました。
今は「導入の導入」の時期です。
ピアノと「知り合ったばかり」です。
お家にあるピアノが「キーボード」や「電子」の子は猶更です。
大きなピアノと「仲良く」なって欲しいです。「お友達」になって欲しいです。
そこから、です・・・
今、この子に、「譜面」の解説をして「弾き方を教えて」というレッスンをしても、先ず「しない」でしょうし、身にもつきません。
「遊び」の中からこそ、「生まれるものがある」
4歳のYちゃんは、今「まさに」その「時」なのです。
お母さんの「あせる」気持ちもとっても良く分かります。
でも、今しばらくは、このような形で進ませたい、とお話ししました。
お母さんも、納得してくださいました。
全ての子にこの方法が合うわけではありませんが、Yちゃんの「良さ」を引き出すにはこの方法が今はベストだと思ってます。
勿論、いつまでもだらだらとこの方法は取りません。
後一か月?夏休みが終わるころ?・・・には、次の段階に進むつもりでいます(^^)/
その頃どうなってるか、とっても楽しみです。